宝泉相生湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 岡山市電城下駅 徒歩3分

岡山行ったっす。岡山の銭湯は、設備的には湯船だけっつーのが多いっすね。生活系っつーか。

岡山へ。まず電話帳の銭湯欄と市街地図を見比べながら銭湯の場所チェック。地図にマークをつけてると、明らかに市中心部の南に銭湯が多い。後は駅裏か。で、今度は電話してみて営業時間と定休日のチェック。これはすんごい。15時くらい開業、24時くらいに仕舞いのごく東京っぽい時間と…16,7時に開けて5,6時間営業の銭湯に分化。しかし4時に開けて8時半に終わる銭湯っつーのも…

ここまで見れば、営業時間が短い銭湯が伝統ボロ銭湯、長い銭湯は改装ビル銭湯、っつー絵が見えてくる。が、まあジャブ代わりに普通の銭湯にまずいってみるか。(ジョブぢゃないよ…)

で、まずは丸の内の宝泉相生湯へ。名前からわかるように岡山城にほど近い銭湯。駅から歩くと15分くらいかなあ。とりあえずチンチン電車で城下の駅まで100円なのでこれに乗る。下車3分ほど。


(岡山市電)

前に来るとこれまた完全ビル銭湯。こじんまりはしてるが明るい雰囲気。下足の鍵はおしどりの斜めに下足板が刺さってるヤツ。完全フロント形式、フロント前にはロビー、そして自販機。銭湯の券も自販機で売ってるっす。岡山は入浴料が310円、洗髪料が40円。しかし、こんなのバラバラにするのもなんだよなあ、っつーことで近々350円統一するらしい。

まったくだよなあ、いちいちチェックする訳にもいかないし。チェック出来ないルールは定めるべからず、っつーのがあっしの考えっす。チェック機能がなければ「やったもん勝ち」「正直者はバカ」の世界になっちゃうもんね。サウナ料金はプラス300円、地方にしてはちょっと高めかも。今日はサウナに入る気もないので、省略。

さて脱衣場へ。綺麗なロッカーがちゃんと並んでるのには安心、が東京銭湯を見慣れている目にはかなり「ミニ」銭湯。脱衣場センターにマッサージ椅子、で隅にラセン階段があり、これを登ると2Fのサウナコーナーになる模様。

浴室へ。片側にカランが列になって配置、センターに浴槽群、っつーのは関西では多いパターンだなあ。桶は…小ケロリン。ケロリン桶でも小さいっす。関西では、桶で湯舟の湯をすくうことが多いようなので小ぶりらしい。カランは総計14個。

カランの前に一段「置き台」的に出てるのは大阪と同じつくりっすね。カランは黒に円があるタイプで、押してしばらく戻らないのはちょっと気に入らないかも。湯温、湯量はGOOD。他に出入り口に冷温立ちシャワー一機。天井の形状は四角錐型になっており、その中心に湯気抜き。壁画等は特になし、まあビル銭湯っす。

さあて浴槽だ。2槽式で片方がイロモノ槽、片方は何もないっす。まず何もない方の浴槽へ。温度は43度くらいかなあ。本当に何もない白湯。浴槽の中心の底から湯が噴出しているっす。が、まあこれはこれで悪くない。

もう片方が…ありゃー、温度がぬるいかも。40度から41度くらいの健康ランド的温度。イロモノは小さいのが一つずつならんだ幕の内系だが、ミニ銭湯でこれだけ付ければ立派なものだろう。まず寝ジェット(横)、それからスイッチ式の寝ジェット(縦)、身体が浮くのでウキウキ風呂と名づけてるヤツっす。あとボディジェット系と座ジェット。それにしてもぬるい…

脱衣場で身体を綺麗に拭いてる爺さんがいるっす。パンパンと身体をやった後、股間にタオルをぱ〜ん…歳のせいか迫力がちょっと弱い。で、ここでびっくり。ふと爺さんの脱衣ロッカーに目がいったのだが、服や下着を整然と折りたたんでロッカーに入れてる…銭湯のロッカーでだよ。

っつーわけで、小ぶりながら地元密着系のタウン銭湯。この調子ならまだまだ大丈夫だな。ときにこの銭湯、無休っす。これって凄いよなあ。

(2001年5月)