道頓堀温泉

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄日本橋駅 徒歩5分

今日で大阪の仕事も終了だ。心斎橋のホテルに戻り、連日の呑み疲れのために小一時間ほど気を失う。起きてみると10時ごろ。ううむ、銭湯に入るにはちょ うど良い体の具合だ。こうして銭湯に入ると喜びが大きいように身体のコンディションを整えるのも大事なことっす。腹減らせてから飯食うようなもんだな。さて今日はどこの銭湯に行ってみようか。

道頓堀温泉。ううむ、いかにもこれは大阪だな。っつーわけで日本橋の道頓堀温泉へ行ってみる。心斎橋から歩きでも近いが、地下鉄日本橋からだと徒歩3分ほどか。文楽座っつーところの裏、ラブホテル街の近くにあるっす。大阪のラブホテル、なかなかハデで思わず記念写真まで取ってしまったぞ…


(これぞ大阪のラブホテルっつーか)

入り口にデッカイ「」のマーク。入り口周辺はランドリーもあるせいか、ごちゃごちゃして生活感漂う銭湯。いいじゃん。番台で料金払って脱衣場へ。 この脱衣場…置き桶がいろいろあるのはいいのだが、桶にいちいち「XX組」 「XX組」と書いてあるっす。「ヤマト運輸」なんっつーのもある。工務店とか多いのか?まさかヤクザ事務所のわけはないよなあ。いずれにしても生活感のある脱衣場。男女の敷居は大阪の例によってカーテン。

サウナは脱衣場についている。これはパスしておこう。

さて浴室へ。大阪の銭湯は壁画が少ないが、ここは奥にどーんとヒラメのタイ ル絵。へー。他にも原色系の模様がついた壁になっている。大阪の銭湯の特長は「各店ごとの個性が大きい」っすね。しかし、なにゆえにヒラメ?

カランはやっぱり桶おき一段式。この方がやっぱり使いやすいかな?広告類は、やっぱり質屋、ヤキトリ屋、針灸などが多い。さて、風呂に入ってみよう。

主浴槽は一番奥から段段に、3段で湯が落ちるようになっている。中の浴槽がやや浅く、手前は深い。一番奥がジェットと肩ジェット付き。とりあえず奥の肩ジェットに入ってみるが、これがなんかすざましいパワーで辺りに湯が散るので、少し入っただけで控える。湯温は42度くらい。大阪温度。

さて、次は隣の副浴槽の寝ジェットへ。赤外線が当たっている。しかしこの赤外線、ホントにどんな意味があるんだろか?寝そべると気色が良い。が、お湯 の温度はおそらく40度以下の超ヌル湯。しかも薬湯の酵素風呂になっている。こりゃ本当に寝ちゃうぞ…

次は露天風呂。露天といってもそれほど本格的ではない、小さな岩風呂。カランが1つだけある。天井が高い。その隣のデンキ風呂にも入ってみる。ここの デンキは弱めなので、思い切って胸まで入ってみるが、やはり心臓にデンキが来るような気がして気持ち悪いっす。あと、ヒジにすげーくるんだよなあ。荷物もって長く歩いてたからかなあ。

さらに次は角にあるスチームサウナへ。じょわーっとスチームが噴出中。「口臭がするという苦情がありますので、中で歯を磨かないでください。」との注意書き。確かにそうだが、何でわざわざサウナで歯を磨くのだ?やっぱり、みんな何か時間を持たせる工夫、っつーことだろうなあ。

逆コーナーの水風呂は冷たく、気色も良い。っつーわけで、一通りの設備がある、典型的な大阪銭湯。大阪の入浴スタイルの基本は、42度の湯に浸かって仲間とダベる、っつーあたりかなあ。脱衣場では、もんもんな人が涼み中っす。さて、上がったら今日はミナミで徹底的に呑むぞ!

(2000年6月)