末広湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄日本橋駅 徒歩3分

あ”〜、昨日も朝方まで良く飲んだなあ。アメ村のバーで、うっかりっつーか偶然っつーか、隣で飲んでたギャルが下北沢に住んでいたっつーことが発覚。しかも共通のトモダチが出る出る。

「ところで下北沢のホームページやってる、つかさって人知ってる?メール出そうかどうか迷ってるんだけど…」
「あ、それ、オレオレ。メールする必要ないよ。」

ギャル絶句。それから明け方まで超盛り上がったのは言うまでもないっす。

そのおかげで、昼前になんばで荷物を抱えて二日酔いでへろへろ。これはもう、銭湯に行って復活を果たすしかないだろう。しかしお昼にやってる銭湯は…粋な遊びタウン、大阪ミナミにはしっかりあるのよ。っつーわけで千日前を抜けて黒門市場の末広湯へ。

黒門市場っつーと、東京でいうとアメ横的な大阪ミナミの台所っす。そういや東京も御徒町には燕湯があったなあ。黒門市場の安くて新鮮そうな食材を眺めながら末広湯へ。で、この末広湯、なんと朝6時から営業中。さすがだ。

下足入れの鍵はおしどり。入り口で入浴券洗髪つき370円を購入。完全フロント形式。しかし関西の銭湯はどこも接客がちゃんとしてるねー、絶対いらっしゃいとありがとうを欠かさない。もっとも「おおきに」のところも多いけどね。

脱衣場は一般的。縦長ロッカーもちゃんとあるっす。真中に長椅子と灰皿、男女の境はTV。あと、雪印の自販機。しかし雪印ブランドっつーのは、あの事件があるまでは、大阪で絶大な信用を持ってたんだろなあ。先人のコツコツ築き上げた信用をあっけなく壊す今時のオヤジ、っつーか老人か。今どきの老人っつーのは政権政党とか見てても、ホントにロクなのがおらんね。バカみたいに国に借金させて、自分らの今の見栄と快楽のために次の世代にツケを回す。こんなメイワク老人らのために毎月相当の天引きされてると思うと…(ブツブツ)

さて浴室へ。大阪らしい、奥に長い銭湯。カランはセンターに延びる。あと窓際に2個。全部で11個しかないんだが、なぜかあまり狭く感じない。天井もビル銭っぽく低いんだけど、昼間のせいか陽光がやさしく入って、解放感。花王の緑の小さいサイズの桶を持ってカランへ。カランの湯はグッドなんだ けど、シャワーがちょっとぬるいか。

で、浴槽。窓際にならぶけど、どう入ろうかな?まずはデンキ風呂だ。電極間隔が広いので、近づけたり遠ざけたりしていろいろ試す。しかしまあ、すっかりデンキ風呂マニアになってしまったなあ。湯温は全体的に42度強 くらい。浴槽のふちは大阪タイプで段になっていて、ここに腰をかけて浴槽の湯をすくい身体を洗うオヤジも。あれって、見方によっちゃあ結構優雅っすね。 段になってれば、「浴槽のふちに腰をかける」こともないっす。いいかも。続いてバイブラ&ジェット槽。下からランプが当たる。

さて、次はスチームだ。無料っつーのはすばらしい。二日酔いの身体には結構効くっす。酒が抜けて身体が回復するのが分かるっす。ところで、銭湯入ると「かなり空腹」にならないっすか?腹の減り方が違うっす。アレって、単に銭湯でカロリーを使う、っつー効果の他に、風呂入ることで胃腸の働きが活発になって、どんどん消化されて結果胃袋が空っぽになる、っつー効果もあるんじゃないかなあと思うっす。

サウナの次は水風呂、この水風呂は天然水使用ということ、たしかに水がまろやかっす。3人くらい入れる広さ、水の出口はおなじみライオン口。このライオンってどこで造ってるんだろか?水温はそんなに低くなく20度くらいだが、酒のダメージが残る身体には丁度いいっす。気に入って何度も何度もサウナと往復。しかもこのスチームサウナ、サウナ椅子の奥からちょっとだけお湯を放水(放湯?)しているっす。なるほど!これならサウナ椅子も清潔に保たれる。う〜ん、細かい配慮がニクいねえ。

締めは主浴槽、大阪の主浴槽って、周辺が浅くて真中が深いっつー構造になってるっす。で、この段が微妙に深さを変えてあるっす。その深風呂の底から湯が出てくるっつーのも特徴的。

出入り口付近に立ちシャワーと、流しみたいなのが一つ。で、レバーがついてて、不思議に思ってみてみると…お、レバーを押すと足元から放水。上がりに足をさっと洗える工夫。こりゃ何気ないけど素晴らしいっすねえ。

上がりは脱衣場でカルシウムドリンク。何度もサウナ入ったから喉かわいた。ダメージへろへろで銭湯入ったが、上がる頃には回復だ!いや〜、昼風呂はいいっす。腹も減ったから、「自由軒」か「はり重」行ってカレーでも食うかな。


(日本橋を南下してたら見つけたストリート、出っ張りだらけの違法建築?)

(2001年4月)