日の出温泉

場所 JR新大阪駅 徒歩5分

新大阪へ向かうのぞみから、ふと眼下の街並を見る。新大阪のホームへ滑り込む直前に、「日の出温泉」と書いた煙突が…（キラリ）

さて、帰りの目標もできたことだし、仕事にも力が入る（？）。一仕事終えて夕方新大阪へ戻る…こりゃもう当然銭湯だ！

新大阪駅を降りて、新幹線に沿って名古屋方向へ5分ほど。途中不動産屋の張り紙が。なに、ユニットバス付で3万円台？ まぢかよう。アブないんじゃないの？(-_-; 煙突を目当てにしてると、あったあった。日の出温泉。

ここは珍しく下駄箱の横にテーブル付の休憩室があるっす。中へ入ってフロントでエッセンシャルの小シャンプー&リンス、ビオレの小さいのを買う。「340円ね」え”？ 「これも一緒なんですけどお」「あ、ごめん、まちがえた、360円ね」 狐にだまされたようなキブンで脱衣場へ。小物だけで90円だから270円？？？おかしい。なんで？

ふと考えてみたのだが、もしかして組合に入ってないで一律料金でないのかなあ。銭湯の値段って、確か知事かなんかの名前で決めてたけど、強制力はないのかなあ。 ま、とりあえず中に入る。この銭湯の作りは珍しい。脱衣場の両外が風呂場、すなわち男湯女湯が完全分離 タイプであるっす。脱衣場は広め。なんか土木建築会社が運営主体の銭湯のようであるっす。

さて、サクサクと浴室に入ってみる…が、なんとすんごい湯気。風呂場の中が見わたせない。つくり的にはちょっと変わっていて、センターに並んだ洗い場の周辺三方に浴槽とサウナが配置されている。もう一方は当然入り口。サウナ料金は100円（安い）。今回はサウナは見送ったが、結構ひろくて良さげなサウナっす。

カラン、サウナの湯量も十分。浴槽は5槽、通常槽、デンキ風呂、泡風呂、寝＆座ジェット、打たせ湯。壁画は欧風タイル絵。（ところでデンキ風呂って、なんでカタカナなんだ？）

泡の出もジェットの出もよろしい。問題は…ちょっとぬるいんだよなあ。40度くらいかなあ。少しカルキ臭がするっす。湯ハネ防止に回りを囲った打たせ湯は2機、結構気色がよい。通常槽の底に赤と黒の鯉が書いてあるのはご愛嬌っす。

さて、上がって脱衣場の張り紙を見てみると「2/29まで営業、1年間改装工事、2001/4/1より営業」と書いてある。せっかく新大阪駅の近くの銭湯なのになあ。ところで、銭湯の改装工事って（どこもそうだけど）1年もかかるもんなんすかね。営業ダメージ大きいんじゃないかな。

さて、ソーカイになって風呂屋を出ると、辺りの街角に「XX解放同盟」とかいう看板が目立つ。ふーん、そういう地域なのか。そういや新大阪の駅にも「心ない落書きはやめましょう」っつー張り紙が目立つっす。大阪はこういうのが激しいらしい。

ま、サベツなんちゃらっつーのは、実力のないのが既得権守ろうとしてなんだかんだやってるようなものじゃないかな。ケーザイもグローバル化して、ジンガイがいっぱいやって来てボスになったりしたら、そんな悠長なことも言ってられまい。ただそんなのが無くなるまで、もうちょっとかかるのかな。

（2000年2月）