金平湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 南海本線 堺市駅 徒歩5分

昔は大阪に来ると「おおっ!」っつーものが沢山あったような気がするのだが、最近は「大阪も東京と同じだな…」っつー感覚が強いっす。大阪の東京化が激しいのか、それともあっし自身の大阪化が激しいのか…?

ミナミで用事があったので、阪和線を南下して堺方面へ。特に意味もないのだが、堺市で降りてみる。駅の一方は大規模に再開発がされて高層マンションやらいろいろ施設が出来ている。駅前でこれだけ大規模な再開発っつーと…前はいったい何だったんだろ?

駅近くに「大阪刑務所」があるんで、とりあえず観光てがらいってみることに。それにしても、いろんな世界のおたくがいるが、「刑務所おたく」っつーのはいるんだろうか?いや、入るほうじゃなくって、単に見るだけの…確かに周囲は高い塀。だけど結構中の房が見えるんだよなあ。近くの高層マンションからだと、モロに中が見えるんでないだろうか?っつーことは刑務所の中からもシャバが見えるっつーことだよなあ…結構タマらんなあ。


(大阪刑務所。皆さんも入らないように気をつけましょう。入るかよ!)

逆サイドに行くと、庶民的な町並み。大阪は東京と違って、割と道路が整然としているっす。が、店の並びはなんかゴチャゴチャしてるような気がする。例によって立ち呑みも。まず駅近くに金岡温泉発見。庶民的なたたづまいっす。もう少し歩いてみると、金平湯。結構銭湯密集してんなー、とりあえず入ってみるか。それにしても大阪の煙突は東京より低くて太いっす。入り口には牛乳石鹸の2002夏モデルの暖簾。堺市から徒歩で5分くらいか。


(歴史の道 長尾街道だそうっす)

(金岡温泉、庶民的なたたづまい)

(ちょっと上品だけど、立呑み
しかし「一期一会」とは…
笑えるというか、商売上手というか)

下足板の鍵は大日之出錠。入り口の「男」「女」のプレートは扇型になっているのはイカにも大阪。中に入ると番台、500円玉を渡すと140円お釣りが来る…大阪は入浴料360円で、洗髪料10円なんだが、この銭湯は料金表の10円のところを消してあるので、多分最初から取る気ないのだろう。料金ややこしいなあ、早く統一すれば良いのに。

脱衣場の天井は関西的高さ。番台の上には熊手と招き猫。旧式マッサージ機、IUCHI SCALEのアナログ体重計。真ん中に長いすと灰皿。ロッカーの鍵はおしどり。ここの番台のお姉様、もちろん大阪弁なんだが、早口でハキハキしてて、なんとなく東京下町っぽいっす。

さて浴室へ。天井は縦方向にアーチ型、真ん中に湯気抜き。桶は牛乳石鹸の小型桶緑タイプ、花王のビブレも混じる。緑椅子。ところで関西の緑椅子と東京の緑椅子、ちょっと違う気がする…関西の方が色が薄くて幅があるかな?

カランは赤青丸型プラスチック、シャワーともども湯量、湯温OKっす。カランが14個、うちシャワー付きが11個。東京銭湯から見ればかなり少ないが、大阪では割とよくあるパターンか。っつーことは東京より小さいはずなんだが、あまりそんな気がしないっす。

さて浴槽へ。真ん中から壁際にクランク型で浴槽が伸びる。いわゆる大阪典型の浴槽配置っすねえ。まず浅風呂から…43度くらいかな?隣が深風呂、真ん中から湯が吹き上がる大阪スタイル。その奥に寝ジェット2機水枕付き、背中に2穴、足裏に2穴、あとは腰下あたりから泡が吹きだすスタイル。寝ジェットの上に、赤外線ランプ?赤い電灯が二つ下がってるっす。さらに隣が薬湯デンキ風呂になっているっす。今日はピンクのさくらんぼ湯。デンキはさすがに大阪…かなり強いっす。真ん中あたりでもビックンビックンくる。

続いてサウナへ。無料のスチームサウナ、温度は50度くらいか?4人サイズっす。なかなか熱い。さらに小さいながらも水風呂。これも結構冷たくて20度以下だろう。今日は暑かったので、水風呂が気色良いっす。

上がりは脱衣場でドリンクを物色するが…アイスもあるっすね。板倉のレモンスカッシュにしようかと思ったが、「大阪保証牛乳」を発見。100円で賞味。保証牛乳って結構あちこちにあるなあ、全国ネットなんだろか?っつーか、大阪なだけに、雪印離れの反動かもなー。

番台では、出入りする常連との会話、イカにも下町銭湯っすね。親しい客とは「おおきに、きーつけて帰りや」これまた大阪会話っすねえ。っつーわけで庶民風大阪銭湯。

さらに進んで美和温泉。今日は定休か…この辺りには玄関トイレ共同の昔ながらのアパートが結構見かけるっす。こりゃ銭湯は必須だろうなあ、でもどんな人間が入居してんだろか?そもそも家賃幾らくらいなんだろ。


(美和温泉、残念ながら定休)

さらにもう一軒、みどり湯。こっちは塩サウナもある新鋭銭湯っぽいけど、なんと改装中。やっぱりさっき風呂入っといて良かったなあ。そのまま三国ヶ丘まで進んで、仁徳天皇稜までたどり着く。一周しようかと思ったが、なんと一周3キロ近くあるので諦め。さて、そろそろいい時間になってきから、ミナミに戻って一杯行くかな…


(みどり湯、改装工事中)

(何なんだか全然わからんが、
一応仁徳天皇稜だ!)


(そしてミナミで一杯…これは千日前)

(2002年6月)