小春湯


(ビル銭湯でござる)

aqua.gif (191 バイト) 場所 阪神 千船駅下車 徒歩5分

大阪へ。さて今日は、未踏の西淀川区に行ってみようか…梅田から阪神電車に乗るっす。それにしても阪神タイガースグッズの販売は凄いっすねえ。阪神電鉄の切符売り場、あれ?何かヘンだと思ったら、甲子園球場専用切符売り場に並んでいたっす…


(阪神グッズ販売中)

そして千船駅へ。特に意味はないが…ま、銭湯に行くなんていう口実でもないと、こんな駅には永久に降りなかっただろうなあ、阪神の各停のみ停車駅。駅を降りると、私鉄沿線の小さな街、すぐ南に神崎川、そこにかかる千船大橋を渡るっす。女子高生が多いなあ、東京との圧倒的な違いは、やっぱりスカートの長さっす。こっちは丈が長い…決まりが厳しいんだろうなあ。


(なんてこともない私鉄の駅)

(千船大橋より神崎川)

さて、まず駅から3分ほど、通りに看板が出ている太陽温泉の前へ。ごく一般的な大阪銭湯の造りだけど、お、これは…牛乳石鹸暖簾が、2003年夏バージョンだろうなあ、見たことのない新しいもの。結構涼しげでいい感じじゃん。


(太陽温泉)

「遠い所から先に行く」っつー原則通り、ここをパスして、さらに少し先の小春湯へ。駅から5分くらいかなあ、大阪型の太く短めの煙突。建物はごく一般的な町屋っつーか、住居兼の建物。牛乳石鹸の大阪型3房暖簾。じゃ、ここに入ってみますか…

玄関は一般的な大阪銭湯の形状、下足板の鍵は大日之出錠。中に入ると番台形式、大阪銭湯料金は360円。この銭湯は、サウナとかいろいろある割には、追加料金無しっす。すばらしい。同じ日本で、なぜ東京はこれが出来ん…

脱衣場天井は大阪的高さ、東京よりはかなり低いっす。ロッカーの鍵はおしどりの古いシリンダ錠。新旧マッサージ機が各一台づつ。真ん中にテーブルと椅子、ごくごく一般的な大阪銭湯のスタイルっす。むろん、アナログ体重計も。

浴室へ。天井は横にアーチになった、カマボコ型の天井、桶はビオレUのオレンジの小型桶。椅子は緑椅子だが、大阪型は少し大きめっす。一番入口に掛け湯コーナー、大阪独特っすね。その裏はカランが2個。基本的に両脇にカラン列、中央側の一部のカランは床が高くなっており、「べたっ」と座る人専用の感じ。これまた大阪。カランは赤青の丸型レバー、シャワーともども湯量、湯温OKっす。爺さんを中心にまずまずの混み。

さてこの銭湯、思っていたよりも浴槽豊富っす。すげー、どこから入ろうか…まずは露天風呂から…といっても、銭湯の真ん中辺りに、一人二人くらい入れそうな浴槽が一つ、一応天井はオープンになっているっす。壁は岩風呂風、竹の模様入り。温度は42度くらいっす。

続いて、その脇にある「塩風呂」槽へ。ここも一人二人サイズだが、無色透明、本当に塩なのかな〜、確認したいが、さすがに湯を舐めてみる気にはならん…ライオン口から湯がどばどば。ライオンが少し白くなっているから、多分塩分なんだろうなあ。さらに奥に薬湯槽の寝風呂2機、背中と足裏がジェットになっていて、多分漢方?の茶色っぽい薬湯。ステンレスの水枕は、ちゃんと冷えててよろしいっす。こちらも温度は42度くらいっす。

さ、でわサウナに行ってみようか…サウナは乾式で4,5人サイズ、2段になっているっす。結構温度は低めかな?もしかしたら80度くらいかもしれんっす。大阪風にガラス張りのサウナ。隣は水風呂、ちゃんと冷却している模様で、20度くらいっす。サイズは一人か二人のサイズ。続いて出入口近くにある打たせ湯ブースへ、もともと立ちシャワーブースだったんじゃないかなあ…ボタンを押すと湯がどばどば。下に座って落差を大きくして、首筋辺りに目一杯当てる。

さて最後に主浴槽周辺。こっち側はやや温度が高く、42〜43度くらい、深風呂で43度あるかもなー。浅風呂部分にはデンキ風呂、まずまずのデンキの強さ。ここにもライオン口がついているっす。その隣にエステバス、要するに噴出口が円形に並んだスーパージェット、これもボタン式っす。その隣にバイブラ。最後に大阪チックな深風呂で締める。水風呂あると、夏の銭湯も十分に楽しめるっすねえ。

上がりは雪印のメグミルクのビン牛乳、おや、大阪でもひそかに雪印が復活しはじめてるんだなあ。その他、マイナードリンクのパレードや板倉、みかん水、シーホープなど。アルコールはないけど、ドリンクは結構充実っす。っつーことで設備がかなり多い銭湯、ま、幕の内銭湯っぽいけど、イロモノ好きのあっしはこれが結構好きっす。追加料金無しっつーのは偉大だよねえ。さ、風呂出たら…なぜか京都でギャル二人と宴会だ!


(途中あった、ほこらのようなもの。なぜか関西にはこんなのが多い)

(2003年7月)