楽天地温泉


(2003年12月撮影)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄 新深江駅 徒歩2分

さて、本日で大阪の業務終了。とりあえずなんか食うか〜、と新梅田食堂街のお好み焼き「きじ」へ。モダン焼きとビールでとりあえず落ち着いてから、どこ行こうか?大阪駅周辺は銭湯ないから…天満の楽天地温泉へ。

JR天満駅下車、3分ほど。しかし天満駅周辺って結構濃いのね…知らんかった。立ち呑み処がやたら多いっす。あっしは、大阪は東京の10倍くらい立ち呑みがあると思っていたが、間違ってた…100倍くらいあるぞ。だって東京の立ち呑み屋なんぞ数が知れてる。大阪は立ち呑みの無い街の方が珍しい。

市場のようなエリアを抜け、池田町商店街の中に楽天地温泉発見。古めのビル銭湯、正面に「マグマ温泉」の能ガキが書いてあるっす。大阪で良くみかけるが、謎だよなあ、マグマ温泉。牛乳石鹸の大型暖簾。下足の鍵はおしどり、構造的には大阪で良く見かける構造。


(マグマ温泉の能書き)

中に入ると番台、380円払い、さらにサウナ代100円でタオルを借りる。脱衣場の天井は比較的低いフラットなタイプ。ロッカーの鍵はおしどり。手前側にマッサージ機。その正面にヤクザ映画のポスターが貼ってあるんだが…これが笑える。細川たかし…内田裕也…ユーヤさん、いつからこんなキャラになったんだ?都知事選挙にまで出てたのに…


(ユーヤさん…「リストラ代紋」っつーのも笑えるよなあ)

んでもって中へ。桶はケロリン。カランは両側に並んで、手前に小さめの島カラン。シャワーはボタン式、押すとしばらく戻らないものっす。カランは丸い押すレバーになってる赤青、シャワーともども湯量、湯温OK、っつーかカランが結構熱めだが、あっしはこっちの方が好みっす。島カランはハンドシャワーになっているっす。

天井は四角錐型で真ん中に湯気抜き。全体的に大阪の標準的な銭湯のつくりっすね。浴槽はクランク型になってる2槽、回りに1段ついていて、例にもれず、ここに腰かけて体を洗う親父。

さて、まずは露天風呂から。岩風呂で、かなりコンパクト、二人入ったら一杯だろうなあ。露天っつーても真上に吹きぬけがあって、気持ち空が見える程度。が、露天は露天だ。で、ここが「マグマ温泉」になっていて、能ガキがあるんだけど…このオレンジ色は漢方薬湯にしか見えんな。稀有ミネラルを含み、身体から吸収されて良いらしい。本当かな?一応、九州大学のお墨付き。能ガキと学者のお墨付き、これは銭湯文化の一つの特徴っすね。湯温は43度くらい。

次は白湯の主浴槽系、浅風呂と深風呂。浅風呂は座ジェットが2つ、デンキ風呂が一つ。じーっとデンキを当てる。結構強めでピクンピクンくるっす。あとは深風呂でこっちはシンプル、センター底から湯が噴出してるのは関西式。湯温は43度くらいっす。

次はサウナ。さほど大きくはなく、5人入ると一杯になるだろう。砂時計が2個、これは3分計かなあ?時間表示も書いて欲しいぞ。温度は100度弱。ここでたっぷり汗を流し、疲れを取る…ん?汗流してるから、かえって疲れてるのかな?出てから水風呂、これは天然井戸水の水風呂っつーこと。冷却はないようで、20度を上回るような温度。長い時間入れるっす。で、ここにも水風呂の能ガキがいろいろ…「良くなる、能くなる、善くなる、と念じながら、静かにお入りください。主人敬白。」とある…まあ本当に水の感じがいいので、湯に入り交互に水に入る。うむ〜、気色がよいっす。

上がりは脱衣場で三扇サイダー100円也。最初見たときはびっくりしたもんだが、今や慣れたものっす。でも、B級ドリンクの割には弱炭酸だな。その他みかん水、パレードのコーヒー、アルコールも少々あるっす。で、これは…サングリアの新しい缶飲料だが、「みっくちゅじゅーちゅ」だと。はは〜ん、多分バナナ味のものだな。っつーわけで下町系のよい銭湯、立ち呑みとセットで楽しめるかな?

出てからは天神橋筋の商店街をずっと下る…本当にこの商店街は長いよなあ。結局1丁目まで歩いてしまったっす。天神橋まで来ると、交番からチャリの警官が出てくるが…回りに人がいないのを見て、赤信号で渡っていったっす。さすが大阪府警!(-_-;天神橋…この光景、前に見たな…あ、天神様のお祭りの時になぜかここを一人でふらついてたんだっけか。祭り見ながら名古屋のギャルにデートの待ち合わせの電話入れてたはずだから、4年前のことか。なにもかもみな懐かしい。


(天神橋筋の長い長い商店街)

(2001年11月)