大運橋温泉


(結構設備充実型銭湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR大正駅下車 バス大運橋下車

yellow.gif (192 バイト) 大運橋温泉ホームページ

昨日もミナミで超呑みましたなあ…ついつい銭湯の話に熱が入ってしまうのだが、これが結構ギャル受けがよろしい。「ちょっとここに座りなさいよ」と座らされて延々と銭湯話。何軒か店を回ると、結局明け方だよ…

っつーことで翌日のお昼は胃に優しいものが必要になる訳っす。11時か…お、道頓堀の今井、中座の火事で一緒に焼けてたのが、今日開店だと?ちょうどうどんを欲していたところだ、と中に入ると…これまた仰天、ドアを開けると店主を始め店員一同ずらりと並び、ついでにTVカメラがこっちを向いて、「いらっしゃいませ!」。何だこりゃ、間違って入ってはいけないところに入ってしまったのか?っつーか、ちょうど11時で、どうも偶然あっしが、店の再開後の口開け客になったらしいっす。うどんはダシの十分に効いた上品な味。


(まさかこの中でカメラが並んでいようとは…)

さ、時間もあるしどこに行こうか…大正かな?と、リトル沖縄を求めて大正に向かう。この間大正に来た時は、駅周辺しか行かなかったから今日はディープエリアに行ってみよう。大正駅からバスで15分くらい、平尾っつーところが沖縄エリアの中心地の模様。少し商店街を歩くと、お、たしかにミミガーだのテビチだの、ゴーヤとか島トーフとか売っているっす。沖縄料理屋も多数。


(JR大正駅、この周辺にも沖縄料理屋が結構ある)

(平尾の商店街)

(沖縄物産屋とか)

時代は大正時代、沖縄で未曾有の飢饉があったそうな。それで、大阪や関東に多数の沖縄人が労働に来て、大阪ではこの大正、関東では鶴見辺りに沖縄タウンが形成されたとか。どちらも港湾&工業エリア、重工業重視の時代に、きつい労働力が必要だったんだろうなあ…大正区の4人に一人は沖縄出身だとか!?


(平尾にあった萬歳湯)

(高齢者用入浴施設のようっす)

ま、とりあえずこの近くの銭湯に行ってみようか…早くからやっているのは…っつーことで13時から営業、休日は朝湯の大運橋温泉へ。大運橋バス停目の前っす。大きなニュー銭湯、「ゆぽぽ」と書いてあるっす。

下足板の鍵はおしどり。完全フロント形式、自販機で券購入。一般は370円だが、サウナ込みで500円なんでこっちを購入。首から下げるサウナ証と、何と塩の袋をくれるっす。その他、手ぶらセットなんかも完備、風呂グッズは相当の充実っす。

脱衣場天井はニュー銭湯的な高さ、すなわち低い。ロッカーはノーブランドのシリンダ錠、縦長タイプもあるのは嬉しいっす。KUBOTAのデジタル体重計、新型のちょっと変わったマッサージ機。長いす、灰皿。注意書きを見ると、「トムシロが濡れるので…」と書いてあるっす。ん?トムシロ?あ、もしかして、大阪銭湯でしばしば見る、床板の上に敷いているのを「トムシロ」と呼ぶのか?一つ賢くなったぞ。

さて浴室へ…おや、これは典型的な大阪ニュー銭湯だな。立体的な構造になっている…排水口を見ると「ナニワ」のマーク、こりゃナニワ工務店の施工の銭湯か。確か温泉田辺なんかも、この構造だったなあ…それにしても、とうとう大阪銭湯の施工業者までコダわりだしたか…

半地下と中2階を備えた立体構造。カラン前の椅子がおもしろい、普通の緑椅子で座るもの、足元がくぼんで座るところに石が張っているもの、石をそのものが椅子になっているもの、各種選んで座れるようになっているっす。桶はビオレのオレンジ 小型桶、あとはトートツに…これは何だ?「グロンビター ドリンク」とある、常盤薬品の宣伝のある黄色の小型桶。カランは丸型の赤青レバー型、シャワーともども湯量、湯温OKっす。

さて、どう入ろうか…じゃ、まず露天から行きますか。中2階は露天スペース、しかも薬湯になっており、ヒマラヤ天然塩の湯。温度は41度くらいっす。この中2階スペースにもカランがあるっす。続いて半地下のイロモノスペースへ。

隅にスチームサウナがあり、後は円形に噴出口が並ぶスーパージェット、あとはボディジェットが1機あるが、わざわざ「蛸壷」と書いてあるっす。だよねー、絶対蛸壷だよなあ。その奥に打たせ湯、これはちゃんと石の椅子もあり、噴出もかなり強力。そのまた奥が謎なんだが…「エステバス」とあるけど、これが結局「横打たせ湯」?真横両サイドから、かなりキョーレツなジェットが空中噴出、どうやって使うのかは良く分からん…底にカマボコ状の踏み板が並んでいるっす。おおむね40度くらいの温度。

で、1Fの主浴槽ゾーン、まずデンキ風呂。これはなかなかキョーレツで、♪=150くらいのペースでデンキがビックンビックンとくるっす。その隣にステンレス枕のバイブラと2穴のジェットの並んだ寝湯コーナー、上には赤外線ランプがついているっす。温度42度くらい。あとは深風呂、滝状に湯が落ちて来ていて、温度は43度弱。

続いてサウナ群。スチームコーナーは、アクリル板越しにわざわざラジウム石が置いてあるっす。ここに湯を通して供給、温度は比較的ソフト目の広いスチーム、こっちは誰でも入れるっす。後は別料金の乾式サウナ、しっかり塩サウナになっているっす。スペースは7,8人サイズ、シートがいくつか置いてあり、洗って使えるようになっているっす。ガラス窓越しにTV。後は砂時計が二つほど。なかなかよろしい。

塩サウナを出たところに冷温の立ちシャワーブース、ここで塩を落としてから水風呂へ。真ん中にある、6角形の浴槽。この水風呂がかなり深いっす。温度は18度くらいで冷ため、なんと下に玉石が埋め込んであり、足踏み効果。ところで大阪の水風呂って、壁が深青色のタイルになっているっすよねえ、これだと同じ温度でも、なんかより冷たく感じるような気がするっす。こういう ところもいわゆる一つの工夫か?大阪の人って、電気代とかエネルギーの節約にも気合が入ってる人、多いんすよねえ。これも地球に優しい工夫?

さて、充実した風呂群で、すっかり長湯をしてしまった…フロント前のロビー、これがまた結構広め、カウンターでは生ビール、チューハイなんかの他に、うどん等の軽食も提供。他にビン牛乳や自販機で各種ジュースも販売中。さらに奥には最新式のエアーマッサージをはじめとする新型マッサージ機。っつーことで、全体的にかなり設備充実の銭湯、もちろん星付きっす。


(帰路途中にあった、大進温泉)

さて、風呂を出たらちょうど腹も減ってきた…再び沖縄タウンに戻り、さきほどなんか気になっていた、マルトミ食堂でソーキそば。このソーキそばが…素敵だったなあ。あっしも随分沖縄そばは食べたけど、よく見かけるような、比較的おしゃれな感じではなくって、もっと素朴で力強い。ざっくりとした野菜、ぶっとい大根や厚手のソーキが入っており、昆布の濃厚なダシ。うん〜、これは当たりだ。帰りは関西沖縄文庫を経由して、今回の大阪ツアーは終了となるのだった。


(ここは良かったぞ)

(関西沖縄文庫)

(近くの店、暖簾が笑える)

(全く関係ないが、新世界の串カツ屋)

(阪神一色)

(2003年7月)