天成園


(唐破風のなかなかのもの、元々は旅館別館?)

aqua.gif (191 バイト) 小田急 箱根湯元駅 徒歩15分

yellow.gif (192 バイト) 天成園ホームページ

さて、正月最後の日は久々に湯本でも行ってみるか…とロマンスカーで湯本へ。午前中は箱根駅伝で世間中の注目を集めていたエリアも、午後になればいつもの湯本風景、っつーかやっぱり正月のせいか人は多いな。湯本駅の観光案内所でいくつかの日帰り湯をチェック、おや、箱根の湯なんて施設も出来たか…結局、休憩施設のある天成園に向かうっす。ところで、湯本駅には温泉の割引クーポンがずいぶん置いてあるんで、是非チェックしておきたいところっす。


(湯元の光景)

湯本の駅から15分ほど、滝通り温泉郷を歩くと到着。この沿線は結構温泉ホテル多し。橋を渡ると天成園、メインは旅館、裏に「玉簾の滝」なる、結構見事な滝があるっす。ここの神社でおみくじを引くと大吉、こりゃ縁起がいいや。


(玉簾の滝)

(玉簾神社)

さて本館の脇の別館に日帰り用のフロントがあるっす。別館入口がなかなかの唐破風の小屋根、もともとこっちが古いのかな?中に入ると料金は後払い、下足鍵と引き換えに浴衣とタオルを受け取るっす。支払いはカードもOKみたい。2Fにロッカールームがあるので、ここで浴衣に着替えてさて行動開始。ちなみに肝心な料金は1500円だけど、駅のクーポンを持っていくと200円割引。

っつーか…日帰り温泉っつーても、旅館の温泉施設をそのまんま使えるっす。増築を重ねた典型的な温泉で、館内4つほど施設が分散、これを適当に時間配分して男女交代にしている模様っす。浴衣で旅館の中を歩いていると、ほとんど宿泊客の気分で何か得した感じ。

まずは本館地下の古代檜の湯へ。ここがどうやら主力浴槽の模様、脱衣場は籠のみ。冷水機もしっかり置いてあるっす。浴室に入ると、これまた典型的な温泉ホテルの浴室。片側ガラス張り、これに面して古代檜の大きな浴槽。ガラスは向こうからの目隠しで簾が掛かっているっす。

カランはもちろん温度調節可能の立派なもの、ブースタイプの洗い場、木桶木椅子。シャンプー類やヒゲソリは備え付け、この浴室には檜シャンプー、檜リンス、檜ボディソープなんかがあるんだが、これが檜の香りがして、しかも割とマイルドタイプ、なかなか気にいった。

肝心な浴槽だが、主浴槽は広くて余計なものは全くない古代檜風呂。温度は41度くらいかな、これまた温泉ホテル温度。湯は…ちょっと温泉力は弱いな、まあ湯本はあまり期待してないけど…そもそも湯本の湯は無色透明の単純泉、箱根も山の上の方に行くとまた泉質が違うんすけどね。それでも檜の質感はなかなか。ちなみに、天成館の源泉は4本あって、一日ドラム缶1876本分の豊富な湯量っつーことっす。

副浴槽、こちらは主浴槽より気持ち低いくらいだが、バイブラになっていて、あと2箇所から微妙な打たせが落ちているっす。かなり弱いので、あまり打たせっつー感じはしないんだが…この浴室で身体を洗って、脱衣場で冷水を飲んで、さて準備完了、露天へ向かうか。

殿方用露天がこれまた結構遠いところにあるんだが…こちらはかなりシンプルな浴室、やっぱり先に大きいところで身体洗って正解だな。脱衣場は籠のみ、こっちも冷水機が置いてあるっす。ドアを開けるとイキナリ外、ほとんど隙間無く岩風呂になっているっす。若干3,4機ほどカランが。

オープン型の露天、さすがに自然の中の露天は雰囲気がよろしいっす。湯 温は42度くらいか…おや?さっきと泉質が違うような感じ、同じ無色透明の 湯なんだが、少しアルカリが強いっつーかぬるっとした感じがあるっす。源泉 が違うのかな。こっちの方がいい湯だな。

外気はさすがに冬の外気、湯に入って外に出るとすぐに冷却、再び入る、を 何度も繰り返す…うちに汗びっしょ。何度も繰り返すとその後の持続力が 違うんすよねえ。設備的には特にないが、結構満足。

上がりは…なんと簡易寝所があるのだ、ここは。広い和室の中についたてが 仕切られてて、軽く寝られるようになっているっす。枕とタオルケットも用意、 湯上がりにごろんと寝られるのはポイント高し。

さらに飲食施設、ここで十分な食事が出来るはず…なんだが、申し訳無さ そうに「今日は人が多くて売りきればっかりなんですよ…」うむ〜、仕方ない、 軽く済ませて小田原で一杯いくか、と熱燗500円にビール、湯豆腐600円と おでん500円を賞味。値段も温泉地の割にリーズナブルっす。ふと窓の外を 見れば玉簾の滝、っつーことで、びっくりするような施設ではないんだが、 友達5,6人で「ちょっと行くか?」と軽く行くには最適かもしれんっす。小田急 だと電車賃も安いしねー。出来れば早い時間からたっぷり時間を掛けるのが いいと思うっす。湯本の中ではなかなかの満足度 っす。


(冬の箱根湯本)

そして小田原で一杯…開いてる店も少ないし、どこ行こうかなあ、と立ち寄った 駅前の吉野屋の隣の「SAKANA CUSINE RYO」、ここには驚いた!最初 は単に今風の和食ダイニングかと思ったが…うむ〜この造りはもともと寿司 屋?値段は居酒屋よりやや高め、寿司屋よりは安いっつー感じなんだけど、 味は絶品!日本酒の揃えもゴージャス、っつーことで磯自慢と刺身、魚の 串焼きその他。中でも、「あぶりトロの握り寿司」2カンで680円っつー、なかなか 頼みにくい値段ではあったが、その価値はあった!感動の味っす。是非賞味 されたい。鯛茶漬けも旨かったぞ。帰りのロマンスカーは後部ながら一番 先っぽの展望シートをキープ、なかなかよろしい正月小トリップだったっす。

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入浴料金  
泉質  

(2004年1月)