鶴の湯


(雪の中、はるばる来たぞ…ここまで)

aqua.gif (191 バイト) JR秋田新幹線 田沢湖駅 路線バス40分 送迎バス10分

yellow.gif (192 バイト) 乳頭温泉郷ホームページ

今度はTVとかでおなじみの秘湯へ。

さて、日本トップクラスの秘湯名湯と言われる乳頭温泉へ。こまちで田沢湖駅で下車、外は雪が凄い…しかしこういう時期は車なしで移動するっつーのはなかなか厳しいっす。乳頭温泉行きのバスが一日何本か出ているけど、これの時間を合わせるのが微妙に難しいっす。事前に交通手段と時間の検討が必要っす。


(雪国新幹線 こまち)

さて、乳頭温泉でも有名な鶴の湯へ。ここは何度もTVや雑誌に出てくるところっすねえ。が、交通手段が非常に厳しいっす。バス停から徒歩50分…が、鶴の湯にTELして聞いてみたところ、路線バスの高原温泉っつー停留所へ、送迎バスが定期的に出ているらしいっす。鶴の湯の電話対応はとても丁寧で親切なんで、ぜひ事前にTELで交通手段を聞いておくことをお勧めするっす。

田沢湖駅から高原温泉までバスで40分ほど。ここで待ち合わせて、さらに送迎バスで10分ほど。本当に雪深い山の中、回りは2メートル近い雪が積もっているっす。まさに秘湯。この中に…あったあった、木造の実に味わい深い造りの、これはまさに湯治場。立派な門が出迎える。ここはむろん宿泊施設があるんだけど、かなり前から予約しとかないと厳しいらしいっす。湯治場なんで、質素だが値段も安い。


(中の宿泊施設、質素っす)

さて、バスを降りてまず事務所へ。ここで入湯料400円を払う。それにしても安いっす。事務所回りにはみやげもの屋もあって、あっしはみやげに手ぬぐい300円を買ったっす。

休憩所があって、ここに貴重品ロッカー、あとは飲み物の自販機もあるっす。っつーても本当に質素な休憩所。貴重品を入れたら、まずは大露天風呂に向かう。露天っつーても本当に露天、歩いていると脇の通路からフルチン男がみんな丸みえ。脱衣場は籠のみの小さな脱衣場。途中温度計があったので、ふと見てみるとなんと零下8度だよ…雪ふってるし。


(零下8度!)

脱衣場もほとんど零下。速攻で服を脱いで…露天へ突入する手前に、小さな内湯があったっす。ここは屋内なんで、やや暖かい。露天に直行しないで、いったんこの内湯に浸かることにするっす。むろん、零下の状態で露天にいきなり入るのは身体に良くないんだけど、それ以上にやっぱりいったん身体をウォーミングアップさせた方が快適な入浴が出来ると最近思いが強いっす。

内湯は本当に一坪ほどの古い浴槽のみ。回りに桶が2,3個。温度は42度くらいか?いったんゆっくりと入り、暖を取る。身体が暖まったら戸を開けて雪の中、いざ鶴の湯の露天だ!ここはしばしばTVとかで出てくる露天風呂。かなり広めの浴槽。一応混浴槽だがさすがに野郎しかいない。端から入ると40度くらいかな?岩風呂、中は玉砂利が引いてある模様。


(これが温泉というものだよ、ワトソン君)

なにより…このっすねえ。緑がかった乳白色、エメラルドのような湯っす。いかにも効能豊かそうな硫黄臭。うむ〜。湯が落ちてる辺りに行くと、やや温度が上がって42度くらいありそうっす。外はしんしんと雪が振ってて、首より上は氷点下、うむ〜、真冬の乳頭温泉郷、鶴の湯温泉。ここまでやってきたっすねえ。

一部屋根の付いているところもあり、ここに避難して身体を出して休めたり入ったり。すぐ脇をギャルが通る通る…なお、隣には女湯用の露天もありっす。

さて、続いて別の館にある白湯黒湯へ。基本的に硫黄的な温泉だが、泉質が微妙に違うらしいっす。木の浴槽、温度は42度弱くらい。って、木のおそらく浴室、浴槽なんだと思うけど、温泉成分がびっしりと岩のように張りついており、なんか凄いっす。


(ちょっと奥さん、この雪みてよ!)

上がりはいったん休憩室で暖を取ったのち、門の近くにある喫茶コーナーへ。ホットコーヒーその他いろいろあるけど、「山芋汁 500円」に目がゆく。これを頼んでみよう。出てきたら…これが絶妙に旨い。基本的にトン汁に山芋のすりおろした団子を入れたようなものだが、山菜と脂身と山芋の絶妙なハーモニー。かなり感動したっす。

っつーわけで、バスの到着から出発まで1時間40分もあって、結構ヒマかなあ、と思ってたら、意外にあっという間に時間が経ってしまったっす。乳頭温泉郷、秘湯鶴の湯、ぜひ一回行ってみるべし!行楽シーズンはかなり混んでいるらしいので、微妙に時期を外した方がいいみたいっす。


(ツララと干し柿)

(2002年1月)