有馬温泉会館

aqua.gif (191 バイト) 場所 神戸電鉄 有馬温泉駅 徒歩5分

有馬温泉駅で降りて、目当ては有馬温泉会館。坂を登って5分くらいっす。でーんと結構大きな建物。ここは風呂は22時までなんだが、食事と休憩室は17時までらしい。残念。たまには神戸牛でも食おうかと思ったのだが。(ホントかよ)

入浴料は550円。シャンプーだのタオルが結構高い。昨日のビジネスホテルのを持ってきてよかった。ここは2段ロッカーシステムっす。貴重品は外のコインロッカーへ(有料)その他は中のロッカーへ(鍵付き無料)。まあ大荷物で無い限り、中の無料ロッカーで十分っす。100円玉を用意する必要あり。入り口のロビーは結構広く、新聞も何誌か置いてある。TV中継は巨人阪神。むむ、2-2だ。当然ここは阪神圏。「これで阪神マジック1やで」と意味不明のことをいってる兄ちゃんもいる。自販機はジュースとタバコの自販機もあり。

脱衣場もなかなか広い。「3000年みんなが入ってきた有馬温泉。マナーを守って入りましょう。」と説教くさい事が書いてある。

さて、浴場に突入。金泉とラジウム泉の二種類ある。金泉の方は…おおおっ!「泥湯」みたいやんけ。おそらく鉄分による赤い色になった濁った湯であるっす。いかにも効能がありそうではある。なんと1リッターあたり沈殿成分が40グラム近くある。1リッターの水に40グラムも溶かしたらこりゃ相当のもんでっせ。しかもペーハーが6に近いかなりの酸性。こりゃ効きまっせ。

片方が「ぬるい」片方が「あつい」になっている。脇に巨大な「かきまぜ棒」 熱いときはこれでかき混ぜてくれということ。洗い場はカランにシャワー。通常の銭湯より少々立派だが、まあ普通っす。さて、身体を洗ってから、まずは「ぬる湯」へ。

これが結構熱い。43度〜44度くらいか?とりあえずゆっくり浸かる。中はほどんど見えない。もう真っ茶っす。つづいてラジウム泉へ。こっちは無色透明、結構ぬるい。風呂に入っているのはさすがに年寄りが多く、カランが全部埋まる程度の混みよう。

さて、ウォーミングアップを済ませたら「熱湯」にいってみよう。こっちは年寄りがふちに腰をかけている。さて、江戸から来た流れの銭湯者としてはここが勝負(?)である。 阪神、いや大阪者には負けられまい。しかし東京らしくクールに、クールに。涼しい顔をしながらズブズブ… (熱いよ、これ、まぢで) 50度近くあるに違いない。しかしここは見栄の張りどころである。「ふーっ」なんて余裕をかましながらしばらく熱湯に浸かる。年寄りが「おっ?」という顔で見ている。ふっ。しかし温泉成分のせいでまだ良かったに違いない。白湯なら入れんぞ。

この温泉はまじめに古くから、やんどころなき人から文化人まで、多くの有名 人が入った湯であるっす。(詳細は神戸観光のWWWにあるらしい) 風呂を上がって扇風機の涼しかったこと。

っつーわけでだ、有馬に行くには覚悟が必要だぞ!

(1999年9月)