紅富士の湯

aqua.gif (191 バイト) 富士五湖道路山中湖IC R138沿いすぐ

土曜日は暑かったなあ。

金曜日深夜は新宿でライブ、土曜日の昼に起きると既に猛暑状態。さて…酒で身体もだるいし、こういうときは避暑&温泉か〜!っつーわけで山中湖の紅富士の湯へ向かう。富士五湖道路山中湖出口を降りてすぐ、国道139号沿いっす。東京は35度越えていた模様だが、富士山周辺はなんと10度温度が低い。結構凉しい。さて、温泉到着…

これが…なんとずいぶん混んでいる。まあ仕方ないかと入ろうとすると、入り 口で係員が「ただいまボイラー故障でシャワー冷水のみです。ご了承ください。」 と叫んでいる。ありゃ〜。ま、ここまで来たんだし、それにしばらくすれば多分直るんだろう。ダメなら帰りに銭湯行けばいいしね。

ところで、考えてみればボイラーの故障なんっつーのは起こりがちっぽいが、銭湯で「ボイラー故障のため本日休業」なんっつーのはまず見たことがないっすね。それ考えると、銭湯って稼働率いいよなあ。裏方のメンテも大変だろうに。

入り口で入浴券。この辺りで700円っつーのは安めかも。って、良く見ると「村民300円」と書いてある。ありゃ〜。もしかして村営温泉かな?入り口に源泉が出ている。

中に入ると…これが巨大温泉施設。下駄箱無料、脱衣ロッカーも無料なのは良心的。1Fには喫茶コーナー、ゲーム施設、みやげ売り場なんかもある。もちろん2Fには浴室設備のほか大広間、食事施設付き。いや本当に大きな温泉っす。

脱衣場は結構混んでいる。ロッカーは100円入れて、後で戻ってくるタイプ。が、脱衣籠の方が良く使われている。さて浴室へ。

これがまた巨大温泉施設だ。大きな内湯が二つ、もちろん30人は軽く入れるタイプ。その他、源泉浴槽も。こっちは沸かしていないためぬる湯。あ〜んど乾式サウナミストサウナ両方、打たせ湯もあり。この温泉のウリの露天は浴槽二つ、岩風呂と檜風呂っす。両方とも大きい。

まず入り口の「かけ湯」を使ってから、カランへ向かう。これがまたブースタイプ、温度調整付きのカラン。ボディシャンプーは備え付けだが、シャンプー類は無いので持参が必要。豪華カランに付きなんの問題もなし。水しか出ないと言っていたが、どうやらボイラー故障も直った模様でちゃんとお湯が出ている。

さて、露天だ。下に下りる石の階段を下りて露天へ。なにしろここの露天風呂、正面が霊峰富士山であるっす。両側が狭まっているが真正面に本物の富士山。何もいうことはあるまい。岩風呂は温度が高めで42〜43度くらい、檜風呂はぐっと低く36〜37度。もちろん岩風呂に向かうが、残念ながら岩風呂の方からだと富士山が良く見えない。このほか、ちゃんと庭がついていて、外で腰掛けて富士山を眺めることが出来る。

内湯に戻る。富士山はどうやら内湯のガラスから見たほうが良く見える。2槽の片方は41度くらい、もう一方は39度くらい。低い方の浴槽は寝ジェットとバイブラが付いている。大きな浴槽であるっす。能書きを見てみると、なんとこの温泉はPHが9.7。結構なアルカリ泉なんでないの?でも、あまりぬるぬる感はしない。無色透明系のお湯っす。

そのまた隣が、源泉の直接出ている浴槽。こっちは沸かした湯ではないらしく、温度は31度程度。水風呂でもないぬる湯温度。しばらくぬるま湯に浸かる。これがまた結構広くて、10人以上は楽勝で入れるサイズ。

さて、サウナに行くか。まずミストサウナ、こっちはあまり熱くない。面白いのは、下に冷水が敷いてあって、足首まで冷たい水に浸かりながら入るタイプ。とりあえず「雑談風呂」だなこりゃ。

続いて乾式サウナ。こっちはTV付きで…G&D戦中継中。富士山もいいが、こっちも大切だ!同じように考えている野郎どもが、じっとTVに魅入っている。温度はそんなには高くない。出てから立ちシャワーの冷水を浴びて、さらにぬる湯槽へ入る。

っつーわけで豪華浴場設備。上がりはマッサージ機コーナーで100円マッサージをするが、脇に「紅富士」「赤富士」の写真が飾ってある。ん〜、この二つってどう違うんだ?赤と紅?

ふと写真を見て気が付いたっす。山中湖は富士山の東側。朝方は東からの朝焼けが直撃する。夕方は、西側に夕日がくるので、ちょうど富士山で隠れる形になる。なるほど、直撃の朝焼けが赤富士で、裏からの夕焼けが紅富士か。いずれにしても700円で十分すぎる価値ある温泉っす。混んでいるのが玉にキズだが仕方ないよなあ。

(2000年9月)