別所温泉(大湯、石湯、大師湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 別所線別所温泉駅 徒歩10分程度

昨日は長野の上田の別所温泉に行ってきたっす。上田は東京から新幹線で1時間20分少々。仕事終わって、上田駅の左側のビルのB1のそば屋で夕飯を食べて、そば焼酎のそば茶割を飲んで (これがまた美味いっ!周富徳のサインとかあったっす。)、18時…少し時間があるから別所だ〜。

この温泉は信州最古の温泉で、古典にも記述があるっつーことっす。とりあえず上田駅から別所線で27分、別所温泉駅に到着。この別所線の電車がすごくて、ドアをこじ開けて入るっつー電車。

別所到着…帰路を考えると制限時間は1時間半か…ガイドによると昔から有名な「大湯」「大師湯」「石湯」と、 市営の「相染閣」っつー外湯があるらしい。1時間半で全部制圧できるか!?(-_-;

とりあえずちょっと方向の違う大湯へ。途中の坂から上田市街の夜景が見える。そのまま坂を上がると、あったあった。 外湯の割に意外と立派な建物である。入湯料100円、先発料10円…安い…。自販機で券を買う。外湯なので設備は期待してないで、小シャンプーとボディシャンプーをコンビニで買っていったが、この番台にはちゃんと置いてある。意外。貴重品は50円ロッカーへ。

さて、2重になっている大きな暖簾をくぐるとそこは脱衣場。もちろんロッカーなんつーものはない。速攻で中に入る。カランは6つほど、あとは浴槽、片側がガラスになっていて外が見える。かけ湯をして温泉へ…

やあ、いい湯だぞ。さすがいにしえからの名湯。いい湯だ。湯は黄緑色。硫黄の匂い。ああ温泉。温度も42度くらいで丁度良い。素晴らしいっす。結構人がいて、小さな風呂だが10人くらい入っている。爺さんが多い。地元が多そうである。みんな毎日こうやって入っているのだろうか。うらやましい。実にうらやましいっす。

ぢっと入っている爺さんの一人が、ふと湯口からカップでお湯をとり、 飲湯をしている。なるほど、飲めるのか。真似して飲んでみる。 硫黄臭で、なんかありがたい気になる。

シャワーなんつーものはなく、カランの湯もちょぼちょぼなので、 結構身体洗うのにてこずる。いや〜それにしてもいい湯だ。出口近くに上がり湯を溜めているところがある。真田家御用達の伝統あるありがたい上がり湯らしい。もちろん掛けて上がる。

さて、時間がない。速攻で次の「石湯」へ。歩いて10分くらい。ここも意外に立派な設備である。入湯料100円。中に入る。ここは岩風呂スタイルになっている。カランは6個ほどで、やはり小ぶり。ここは一部にシャワーもついている。カランも立派なものなので、身体をちゃんと洗うには良い。

さて岩風呂へ。ここのお湯はさっきと違い、透明系である。若干湯の花らしいものが浮いている。温泉成分はあまりキョーレツでないが、ここもいい湯である。「真田の隠し湯」だったらしい。

2,3回ひたすら浸かって、そのまま出てくる。時間がない。次は隣の大師湯だ。ここは前2軒に比べると、比較的古い設備。入り口で別所温泉タオルが売っている。150円。安いので、記念に買っていく。 別所の外湯は手ぶらでもOKっす。ただ、貴重品には気をつけることっすね。大師湯だけはロッカーがないっす。あと、駐車場は近くに市営のがあるっす。

大師湯もかなり混んでいる。カランはやはり6個くらいだが、全てうまり、 浴槽もほどほど混んでいる。みんな地元のよう。なごやかに歓談している。ところで、昼間気が付いたのだが、上田の人間はみんな話し好きであるっす。

さっそく浴槽へ。ここの湯も前の二つと違い、少し白濁系の湯である。カルシウムが入っているのかな?湯温もよく、本当にいつまでも長く浸かれそうな湯である。いや良い。すばらしい。ちょべりぐっす。

市営の施設の相染閣はさすがに時間切れ。まあ、この施設はあまり風情がなさそうだからいいや。しかし1時間半で3つ回ったっつーのも我ながら… しかし野沢にいったときは晩朝で13湯回ったから(しかも真夏の野沢の熱湯)、あれに比べればマシか。

さて、まとめてみると、別所外湯での手順としては

1.石湯。シャワーがあるので、最初にここに行き身体を洗う。 
2.そうして隣の大師湯へ。 
3.最後に温泉成分の強い大湯へ。ここの上がり湯をかけ、お湯成分をつけたままあがる。

っつーのが一番正しい手順のようっす。ぜひ試してみるべし。なお、やはり一湯30分くらいかけて、みやげでも見ながら、っつーのがやっぱり正しい入り方なんだろうなあ。(-_-;

かえりはやはり別所線…って別所温泉から乗車客はあっし一人のみ。5,6駅たった一人の電車が走る。 ああ、この電車はオレ一人のために走って、ああやって踏切で車も 止まっているのか。ちょっと王様じゃ〜ん。

(2000年1月)