銀の湯会館


(煙が出ております)

aqua.gif (191 バイト) 場所 下田よりバス?下賀茂温泉郷行

土曜日は伊豆の銀の湯会館へ。ここはまず車でないといけないっす。下賀茂温泉郷の中、南伊豆町の町営温泉っす。R136で下田を過ぎると「銀の湯会館」の案内板が国道に立ってるっす。駐車場も大きいっす。

さて、施設。いきなり正面に巨大な…なんだこれ?オブジェというか、巨大な木のサイロというか、そんなのがあって煙を上げている。これが源泉なの、もしかして?とりあえず異様に目立つっす。

通常は8時までの営業、7,8月は9時までなので8:20までに入るべし。入り口で900円を払う。南伊豆町内の宿泊者は1割引きがあるそうっす。フロントのお姉様がたはフィットネスクラブのような雰囲気。

施設内部は大きい。1F中に広い休憩ロビー、喫煙所、売店など。2Fが広間になっているが、山中ではあるがなかなか風情もよろしい。じゃあまあ風呂に入りますか。温泉施設なので、ボディソープは置いてあるだろうと、シャンプーとタオルだけ持って入る。


(2F広間)

脱衣所は広いが、まあ100円ロッカー付きの、温泉施設によくあるタイプ。サクサクと中に入る。なお、風呂は男女交代で、露天部分の作りが違っている模様。今日は男側は通常露天で、女湯は「南国風呂」ということ。

浴室に入る。さすがに広くて立派っす。大きな内風呂が一つ、露天が3つ、サウナ1、水風呂1、立ちシャワーが外と中に各1。基本的にシンプルで重厚な作りっす。人もあまりいないで、気持ちがよろしい。

まずカランを使う。温度調整付きの立派なカラン。木の桶と木の椅子。ボディ シャンプーは備え付け。身体を洗ってから、ウリの露天風呂へ。露天の出入り口は網戸になっている。なるほど、山の中だから虫が入ってくるんだろうなあ。

露天は、大きな露天が一つ、川原風呂に模した小さ目の岩風呂が一つ(打たせ湯付)、四季の湯と題した薬草風呂が一つ。なかなか広々としている。メイン露天に入ってみる。温度はかなりぬるい温泉施設温度。浴槽は大きいので、中で十分に身体を伸ばすこともできる。おお、このまんまだと中で寝てしまうぞ。 っつーような完全リラックスタイプの温泉。泉質は弱アルカリ単純線、無色透明っす。

山の中なので、外の景色がすばらしいとかはあんまり無いんだけど、山の匂いを十分に感じることができるっす。あー、オレって日本人なんだな、しみじみ。続いて川原風呂へ。取り立ててなんつーこともないんだが、「幸田露伴が愛した」とか能書きが書いてある。温泉って、「文豪が愛した」とかいうノーガキを書いてあるところ多いっすね。

続いて薬湯へ。こっちはハーブ湯。これまたゆっくり温度。基本的に1時間以上風呂に入る施設だな。

さて、中に入ってサウナへ。こっちはミニミニな銭湯サイズ。4人くらいで一杯になりそう。すでに先客が2名、なんだか救急隊員とかその関係の人らしく、 昨日の台風の関係の話をしている。観光客が海に落ちて見えなくなって、夜になるまでヘリコプタ動員して捜索していたらしい。その後夜は中断、次の日の昼になって、ドザエモンと化して隣の浜に漂着したらしい。そんな話を延々と している。

「一応、遊泳禁止とかあるけど、サーフィンとかはなぜか例外なんだよなあ」
「最近増えたからねえ」
「昔はほとんどいなかったんだが」
「え?XXさん、昔やってたの?」
「うん、あの頃は下田でも10人くらいしかやってるヤツがいなかったんだが」

水風呂は結構ぬるくて25度近くあるんでないかい?サイズはミニサイズ。水が出っ放しになっているのが気になるが、まあこの辺りは水量が豊富なのか?最後に、ガラス張りの大きな内風呂で締める。

さて、上がった後は売店でビールと…温泉玉子を買ってTVの前で一杯。源泉の温度が結構熱いため、温泉玉子も出来るそうっす。塩もちゃんとつけてくれた。150円で3個入りなのはいいんだが…ゆで玉子3個は結構ツラいなあ。ヘビになったキブンっす。っつーわけで設備力のある町営温泉施設だったっす。

(2000年7月)