白骨温泉公共野天風呂


(緑豊かな山中にあるっす)

aqua.gif (191 バイト) 松本ICから自動車で1時間強、または松本よりバス

yellow.gif (192 バイト) 白骨温泉ホームページ

松本を経由していざ名湯白骨温泉へレッツゴー!松本ICから1時間強、白骨の温泉街へ。この温泉街の中心地にある白骨温泉露天風呂へ向かう。駐車場は少しあるけど、行楽シーズンだと埋まっちゃいそう。なお営業時間は16時30分まで、夏場は17時までっす。

入口から長い階段を降りて露天入口へ…ありゃ!?行列を作っている…温泉入口に30人ほどの行列。行列のできる露天風呂っつーのも凄いなあ。昔の銭湯もこんな時代があったんだろうか?どうやら券の自販機がボトルネックになっている模様。入湯料500円。まずまずの値段であるっす。しかし真っ先に頭に浮かんだのは「儲かってる…」。


(ま、マジでっか〜?)

1分間に5人で1時間300人。8時間営業して2400人。実際はこんなにないだろうが、1000人以上来るだろう。っつーことは一日50万円か。行楽シーズンだけでも相当売上ありそうだな。設備も職員もさほど要らないだろうし…なるほど、温泉っつーのはその街の資産だなあ。

脱衣場はかなり狭いっす。返却式の100円ロッカーもあるのでこれを使うが、混雑のためかなり慌ただしい。っつーことは…と思って返却口をチェックすると…やっぱりあった。いくつかのロッカーは100円が残ったまま。しめしめとその100円を使うことにする。滅多に温泉とか来ない「素人」も来るだろうし、予想されたことっす。脱衣場内、一応流しもあり。

さて露天風呂へ。円形の広めの露天風呂。15人は入っているだろうか。円形のふちにみんな輪になって入っており、入り込むスペースがないっす。こういうときは…と丸風呂のセンターに進む。この場所は、回りの人間の視線が集中するので入りにくいのだろう、完全に空いている。が、そんなことを気にするあっしではない。真ん中に行くとやはり回り全員と視線が合う。

しかし、「観察されている」と思うと居心地が悪いものっす。辺りを「ヘイゲイ」していると思えばよいのだ。逆に回りの人間の顔つきをじろじろ見まわすことにする。なるほど、日本人だなあみんな。当たり前か。あ、ジンガイもいるぞ。辺りを見まわしていると、向こうの方から視線を外してくる。わっはっはっは、 王様はオレだ!

「タダのヘンな人だよ」(天の声)

完全な岩風呂、湯温度は40度をかなり下回るようなぬる湯。それにしてもこの湯は…硫黄臭たっぷり、真っ白なスープのような温泉っす。なんか濃い。とても効能がありそうっす。なにしろ「白骨」温泉だからなあ、鳥ガラのスープみたいなもんか。

湯を引いているパイプを見て循環でないことをチェックした上で、注ぎ口から湯をすくって飲んでみる。う〜ん、硫黄味。白はカルシウム成分かなあ。注ぎ口の辺りは温泉成分が白く柔らかく付着しているっす。

で、お湯だけではないっす。この露天風呂、前が小さな渓谷になっており、渓流が流れている。なかなかダイナミックで洞窟へ川が流れ込んでいる。自然の中の温泉、こりゃいいかもねー。男湯は上の一部の道からのぞき込めるようになっており、時折ギャルがこっちをのぞき込んでいる。お〜い、遠慮するなー、もっと見ろ〜!

湯から上がって木の長いすで渓流を見ながら休み、さらに湯へ。これを何度も繰り返す。う〜む、いいかも。なお、カランが3つだけあるので、すいている時期なら風呂としてちゃんと使えるっす。ボディソープは付いているがその他は無し。どうもこの辺りの山で登山してきた客が立ち寄っているようっす。「山好き風」なワカモノ多し。

っつーわけで、景観といいお湯といい、いかにも温泉な温泉っす。湯の効能は高そうだぞ!秋とか、少し肌寒くなった時期に来るのもいいかも。

(2001年8月)