フィンランド(歌舞伎町)


(2002年4月)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR新宿駅徒歩5分 もしくは西武新宿駅 徒歩2分

うむ〜、どうも調子が悪い…考えてみたら今週20時間くらいしか寝てないかもなー、1,2時間どっかで横になりたいな〜、っつーことでサウナに行く ことにしたっす。

でもなー、レインボー亡き今、新宿はあんまりいいとこないんだよなあ、西新宿も遠いし、仕方ない歌舞伎町行くしかないかぁ、と気が進まないまま歌舞伎町の広場の脇にある、サウナフィンランドに行ったっす。人によってはリキッドルームの地下と言った方が早いか?東宝サウナとどっちにしようかちょっと迷ったんだけどね。

池袋と渋谷のフィンランドには行ったことがあるのだ。昔下北にもフィンラン ドがあって、ここは毎週行っていた時期があったっす。思い出して見れば、 あっしも東京のサウナは相当行ってるな。銭湯関係のWWWは多いんだが、サウナのWWWはほとんどないのが現実っす。

どうも最近、立派な銭湯の躍進でサウナのイメージが相当に良くなっているが、伝統的男性サウナはやっぱり、昼はサラリーマンのサボりどころ、夜は酔っ払って終電なくしたクズ人間の溜まり場、っつーのが正統的なありかたっす。誰か「伝統的サウナ同好会」一緒にやらんかねー。これは相当まぢだぞ。カネかかるけど。

B1の受付で料金を払う。5時まで1900円、夜12時まで2100円、深夜は2600円。まあ、この手のサウナとしては(新宿にあること考えても)安い方っすね。場所柄、あちこちに「盗難に気をつけよ」の張り紙。たしかに大金は持ってこん方がいいよな。

ロッカールームでハダカになって、B2のフロ場へ。大きなサウナであるが、やはりどよ〜んとして、暗いイメージの典型男性サウナであるっす。ま、これもいいんだけどね。 高温サウナと低温サウナが2つ。大きなプールがあるが、これがまた30度くらいあってキモチ悪い。雑菌繁殖しまくりのようなイメージであるっす。 その他はバイブラとジェット、水風呂、打たせ湯。まあ普通だが、設備が古いせいか、どうも清潔感がない。もちろんシャンプー、ヒゲソリ、石鹸は備え付け。でも、サウナはやっぱり固形石鹸よりもボディシャンプーの方が清潔感がある。

そもそも、入り口に「小タオル」が置いてあるんだが、これが湿ったまんまである。さすがに洗ってはあるのだろうが、乾燥させる手間を省いているようだ。たしかにすぐに濡らすから合理的っちゃあ合理的だが…出口にはバスタオルとガウン。

てきとーにフロに入って、目当ての休憩室へ。椅子と椅子が密集していて、かなりせせこましい。仕方ないかと空いてる一つに陣取り、しばらくうたた寝する。 いや〜、この野郎ばかりのどんよりした手抜きの空間。これがなかなか落ち着くのである。たいがいは一人で来てるから、煩く喋るヤツもあまりいないしね。

少し寝たら、TVで「天使のラブソング」をやっている。うむ〜、なかなか良い映画であるっす。結局最後まで見て、もう一度フロに入って出てくる。 フロに入って、さらに無為な時間を過ごす。豪華な生活っす。男性サウナはこれがたまらんっすねえ。フツーの銭湯では味わえないC級の安らぎがあるっす。いずれにしても、「新宿の入浴施設はロクなところがない」っつーのは真理っす。

出ると11時ごろ。この時間のコマ場前は、雑多でヤクザで安っぽくて、C級パワー爆発である。 TOKYO, SHINJUKU, KABUKI-CHO といったところか。 ロンゲのビラ配り、フーゾクの客引き、ミニスカギャルズなんかを脇に見なが ら、そういや、あっしはこの街が好きだからずっと新宿にいるのだな、っつー ことを思い出したっす。高校の頃は毎日行きまくって遊びまくってたな、今考えると結構オソろしいこともやってたものだ。

「少しは成長しろよ」(天の声)

(1999年9月)


昨日は激呑み…っつーか、良く覚えていない。残っているのはモーレツな二日酔いと気持ち悪さ。う〜ん、活動不能…これはサウナで風呂入ったり寝たり して回復をはかるしかあるまい。っつー訳で新宿は歌舞伎町のフィンランドへ。前にも一回行ったが、内部を改装したっつー話を聞いていたので行ってみることに。

昼間5時前だと、入泉料1900円。ところでサウナって何で入泉料って言うんすかね?なぜか警官がどかどかと入り込む…へ?入り口でコブシが血だらけで怪我してるワカモノ?が寝てる。かなり意識不明の模様。サウナで喧嘩か!?と思うが、服もちゃんと着てるし、どうもヘンである。どうやら周辺でトラブルを起こして、なぜかサウナへ来てそこでヘバった模様。メーワクな話だよなあ。まあ歌舞伎町では日常茶飯事だろうが…意識が戻らんね。薬物でもやってるんかいな?横目に見ながら下足鍵と引き換えにフロントで鍵を貰い、ロッカールームへ。しかし地下にあるせいもあるか、どうもB級の香り漂う。

さらに地下、B2が浴室。タオル類は使い放題なのは結構なことっす。が、この小タオルが…使い古しのように濡れてるんだよなあ、もちろん洗濯はしてるんだろうが、どうせ濡れるんだろうが、やっぱり湿ったタオルは気持ち悪い。

中に入るとまず低温と高温の両サウナ室。その向こうに水飲み機、まずはたっぷり水分を補給しとくことに。浴室は…以前来た時にあった、気持ち悪いプールは消えており、浴槽になっているっす。サウナなんで、もちろんシャンプーセッケン、ヒゲソリ、歯ブラシ等使い放題。ただ、セッケンは止めてボディソープにして欲しいよなあ。毛の張りついたセッケンをいったん綺麗にしないと使う気がしないっす。浴室内にアカスリコーナー。このサウナ、マッサージ関係はかなり充実っす。

浴槽へ。浴槽はまず真ん中に2槽、片方が全くシンプルな浴槽、もう一方はバイブラ、隅にデンキ風呂があるっす。バイブラは結構強くて気色がいいっす。温度はまあぬるめで41度くらい。デンキも弱めだが、二日酔いの身体にデンキ風呂は結構キくので、入念にデンキをあてる。で、このサウナは浴槽に入り ながらTVが見れるっす。脇にチェアが6つほど。浴槽のフチがになっている のはポイント高いっす。立ちシャワーが数機。あとはスーパージェット槽、これがヘンな形をしてて、広さの割に3機しかないっす。なんでこんな形にしたんだろ? なぜか壁紙による壁画があるっす。

さてサウナ、低温高温両方あるけど、今日は高温の下段にしとこうか。そこそこ広く、2段。温度計は110度を指しているっす。TV付き、12分計。まあ必要なものは揃っているが…このサウナ、ヤクザ者が多いっすねー。もんもん多数。一応、「刺青お断り」と書いてあるが、有名無実っつーことか。まあ歌舞伎町のド真ん中だもんね。風呂に入りながら密かにそれぞれのもんもんを鑑賞。へー、大和時代風の刺青もあるんだ。

サウナの後は冷水風呂、温度は冷ためで20度を切るくらい。まずまず広いっす。こっちも浴槽のフチは木で張っているっす。冷水が気色良く、湯の槽と冷水槽を交互に。

さて、風呂出たら休憩ルームだ。むろんリクライニングチェアもあり、TV。少し回復してきたので、何か口に入れることにする…レストランコーナーでカレーうどん。今日は競馬か。みんなめいめいに酒を飲みながら競馬新聞とTVとにらめっこ。しかしまあ、サウナっつーのは本当に男のリラックススペースだな。昼間っから競馬新聞眺めて片手にビール。あっしも道楽ものだが、このサウナに居る人間はみんな遊びが板についている。本当の意味の「遊び人」っつーのは、別にギャルと派手に飲みにいったりすることじゃないっす。自分の好きなことを完全にマイペースで、しかも何の後ろめたさも感じないようになるのが本当の遊び人。こうなると「遊び人」のオーラが自然に出てくるっす。うむ〜、あっしもまだまだ若輩モノだ。

しばらく横になってゆっくりしてから、再び風呂へ。サウナはこの「休んだり風呂入ったり」が出来るのがいいっすよねえ。なんてやってると身体も回復。さて、また酒飲めるくらいになってきたかな?


(おなじみ歌舞伎町の一角、歌舞伎町は今日も歌舞伎町)

(2002年4月)