おふろの王様


(看板は王様マーク)

aqua.gif (191 バイト) 場所 東武東上線 下赤塚駅 徒歩12分

おふろの王様ホームページ

これまたすんごいスーパー銭湯。

話題のスーパー銭湯、光が丘のおふろの王様に行ったっす。下赤塚から川越街道を成増方面へ。下赤塚といえば、かつてあっしはこの駅前でパチンコ屋の店員をやってたのだが…あったあった、店は名前も変えて綺麗になっているが間違いないっす。「XXX番台フィーバーしました」とかやってたなあ。

さて光が丘団地の入口。たしかにスー銭が進出してくる位置としては絶好のロケーションっす。もともと板橋区は銭湯好きだしなあ。3階建ての大きな建物がど〜んとそびえる。なんと!入口に駐車場待ちの車が並んでる…スーパーマーケットかよ。

で、2Fに登るとフロントと巨大休憩所。仙川の湯けむりの里と似た構造だな。自販機で券を買うが…今日は休日のため一般700円、会員650円、が、入会金が50円なので入会するっきゃない。飲食設備も会員料金だしね。まあ要するに、個人データを取るためにこのシステムがあるわけだろうけど、この辺り、マーケティングのうまさかなあ。おそらくどんな客層(年齢だの住所だの)がどう いう頻度で来店してるかデータを取れるし、3ヶ月来ない客にはDMを打つ、なんつーこともできるだろうなあ。会員化で「客の取りこみ」を狙っている、っつー のは最近流行りのマーケティング手口だが、銭湯組合あたりではこんな企画はなかなかできんのかもしれないなあ。

しかも、湯けむりの里は風呂グッズが高かったが、ここは格安かも。なんと 「おふろの王様」ロゴ入りのフェースタオルが100円!手ぶらセットも200円で完備。こりゃいいよねえ。とりあえず歯ブラシを購入。


(風呂グッズも充実、かつ格安)

さて脱衣場。激込みを覚悟してたが、まあそこそこロッカーは空いている。なお、下足入れもロッカーも100円入れて返却される形式。しかも100円入れるところがロッカーの裏側についていてわかりにくい。「もしや取り忘れた人間もいるかも」 と周辺の空きロッカーに100円残っていないか調べるが、残念ながらない。(お前はホームレスかー!)

さあ浴室。入口に立ちシャワーが2機。中に入るといかにもスーパー銭湯。まずはカランへ。カランは立派なものだが温度調整はない。こっちの方が面倒くさく ないんで、あっし的にはいいっす。シャワー、カランともども湯量湯温OK。しっかし混んでるかも。

さて、どう回ろうかなあ。まずは薬湯。なお、浴槽は全体的に40度程度のぬる湯。薬湯は漢方の薬湯で浴槽は広いっす。続いて露天風呂へ。露天風呂は3槽 あって、一つが普通の岩風呂、あとは寝湯、でもう一つが「絹の湯」となっている。白濁しているので、薬湯かと思ったらこれが超微細気泡の湯になっている。壁の能書きにはいろいろと効用が書いてあり、読むだけで有りがたい気持ちになるっす。その他露天の外にはビーチチェアが2,3個。

続いてスチームサウナ。このサウナはハーブサウナで、も持ちこみ可能になっているが、フロントで買う必要があるっす。まあじゃっかんソフトなスチームっすね。続いて乾式サウナ。こりゃまた「サウナ」のサウナみたいな広さで、30人くらいは入れそう。TVではGT戦、大乱打戦になっている模様で、みなTVに見入っている。野球シーズンはサウナの入り方が難しいっすね。なにしろ、チェンジになるといっせいに水風呂に向かうからな…

水風呂はかなり広いっす。温度は18度くらいで冷たさがよろしいっす。このスー銭、ガキがむちゃくちゃ多くて、水風呂をプール代わりにして遊んでいる。光が丘団地の若い所帯持ちが遊びに来てるんだろうなあ。たしかに一般の銭湯とは確実に客層が違っており、現役労働世代がほとんどで、逆に爺さんは少ない。それにしても混み混みっす。

さて主浴槽系へ。まずは寝ジェット、背中がバイブラになっており、水枕も冷たく冷却されていて気色がいい。続いてスーパージェット。座ジェットもなかなか噴出強くマッサージ効果抜群。デンキ風呂、なかなか空かなかったので近くでじっと待っていたが、デンキは弱いけどよろしいっす。電極に足と背中をぴったりつけて感電マッサージ。

さて上がりはまず脱衣場で…雪印のビン系ドリンク、白牛乳にコーヒー牛乳、ソフトラックにりんごジュースもあるっす。この自販機で白牛乳。なぜなら、ロッカーを空けると、さっき入れた100円がころころ戻ってくる。この100円を握るとつい牛乳を買いたくなるのは道理であるっす。しかも、自分の100円なのに、戻ってきた100円なんでなんか得したような気がするっす。うむ〜、商売上手かも。なお脱衣場は全面禁煙。

あとは巨大飲食設備、片方が小上がりの座敷になっているっす。メニューも豊富。とりあえず生絞りグレープフルーツサワー400円。ビールも中ジョッキ400円だし、下手な居酒屋より安い。うむ〜、一日楽しめる施設だなあ。


(巨大でリーズナブルな飲食施設)

っつーわけで一般系の人にはキョーリョクにお勧めできる、格安なスーパー銭湯っす。が、あっし的には湯が40度ではもの足りない…一槽だけでも、43〜44度程度の高温槽を置いてくれればパーフェクトなんだが。でも満足っす。いずれ東京にもこうした5,600円の銭湯施設がいくつもいくつも進出してくるに違いない。今の東京の銭湯経営者にも是非行ってみて、研究してもらいたいスーパー銭湯っす。

(2001年6月)