湯けむり横丁


(完全スーパー銭湯系)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR京葉線 稲毛海岸から徒歩25分 バスが無難

yellow.gif (192 バイト) 湯快爽快グループホームページ

千葉に行って、どういう訳か10代の専門学校生なんかと飲んで来たんだが…どうも、ついつい銭湯のハナシをしてしまうんだよなあ。でも、銭湯は世代を超えて話題になるっす。関西から上京してきたばっかりの子なんかは、やはり「銭湯は普通の日常だ」みたいっすね。

さて、千葉に一泊後、タダで東京に戻るのはもったいない。週明けにライブもあることだし、稲毛の海岸で三線弾いたあと、早い時間からやってるスーパー銭湯、湯快爽快グループの「湯けむり横丁」に向かう。

これが…稲毛海岸の駅からだと相当あるっす。20分はゆうにあるかな?でも、稲毛海岸っつーのも凄いところっすねえ。もうマンモス団地っつーか、歩けども歩けども団地ばっかり。いったい何万人がこの街に住んでいるんだろうか…しかし、何万人という街なら、普通は小さいながらも一通りのものがあるんだけど、ここは今一つそういう泥臭さがない…

さて、団地から工業地帯に入るあたり、いろんな店が固まった、大型のアミューズメントエリアがあるっす。この一角に、でっかい「ゆ」の看板、湯けむり横丁発見。100円返却式の下足入れに下足を入れて中に入るが…

この建物自体が、なんっつーかレトロ横丁の設計になっているっす。ナンジャタウンみたいなもんかな。真中に広く休憩所、それを囲むようにいろんな店があるんだけど、いずれもわざと昭和のフレーバーのレトロ調にしてあるっす。で、嬉しいのが、値段があまり高くない、っつーか安いっす。生ビールジョッキ390円、トンカツ定食680円、っつー感じ。


(一大レトロタウン、値段が安いのがよろしいっす)

さて、この奥に銭湯入り口。入浴券を買うようになってるけど、注意!会員料金と一般料金が100円差、入会金が100円。っつーことは、まず会員になっておいた方がオトクっす。で、一人会員になると、何人か居る場合、一人で全員に会員料金適用っつーことなんで、これは絶対会員登録するべき。平日会員500円、休日600円っつーリーズナブルなお値段。

フロントで券を渡して、さて中へ。脱衣場は100円返却式のロッカー、縦長のロッカーもあったんで、三線もバッチリ入ったっす。デジタル体重計。休日のせいか、かなり混んでいるっす。

サクサクと中へ。入り口近くにかけ湯コーナー、さらに立ちシャワー1機。カランは湯のみ、シャワーはボタン式。温度調整はできないけど、まあ湯温、湯量ともにばっちりっす。桶は屋号入りの普及品。ボディソープとシャンプー&リンスは備え付け。昔はこれを使ったんだが、どうも備え付けのシャンプーは今一つなんで、最近はあえて持参のものを使っているっす。むろんスーパー銭湯なんで、浴室は広大っす。

さて、まずは露天に行ってみよう。2槽あって、ぬる湯とあつ湯に分かれているっす。岩風呂。それぞれ10人くらい入っているだろうか。まずぬる湯…これがビックリ、何と37度表示!?たまに36度代になっているっす。確かにぬるいが…しかし自分の体温以下の湯ねえ…まあウォーミングアップのプール代わりだな。あつ湯の方は42.5度から43度、これにしても普通の公衆浴場に入りなれている人間にとっては別に熱くもなんともないが、まあ風呂に入った気がする温度。ここでやっと一息つくっす。

露天脇にはチェアがいくつか。あとは、板敷きになって寝れるスペースがあるので、ここで相当人数がマグロ状態。あと、珍しいものに「寝湯」があるっす。これが普通の寝湯じゃないっす。ほとんど、岩の上に寝るだけのようなものなんだけど、枕元から熱い湯を流していて、背中の方はポカポカ。なんで、思わず寝入ってしまいそうなスペース。6人分あるけど、なかなか人気で空かないっす。あとは打たせ湯が二機。これは落差も結構あって、なかなかキくっす。

露天の一角に「ときわ湯」なる小屋があるっす。ここは木の浴槽の風呂、温度は40度以下で、かなりぬるいが…まあリラックスには丁度いいかも。カランも4つほどあって、ここは木桶と木の椅子になっているっす。それにしても、何で「ときわ湯」?

さて内湯コーナーへ。トルマリン風呂っつーのがあって、ここも40度くらいの温度。床がゴツゴツしてて、足踏み効果があるっす。一角にデンキ風呂、これはデンキは思った通りソフトなんで、足裏と背中をべったり付けて、ジンジンしびれてみるっす。この槽はセンターにバイブラもあるっす。

他にイロモノコーナー。寝ジェット、6点式で背中にバイブラ。これが2機、あとスーパージェットが1機。そんなに強くないっす。「これじゃ強すぎるよ…」なんて言ってるオヤジがいたが、だから「スーパー」って書いてあるじゃん!その隣に8点式の座ジェットが2機、むろん好調作動中。

さて、サウナ。わざわざ「マイナスイオンサウナ」と書いてあるが…入り口は二重のドア、この工夫は温度が急変しないでいいっすね。中は相当広大なタワーサウナ、40人くらい入れるんじゃないかなあ。6段になっているんで、上と下では相当温度が違うはずっす。最上部で90度くらいの、かなりソフトなサウナっす。正面に12分計、あとはTV。サウナの後は当然水風呂、水風呂脇に「かけ水」コーナーがあるのは好感が持てるっす。やっぱり汗だくで水風呂に入るオッサンは、見てるだけで気持ち悪いもんね。水風呂は18度と冷えてて、なかなかキくっす。

なんだかんだと、いろいろ施設があったんで、思わず1時間以上の長湯をしてしまったっす。それにしても、あつ湯が1槽だけあったんで救われたな…これで全部がぬる湯だったら、風呂入った気がしなかったに違いない。でも、最近レトロ銭湯気味に回ってたけど、やっぱりスーパー銭湯もいいっすね。風呂自体を楽しめるっす。客もみんなリラックスを求めて来ている老若男女ばっかり。思えば、この稲毛の団地エリアだから、確かに流行る要因は大きいっす。

上がりは…銭湯出たところに焼肉屋があったんで、ここでビールに焼肉。いや〜、銭湯、ビール、焼肉。これぞ小市民の極楽っつーものっす。この焼肉屋が結構安くて、一人3000円もあれば十分に食って飲めるっす。っつー訳で、交通の便が悪いのはかなり困ったもんだが…せっかくホームページあるんだから、徒歩客にも十分分かりやすい交通手段を書いて欲しいよなあ…が、十分満足したんで、星つけとくっす。あとは足りないのは薬湯くらいだな。木の浴槽は薬湯にしてもいいのに。稲毛海岸から京葉線で東京まで爆睡、快速だとかなり早いんすよね。

(後注:これを見てか見ないでか、その後HPに非自動車客向けの案内が掲載されていたっす)

(2002年10月)