あたみ湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 井の頭線 三鷹台駅 徒歩12分

これも相当レアなレトロ銭湯。

町田のあたみ湯に行ったっす。小田急町田駅から徒歩5分くらい。この辺りも古い建物がどんどん壊されているのかな?ところどころ、抜けたように空き地や駐車場が目立つっす。歩いていると、駐車場の向こうに巨大煙突発見。

建物の造りは、破風造りでもなく、ビル銭湯でもなく、単に古い木造建築。中に入ってまずびっくり、「男湯」「女湯」の表示が、昔ながらのホーロー板。 オロナミンとかキンチョーとかで使われてたヤツっすね。下足の鍵は松竹錠。ここでびっくりしたのは…玄関の木造の天井。一部抜けて穴が開いて いる…

さて、ガラス戸から脱衣場へ。当然番台。脱衣場の天井は低めで、格子になっている…となると、一風ふつうの銭湯みたいだが…ここは木造の 「小屋」に近い建物かも。レトロっつーか古いっつーか単にボロいっつーか。しかも高級建築でもない。なるほど、珍しい。

脱衣場のロッカーは松竹錠だが、ほとんど使っている人間はいない。みんな丸籠利用。まあしかし、こんな銭湯に来る人間はやっぱり、ごく近場の人間だろうなあ。あたりまえか。脇にはぶらさがり健康器。

さて浴室へ。この浴室もなんつーか変わってるっつーか…桶はかなり年季の入ったケロリン。おそらく20年以上前のものだろう。シャワーはセンターの一列にしかないので、ここに陣取る。カランは新しく、プラスチックの水色6角カラン。で、このカランの湯が熱いのよ〜!湯加減の調節が難しい、っつーか楽しかったりする。マニア?木造の銭湯にしては、天井が低い。2段にもなっていない。

さて、浴槽へ。ありがちな2槽式なんだが、深風呂の方が「イオン化オゾン浴泉」、浅風呂の方が「アルカリ温浴泉」と書いてある。能書きもいろいろあるんだけど、あっしには単なる泡風呂にしか見えん…浅いほうには座ジェットが2機。湯温度は43度、まあレトロ銭湯にありがちな温度っす。壁画もペンキ絵がちゃんとあり、浜と海、そして島の構図。その下には現役かどうかもわからん広告。

上がりは脱衣場でヨーグルトドリンクで一服。ビン牛乳もあるっす。番台オヤジは客といろいろ話をしている。話好きそうっす。で、ここでまた驚愕! 「ご自由に」とある箱に1010が入っているのはいつもの光景だが… ありゃ〜!東京銭湯マップ2000がまだ2冊残っている!今持ってる銭湯マップ、すでにボロボロだからもう一冊もらっていくか。でももう発行して1年だぞ。まだ1冊あったから、あの分だと今行けばまだあるような気がするっす。

帰りは町田北口前のカウンタの朝鮮料理屋で一杯。この店がなかなか安い上に、味が日本的味付けでなく本格エスニックであるっす。唐辛子のキムチだの蛸のキムチ漬けだの、結構辛い。しかも旨い。いいぞ!今度行くか?>やす

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(2000年11月)