千代の湯


(スーパー銭湯に負けない銭湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR三鷹駅 バス配水場前下車すぐ

yellow.gif (192 バイト) 千代乃湯ホームページ

三鷹の千代の湯へ…っつーてもこれは三鷹駅から歩くのは少々つらいな…30分以上かかるかも。バスで配水場前下車、すぐ前に看板が見えるっす。ここは去年新装したばかりの新鋭ビル銭湯。が、回りの商店街が結構古い感じで、かつてこの銭湯を中心に小さな街になってたことを想像させるっす。

実はこの周辺は結構銭湯激戦区。銭湯の新装も多いし、新しい浴場施設も結構できてるっす。この銭湯の特徴、それは東京の公衆浴場としては珍しく、かなり広い駐車場を備えていることっす。これなら家族連れで車で来てもOKかもね。

壁に大きく「千代の湯」と看板がついているっす。玄関はなかなかしゃれた感じの玄関。下足の鍵はSAKURAUの板鍵。中に入ると常連ロッカーがずらり。入り口の自販機で入浴券、サウナ付きだと200円アップの600円っす。その他手ぶらセットなんかも置いてあるっす。


(ちょっとシャレた玄関)

フロント脇には広めの飲食施設。フロントで券を出すとサウナ用引っ掛けキーを貸しだしてくれるっす。ここはフロントはバイトとかでやってるのかな?なかなか感じの良い対応、スーパー銭湯を思いだすっす。やっぱりこうじゃなくちゃねえ、サービス業は…

さて中へ。ここは月に2度、1日と16日に男女チェンジのシステムにしている模様っす。脱衣場はスーパー銭湯的、ここが変わってるのはロッカーが全て100円式、返却方式のロッカーっつーことっす。使いにくいっちゃあ使いにくいんだけど、これだと鍵持っていかれないし、防犯にはいいのかもしれんっす。縦長のロッカーもあるのは嬉しいっす。KEIHOKUのアナログ体重計、これは改装前から使っているものをわざわざ残したんだろうなあ。洗面場の鏡回りのタイルがなかなか可愛らしい。子供受けを狙ってるんだろうなあ。

さて浴室へ。やや変則の構造、男女の真ん中に明らかに「別部屋」的なスペースがありそうなんだけど、ここは介護入浴のスペースだろうか。入り口付近の天井は低いが、途中から天井高くなる構造。この天井脇の壁がタイル絵になっているっす。赤から青にチェンジする、おそらく空をイメージしたタイル。その上に鳥のオブジェ?が取りつけてあるっす。浴室の壁のタイルにはところどころ、新しい目なんだろか?ちょっと抽象的な花のタイル絵。

桶はケロリン黄色。カランはWaguriの銀色5角、シャワーもWaguriのものっす。湯量、湯温ともにばっちり。で、この銭湯、なんと軟水銭湯。ただ、お湯の感じはそんなに軟水パワーを感じなかったが…出入り口側に冷温立ちシャワーが1機。照明が結構凝ってるのかな。あとびっくりするのは、日曜の夕方っつーこともあるだろうけど…混んでる!しかも、なんと家族連れが多いっす。子供を連れた、働き盛りの年代の親父が多い。これが珍しいっす。この客層はまるでスーパー銭湯のようだ。

しかしあっし的には、銭湯はやっぱりこうあるべきだと考えるっす。東京の多くの銭湯は「爺さんのサロン」化しちゃってるけど、まあ年寄りも悪くもないだろうが、やっぱりいろんな年頃の人間が「ごった煮」状態で入っているのが銭湯っつーもんだろうなあ。やっぱり親子連れっつーのは銭湯にあって欲しいっす。

さて浴槽へ。周辺部分に浴槽が配置しているっす。まずは低温湯でウォーミングアップ。40度上のぬる湯で結構広い浴槽。ここは薬湯でもいいような…低温湯の向かいにはベンチがあって休憩できるようになっているっす。

さらにここの大きなウリの露天風呂へ。やあ、これはいい露天だなあ。広い露天で10人くらい入れそうっす。むろん岩風呂。上にゴエモン風呂のような、「釜」になってるところが二つ、ここに親子が一緒に入ってたりするっす。温度は41度くらいだろうか。休憩スペースも広くとってあり、ベンチや木の椅子。さらに向こうは庭と池になっていて、池の上には…ん?藤?まだ新しい銭湯だから、わずかに藤が這わしてあるけど、あと数年経つと立派な藤棚になりそうっす。いずれにしても、上を広く開放してある露天風呂は気色いいっす。

お次はサウナへ。引っ掛けキーになっているっす。このサウナもまた広いっす。10人程度入れそうかな?サンエンジニアリングの最新式のロッキーサウナ、たまに見かける、天井から「じゅーっ」と水が振ってくるヤツっす。中はヒノキ臭が漂う。やっぱり新しい銭湯はいいっすねえ。湿度を与えてあるので温度は少し低めで80度強くらいっす。むろんTV付き。サウナの後は水風呂、こっちは温度は19度、二人が足を伸ばして入れるサイズ。

後は主浴槽系、こっちは42度くらい。ボディジェット、ヒップアップジェット?スーパージェットのイロモノが並ぶっす。あとは嬉しいデンキ風呂。L字に電極がついているタイプ、デンキはソフトっす。腰、背中、腹、横腹…最近はスネや足裏まで電極に近づけてデンキを楽しむ。すっかり本格的なデンキマニアになってしまったなあ…

上がりは休憩所でヨーグルト牛乳100円で一服。ここは完全に分煙になってて、一角に喫煙コーナーがあるっす。ビン牛乳自販機は例の透けて見えるヤツで、種類もなかなか多いっす。あと、休憩所には駐車場の監視モニタTVが。防犯効果があるっすね。飲食系は生ビール400円のほか、つまみや軽食類、カレー400円が結構気になったが…あと、2Fはマッサージ機コーナーになっており、新型のマッサージ、足バイブ付きが3台並んでいるっす。

っつーわけで、限りなくスーパー銭湯な一般公衆浴場。確かにこの設備なら、家族連れもどんどんやってくるわなあ。近所の人の憩いの場所になっているようっす。実は、あっしの実家もここから徒歩圏内で、あっしの母ちゃんも新装後、あっしの妹と一緒にしょっちゅうこの銭湯に来ているらしい…

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(2002年3月)