銀静湯

2001年12月30日をもって廃業しました


(ビル銭湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR南武線 谷保駅 徒歩3分

国立谷保の銀静湯が12月でおしまいっつーことなんで、入浴会も兼ねて誘い合わせて銀静湯へ。近くに団地があって、商店街があるんだけど、この商店街が妙に古い感じ。戦後に出来たのは間違いないんだろうけど、高度成長の頃に出来た団地街って、そろそろ耐久年度に来てるのかもなあ。

で、その商店街ビルの一角に銀静湯。行灯看板が目立つっす。この銭湯、なんとビルの2Fの銭湯、階段を上って玄関へ。下足入れがこれまた…ヘンテツもない、昔の鉄の下足入れだが、鍵があるのがほとんどないっす。で、番台というかフロントというか…玄関正面、脱衣場入り口のドアの手前に外に向かって番台?


(玄関光景)

脱衣場に入ると…おやおや、懐かしいメンツが既に集結中。ロッカーがこれまた普通の銭湯のものと違って、鉄のロッカーなんだけど、鍵がついているのがないっす。なんとか鍵付きのを探す。万一盗難でもあったら、自分もヤだろうけど、店もヤだろうしね。その他アナログ体重計。脱衣場天井はビル銭湯なんでさほどは高くないっす。

さて浴室へ。この銭湯、センターに浴槽があって、ぐるっと取り囲むようにカランがあるっす。高円寺のつかさ湯に構造が似ているかも。天井はそんなに高くはないビル銭湯だけど、男湯側女湯側両方に湯気抜きがついているっす。

で、この銭湯の特徴…それは…「シャワー出しっぱなし銭湯」。「シャワーが冷たくなるので、何個かは出しっぱなしにしておいてください」うむ〜、なんということ…確かに3機ほどシャワーがジャーっと出しっぱなしになっている。勿体無いなあ…「もしや、あれが廃業の原因では?」なんてウワサしてたっす。

桶はケロリン、カランは二重丸のある黒いものだが、このカラン間隔が!?桶の間隔以上あるので、一発で湯と水がミックスできない?オマケに湯量も少なく、しかもカランも押して戻らないんで、湯を作るのに一苦労。って、ふと考えたら、あの出しっぱなしのシャワー使えばいいんだよなあ。なんとなくシャワー出しっぱなしにして使うのが気持ち悪くて避けてたけど…1列はハンドシャワーのコーナーになっているっす。

後は壁画。ビル銭湯ながら、見附島のペンキ絵がちゃんと最奥部にあるっす。これは丸山師の絵かな…。

さて浴槽へ。大中小3槽あって、大の浅風呂が一槽、深風呂が中小とあるっす。中と小は湯温は43度かそこらで適温なんだが…小さい深風呂、これが癖モノだ!ちょっと手を突っ込むと…あち〜!48度はあるんじゃないかい?みんな一応繋がっているんだけど、なんでこの槽だけ熱いんだ?何とか入ろうと試してみるが、足を10秒も入れるともう辛抱たまらんっす。これは降参だ。

っつーわけで2001年をもって消え行く銭湯。それにしても銀静湯つーのは格好いい屋号だよね。上がりは銭湯マニアが集結してまずは近場の養老の滝で、これまたコアな話題が展開されるっす。さらに、その後近くの「かけこみ亭」で「フルフル座」による懐メロの生バンドライブ。これは良かった。今年のヒットだ。思わずステージ見ながらビール4缶も開けてしまっただよ。

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(2001年12月)