北野湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 京王井の頭線 三鷹台駅 徒歩20分 もしくは 京王線 千歳烏山からバス

三鷹の北野湯の様子を見て欲しいという連絡があったので、北野湯へ。行きは久我山から行って見る。久我山っつーと岩崎通信機の街なんかー。玉川上水を越えると、工場敷地が広がる。昔は畑の中にでーんと工場があったんだろうなあ。さらに下連雀通りを通る。この辺りは道が狭い割に交通量が多く、歩きだと結構脅威を感じるっす。


(玉川上水、とても23区内とは思えん)

なんて30分くらい歩いてしまったが…巨大煙突発見。やっぱり千歳烏山からバスが正解かなあ。三鷹台団地の南端にあたり、このあたりも駅から遠いけど若干商店が固まって存在するエリア。まあ商売やるにはいい立地かもしれん。


(裏なんすけど…な〜ぜか解体中なんすよねえ)

で、北野湯…まず外観。裏に回ると廃材が積んであるが…あれ?後ろの建物?解体中っつーか、ほぼ更地になっているっす。うむ〜、怪しい。正面に回ると隣がカラオケボックス。駐車スペースも少し。あとはコインランドリー。でまあ、入り口前にある建物がヘンな形してるんだな…家を縦にまっ二つに割ったような建物。良く分からんが、とにかくそういう形。あまり新しい建物ではないな。その奥が銭湯入り口。


(なんか真中にチョップで真っ二つにしたような建物)

下足の鍵は松竹の鉄鍵。完全フロント形式、爺さんが座っているっす。フロント前には結構広めのロビー、あとはビン牛乳系の自販機、TV。サウナ込み料金400+300=700円を払うと、下足鍵と引き換えに大小タイル、リストバンドを貸しだしてくれるっす。さて脱衣場へ。

脱衣場がなんとなく暗いっす。天井は高いんだけど、天井に照明がついていないせいか?TANAKAのアナログ体重計、アサヒの自販機、長いすが灰皿をはさんで二つ。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ錠っす。

浴室へ。天井高い東京型2段、大型の銭湯の部類に入るかなあ。で、入り口に…なんと木桶!島カランは2列、1列は片側のみっす。カラン回りは改装されてて、割と使いやすいっす。カランは銀色6角、シャワーともども湯量、湯温ばっちり。出入り口近くに水風呂と冷温立ちシャワーブースが2つ。

さて、まず風呂入るか…その前に壁画。浴槽背後に立派なペンキ絵、手前が湖、遠くに連峰を望む絵、これは丸山師だろう。丸山師らしい、静かな落ち着いた画風。下に広告が3つほど。

浴槽は3槽式、一番端の1槽が薬湯槽。まずはこちらへ。本日はブルーの森林浴、それらしい香り漂う青い湯っす。バイブラになっていて、温度は43度弱くらいっす。さらに真ん中浅風呂、石の入った檻から湯が出ているっす。あとはデンキ風呂。デンキはさほど強くないので、背中だの腹だの足裏だのぴったりと付けてマッサージ。こちらは温度42度強っつーところ。後は一番真ん中側が座ジェット2機、こちらは水枕も冷えてて気色いいっす。

さてサウナだ。乾式サウナでそこそこ広く、8人くらい入れそう。温度は100度強、ログハウス風のサウナっす。砂時計が一つ、残念ながらTV等はナシ、中に演歌が流れるっす。サウナの次は当然水風呂、温度は20度上。長めに入れる温度なんでゆっくり入ってまたサウナ。いや〜、この季節のサウナはなかなかいいっすね。風呂入ったりなんだかんだ1時間以上汗を流す。

上がりは脱衣場で…自販機を見ると、なんと半分くらいが売り切れマーク。うむ〜…何となくやる気に欠けるかも。気になる。仕方ないのでバリヤースオレンジ。この脱衣場の木のベンチが、結構年代モノで、何気ないんだけどいい感じっす。

帰りは三鷹台の方が近かったかな?と、三鷹台団地を抜ける。この団地も老朽化して建て直ししてるんだなあ。これから集合住宅の問題がいろいろ出てくんだろうなあ。この団地の北端が神明湯。さらに三鷹台まで20分くらいっつーところかな。っつーわけで、まずまず満足の銭湯、東京23区の外端あたりは、まずまずの銭湯が多いっすね。立地的にはスーパー銭湯にでも直すと繁盛しそうな感じがあるけど…このエリアも銭湯激戦地だからなあ。

(後注:やはり道路拡幅計画のため、6月末で廃業らしい)

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(2002年5月)