国領湯

2002年5月31日をもって廃業しました


(新型のカメラで撮影、これで1/4縮小っす)

aqua.gif (191 バイト) 場所 京王線 国領駅 徒歩0分

調布市国領の国領湯へ。駅を降りて…すぐまん前に巨大煙突と牛乳石鹸暖簾の銭湯。駅0分とあるが、ウソではあるまい。ところであっしも、今まで5年以上使ってたデジカメがとうとう年末のバカ騒ぎでガタが来て、新しいのに代えたっす。暗いところでちゃんと映るかな…?と思ったら映りすぎ。うむ〜、最近のデジカメの高性能ぶりといったら…とにかく使いこなすまでしばらく時間がかかりそうだなあ。

暖簾をくぐると、これまた珍しい、真正面に下足入れ。鍵も下足板のではなくて、Staringの鉄鍵。フロントなんだけど、この下足入れの奥にあってヘンな形、男女が両サイドに分かれる感じになってるっす。400円払って中へ。脱衣場へは、ドアになっているっす。

さて脱衣場、これは天井高い伝統型、格子ではないけど端が綺麗にカーブ処理された天井。真ん中に木のテーブルと椅子、ロッカーの鍵はとってつけたようなシリンダ錠。あとはおなじみHOKUTOWのアナログ体重計。あとは特になにもないが、男女の境が低くて、プラスチック板を補充してあるっす。

浴室へ。これまた天井高い東京型2段、シンプルな銭湯っす。桶はケロリン。島カランは1列でシャワー無し、鏡もない、カランだけのもの。シャワー付きのカランはセンターの一列だけなんで、ここに陣取るっす。カランは丸型温泉マーク付きのカラン、湯温、湯量はシャワーともども文句なし。客は…ほとんどいないっす。やっぱりスーパー銭湯の進出とか影響があるんかなあ。男女の境は富士山に水車の既製品のタイル絵

さて浴槽へ。浴槽背後はペンキ絵、野尻湖のものっす。その下にはモザイクタイルの金魚のタイル絵。さらに下には広告スペースだが、わずかに多摩クリスタルの「?」の広告を残すのみ…この広告、さすがに多摩地区では良くみるっすねえ。

浴槽は広い浅風呂と、深くて小さなジェット槽が1槽。湯温は42〜43度といったところか。浅風呂はところどころに泡が出てるけど…あれ?これは薬湯かなあ、気が付かない程度なんだけど、わずかに紫色がついてて、淡い香りがついているような。いずれにしてもごく気が付かない程度っす。どこにも書いてないし。入っているうちに、客はあっし一人に…

上がりがけ、フロントで料金を払っている客の脇をすり抜け、玄関に向かうが…なんと!白髪の爺さんがわざわざフロントから出てきて、ニコニコしながら「ありがとう」だと…こりゃ珍しい、見送り銭湯!ごく普通の、寂れた東京銭湯だが、この一件だけでなかなか印象深いものになったっす。

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(2002年1月)