武の湯


(立派な破風造り)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR西八王子駅 徒歩8分

東京西部に用事があったんで、京王八王子の四方の湯に行こうとしたんだが…ちゃんと祝日チェックしたはずなんだが、駅から15分ほど歩いて銭湯の前に行ったらなんと休み。おかしいなあ、前に休日が書いてあるんだが…20日?今日じゃん。あれ?どうも勘違いはなはだしい。それにしても、千鳥破風のなかなかの雰囲気の銭湯、是非次はいってみたいもんだ。


(四方の湯、立派な破風造り)

(四方の湯全景、こりゃまた銭湯)

それにしても八王子も結構ビビったぞ…途中、高校があったんだが、その前で制服の女子高生が…校門前でタバコ吸ってる。女子高生が制服のままタバコ吸ってるのもクルものがあるが、それにしても学校の正門の、表札の前で吸うか?八王子も結構ヤンキータウンだな。


(夜の浅川の光景)

(JR八王子駅前光景、東京都もここまで行くと地方っぽい)

さて、気を取りなおして…どこ行くか?この際JR八王子まで行って、さらに電車に乗って西八王子へ。どうせなら目一杯遠くまで行ってやる。それにしても西八王子駅なんて、生まれて初めて降りたかもしれんなあ…昔、TVで「酔っ払いの乗りすごし終着駅」っつーのを見たくらいの印象っす。北口を出て、20号を渡り、徒歩8分ほど、住宅街の中に武の湯発見。煙突が無いと結構わかりずらい場所にあるっす。


(JR西八王子駅)

玄関はなかなかのむくり破風。脇に回って煙突を見ると、白煙を上げているっす。こりゃ廃材燃やしているのか。暖簾はオリジナルのシンプルな暖簾、下足板の鍵はカナリヤ。さて、ここで下足入れの上にホーロー板の「男湯」 を発見。東京郊外でごくたまに見かけるけど、レアっす。


(出たな!ホーロー板、男女ともに健在)

中に入ると番台形式だけど、低いタイプっす。改装したんかな。脱衣場天井は高いけど、合板が張られているっす。ロッカーの鍵はTOKYOとあるのと小さなシリンダ錠の両方。丸籠もしっかり積まれてるっす。旧型マッサージ機。NDK、つまり日本度量衡機のアナログ体重計。長いす、テーブル。縁側の向こうには庭。いわゆる一つの銭湯っす。しかも番台上には立派な神棚、太い縄が巻かれているっす。

浴室へ。天井高い東京型2段の天井。なかなか幅広の大型銭湯っす。島カランは2列だがシャワーも鏡もないシンプルタイプ。桶はケロリン黄色と…睦和の屋号入りの白い古い桶も結構あったんだが、良く見ると底の方にうっすら「ナショナル自転車」のマーク!?いつの時代の桶だ!?

シャワーがついている、センター側のカランに陣取る。カランはWaguriの赤青ボール型カラン、脇から湯がこぼれるけど、シャワーともども湯量、湯温OKっす。一般人には少し熱く感じられるかも?男女の境は…これは見たことないなあ、既製品っぽいんだけど、ニワトリ?チャボ?赤い鳥のモザイクタイル絵っす。

最奥部壁はペンキ絵、これは丸山師だろうなあ。瀬戸内海とあるっす。幅広の銭湯なんで、ペンキ絵も大きいっす。その下に広告が2,3あるが、おなじみ多摩クリスタルも。こんなところまで進出してたか…

さて、浴槽へ。浴槽はスタンダードな深浅2槽式、どっちも温度は同じくらいで43度程度っす。で、どちらにもか細い、たった1穴のジェットが1つ。なんか芳香がするなあ、なんでだろうか?薬湯ではない白湯だが…客も2,3人しかいないし、広い風呂は気色が良いっす。

上がりはまあ帰りの都合で急いで引き上げてきたっすけど、ドリンクはビン牛乳やヨーグルト等、パックもの等も。しかしまあ、大型の銭湯だけど、このくらいの客の数だとツラかろうなあ。


(西八王子駅周辺の飲み屋街、地方っぽい「どよ〜ん」とした雰囲気が…)

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

(2002年9月)