梅の湯


(ヘンな正面)

aqua.gif (191 バイト) 場所 小田急線 町田駅 バス10分 さらに徒歩5分

ひさびさに町田へ…この街はまだ銭湯が6軒残っているっす。今日は梅の湯へ。駅から結構あるので、バスで移動っつーことになるけど、町田駅からのバスって沢山あって、どれがどれだか分からんよなあ、正直いって。西口を出たすぐのところに「町田バス総合案内」があって、これは停留所番号を入れるとすぐにバス停番号を出してくれるっす。なかなか優れもの。

っつーことで駅からバスで10分ほど、浄水場前で下車。本数はかなり多いっす。ところが、バス停から結構あるんだよなあ…徒歩で5分くらい。なかなか分かりずらいが、住宅街の中に煙突発見。良かった、少し煙を吐いている。営業中だ。目立つ煙突だけど、75尺の長さはないかも?いや、近くによるとあるかな、やっぱり。


(側面からのショット)

銭湯正面に立つが…これはまたヘンな玄関だなあ。基本的に一般的な木造建築なんだけど、正面に「板」のようなものがつけてあり、なんかヘンな、っつーか昭和的形状になっているっす。牛乳石鹸の暖簾、これは新しいタイプだな。正面にラジウム温浴泉の能ガキ板。

中に入ると…お、これはちょっと貫禄の入り口。玄関両側に下足入れコーナーが両翼方向に広がる。下足板の鍵は松竹錠。大型銭湯っす。中に入るドアがまた木造のドアでいい感じ。そして…ホーロー板の「男湯」「女湯」表示。郊外に行くとこれが多いっすねえ。


(なかなか貫禄のドア)

番台で銭湯料金400円を払う。番台のお姉様が浴室にチェックの目が入ったところを見ると、もしかしてあっしが口開け客?ちなみに開店10分後くらい。それにしても大型銭湯、木造の昭和の香りがたっぷりっす。天井は格子。床はワックスがかかってピカピカになっているっす。KEIHOKUのアナログ体重計。洗濯機が2台。両側が広がって休憩ロビーになっており、TV。あとは雑誌が積まれているっす。で、縁側…L字になったいい感じの縁側だが、ここに木の座れる段が設けられており、さらにびっくりしたことに縁側部分が朱塗り

浴槽へ。桶と椅子が綺麗に積まれているところを見ると、やっぱりあっしが口開けか。桶はケロリン黄色、緑椅子。いや〜、広い銭湯っすねえ。天井高い東京型の2段。広い銭湯だが島カランは1列のみ、斜めになった鏡だけがついててシャワーはなし。両サイドはシャワーがあるので、男女の境側のカランに陣取る。

カランはWaguriのボール型カラン、口開けなのにシャワーからもカランからもちゃんと湯が出てたっつーことは、一応開店前に一度お湯を出していたっつーことか。カランの湯量、湯温はまあいいんだけど、シャワーが根元から半分くらいボタボタと落ちちゃっているなあ。

最奥部にはペンキ絵。これは丸山師のものかな…知多半島とあるっす。丸山師にしては、少し色が濃い目の感じ。まだ描かれてから数ヶ月くらいしか経っていない模様っす。その下に広告、あと洋風の湖畔のモザイクタイル絵。広告にはおなじみ多摩クリスタルも。

そして浴槽へ。浅深2槽の基本系だけど、広い浴槽だよなあ。浅風呂の方はラジウムイオン温浴泉になっており、一部ステンレスで穴が開いているところがあるっす。この下にラジウム石が入ってるのかなあ。町田の銭湯はこのラジウム系が多いっす。後は1筋のジェットが4機、超音波風呂の能ガキ。湯温は43度くらいっす。深風呂はシンプルそのものだけど、湯温は熱めで44度以上あるかな。それにしても広い浴槽っす。

上がりは時間もないので、素通りで出てきたっすけど、ビン牛乳とドリンクがいくつか。基本的に木造のレトロな銭湯だけど、手入れはちゃんとしてあってマニア的にはなかなかのものっす。が…早い時間のせいかもしれんが、爺さんしか客がいないんだよなあ。爺さんしか居ないっつーのはヤバいパターンなんだが…。町田っつーのは新興住宅地で人口も多いし、潜在的銭湯ニーズはかなり高いと思うっす。スーパー銭湯がイカにも出店しそうな場所。なんとか既存の公衆浴場も振興策が無いものかなあ。そもそも、町田の全銭湯が定休を一斉にやってる辺りが、時代錯誤的というか、客の利便から見ても、まずいんじゃないかと思うが…


(玄関の拡大)

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(2003年1月)