カネカ湯


(ビル銭湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄千代田線 町屋駅 徒歩30秒

いきなり雪が積もって、寒くてしょうもない日。こういう日はもちろん銭湯…っつー訳で町屋のカネカ湯へ。何で町屋かっつーと、特に意味はないんだが、雪の日だし駅からなるべく近い銭湯にしようかと。千代田線の町屋駅出口から徒歩30秒。

荒川区とかは元来下町なんだが、こういう街は最近はマンション建築ラッシュっすねえ。カネカ湯も上がマンションのマン銭。背後に回ると、マン銭の割には重油とか使わず、廃材を利用しているようんで高い煙突付き。若旦那?が裏から雪のついた材木を運び込んでいるっす。釜場に置いておくと暖かいから乾燥するのかな?釜場からはパチパチ、っつー音。

下足板の鍵はSAKURA-G。完全フロント形式、サウナはプラス300円で、700円払うとサウナ証のバスタオルを貸し出してくれるっす。その他風呂グッズもいろいろ販売中。フロント前には4人くらいのスペースのロビー。

脱衣場へ。ビル銭湯なんで、基本的に天井は低いっす。ロッカーの鍵はSAKURAV。旧型マッサージ機。長いす二つに灰皿。ガラス戸の外にはちょっとした坪庭、池もあって、休憩用に長いすと灰皿も置いてあるっす。


(こんな感じの坪庭)

浴室へ。ビル銭湯なんで、低くフラットな天井、今日は寒い日なんで、かなり湯気がこもって見えにくいっす。桶は白の無地桶、島カランは1列。カランは銀色のWaguriの5角のカラン、シャワーともども湯量、湯温OKっす。出入り口近くにハンドシャワー型の冷温立ちシャワーブースが一つ。

最奥部の壁には…こりゃなんだろうか?雁かなあ、なんか群をなした渡り鳥、っつー感じのチップタイル絵。男湯は赤基調、女湯は対して青基調の感じなんだが、湯気が濃くて確認できず。

さて、浴槽だ。今日は全面的に黄色っぽい黄緑色の薬湯になっているが、常連らしい爺さんが「おや、今日は薬湯か」と言っていたので、いつもは白湯かも。まずは浅風呂サイドから。温度は43度くらいか?センターにミクロバイブラ、これはかなり噴出も強いっす。その脇にL字に電極がついたデンキ風呂。デンキは弱めだな。

隣の槽は座ジェットが2機、7点式だけど噴出が出ないポイントがいくつかあったか…なお、この銭湯は「ラドンイオン温泉」になっているっす。で、センター寄りの槽は高温槽。高温っつーだけあって、さすがに45度くらいあるかも。結構熱めっす。しかし寒い時期は、なぜかこういう高温槽で汗を流し たくなるっすねえ。

続いてサウナへ。サウナは6,7人サイズの2段、温度は結構高めで110度近くあるっす。時計…砂時計も無いのはイマ一つだなあ。サウナ室に流れるのはド演歌、演歌ならおそらく1曲3分強だろう、と曲で時間を計るっす。サウナの次は水風呂、まあまあ広い水風呂、水は流しっぱなしになっていて、この時期20度を切る冷たさっすね。高温サウナ、高温槽、冷たい水風呂で思いっきり身体をいぢめる。あ〜、修行系。

何回もサウナに入ってたら、隣でやっぱりじっと我慢の親父が「良く来るんすか?」「いや〜、まあ滅多に…」っつーか初めてだっつーの。やっぱり、銭湯沢山入っているうちに、自然体でフテブテしい態度が身についてるのかもなー。なんて思っている間に親父が話だす。

「やっぱり普通のサウナは高いですもんねえ」
「最近は少し安くなったみたいよ」
「何回くらい入ります?」
「3回くらいかなあ」
「ワタしゃ6回くらい入ってねえ」

とか、他愛のない話をダラダラと。やっぱり庶民の街は他愛のない話だよなあ、こうして他愛のない話をしながら、徐々に間柄を詰めていくものっす。ズバっとプライバシーに踏みこむ話をするのは、仕事でもないんだから色気ないよね。

上がりは…脱衣場の坪庭を見ながら一服、さらにフロント前のロビーでビタミンCドリンク。ドリンクは割と一般的なものがいくつか。フロントもなかなか愛想がいいっす。っつー訳で下町の庶民派ビル銭湯、高温湯と水風呂の組み合わせは、サウナに入らないでも満足かもねー。

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やすの紹介ページ

(2002年12月)