大正湯

（なんかここも凄い銭湯）

場所 地下鉄 新大塚駅 徒歩4分

都内でもレトロで有名な大正湯へ。新大塚駅から徒歩で4分ほどかな。お、新大塚駅の出口、工事中だったけど、真新しいエスカレーターがついてる…それにしても大塚エリア、全く都市計画がないっつーか、猫の通路のような細い道が続く…道っつーか家の間がたまたま道っつー感じっすね。この辺の地権どうなってんだろか。

さて大正湯、巨大煙突。古い木造建築だが、寺社造りっぽくはないっす。隣にコインランドリー。花王の暖簾をくぐって中に入ると、いきなり玄関にフクスケのタイル絵。これは結構面白いっす。で、下足入れが…これは凄いぞ、なんか。かなり旧式のおしどりにさくら。うむ〜…古い…

中に入ると当然のように番台。番台のお姉様は半分寝かかっているな。目隠し板がかなり高いっす。脱衣場の天井は相当に高く、格天井になっているっす。端がカーブ処理。KEIHOKUの体重計だが、これは後から青く塗ったのか？旧式マッサージ気。木のベンチ。ドライヤーがまた古いなあ…さらにロッカーの鍵！SAKURAの古いのやらSAKURA�U、TOKYOとあるものの混成軍団。いずれもかなり古そう。ふと思ったのだが、鍵が紛失したと思われる開かずのロッカーってあるけど、あれってもしかして数十年間開かずのロッカーっつーのもあるんかいな？

さて浴室へ。桶はケロリン。椅子は緑椅子に灰色椅子。天井がかなり高い東京伝統2段だが、この天井と壁のペンキが…かなりキてるよ、もうボロボロ。島カランは1列でシャワーなし、両側はシャワーあり。カラン回りはまずまず、「置き段」の部分がやたらと広いっつーのがよろしいかも。カランはWaguriの平丸型赤青、シャワーともども湯量、湯温はOKだが、カランのバネがやたらとキツい…ガキなら押せないんじゃないの？まあ無駄なお湯の節約になって、文京区スローガンの「地球温暖化防止」には役立つかもしれんが…

こんな古い銭湯だが、客はまあまあなのは大塚っつー土地柄のせいか？それにしても大塚って銭湯多いよねー。最奥部にはペンキ絵。例によって 文京区の温暖化防止のスローガンが入っているっす。この絵はやっぱり早川師かなあ。北陸とあるけど、海と山のもの。あっさり「北陸」と一語なのも珍しい気もするっす。

さて浴槽へ。東京典型の深浅2槽式、浅風呂には湯内赤ランプ。入ろうとすると…おや、熱い。45度近くあろうか？温度計は46度上を指しているが…まあ気色良く入れる温度の上限近いだろうなあ。浅風呂は縦2穴のジェットが3機。深風呂は気持ち熱い程度だが、泡風呂になっている。さすがにこのくらいの温度だと、埋め太郎出現…

上がりはビン入り乳飲料、牛乳のようで牛乳でないアレね。他にオロナミンだのジュースだの、種類はそんなに無いっす。っつーわけで、熱い湯の、歴史を感じるレトロな銭湯っす。是非早いうちに行くべきっす。

JR大塚駅までも12分くらい、ふと2年くらい、「大塚でオンナ二人でロックバーやります」っつー招待状を貰ったのを思いだして覗きにいってみるが…該当場所には別の店の名前。うむ〜、やっぱり2年持たなかったか。なにげないようで店を3年以上もたすって、なかなか出来ないことなんすよねえ…早めに行っときゃ良かったな。

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

（2002年7月）