鶴の湯


(なかなか立派なものでござる)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄 本駒込駅 徒歩6分

本駒込の鶴の湯へ。行きは千駄木の駅から10分ほど、団子坂を上がってしばらく。本駒込からだと6分くらいっす。さてこの周辺、道は狭いわ住宅街で、なかなかターゲットを見つけにくいっす。やっと見つけると、これが木造のなかなかの寺社造り。煙突は東京銭湯としては低いっす。

下足板の鍵はさくら。番台形式、番台の目隠し板がかなり高いっす。さて、それにしても広い脱衣場…天井は格天井、端がカーブ処理。ガラス戸の向こうは庭に石灯篭。ロッカーの鍵はSAKURAU、丸籠も重ねられているっす。結構ごちゃごちゃと彫りモノ系の置物が置かれており、なんつーかレトロ郷愁系。目盛が擦れて、どこのメーカーか判明しないアナログ体重計。新型のエアーマッサージ機。ガラス戸の前に古い木の長いすが一つとテーブル、マンガ雑誌など。あと、不明なんだが、木ののようなものに、上に鉄の皿になったものが乗っているっす。これは何だ?灰皿かな。あとは水槽。

浴室へ。天井が高い東京型2段式、一番上がかすかにアーチになっているっす。幅広だけど奥行きは狭めの銭湯っすね。島カランは2列、1列は片側のみ。桶はケロリン、緑椅子他。カランは5角の銀色、シャワーともども、湯量はOKなんだけど、湯温が気持ちぬるい。

さてこの銭湯の見もの、それは最奥部の壁いっぱいの、男女ブチ抜きの富士山のペンキ絵。文京区なんで、早川師によるものだが、それにしても見事。西伊豆からのショットで、例によって手前が波しぶきになっているんだけど、絵がかなり下まで書かれているので、本当にすぐそこに海が来ているようっす。これだけ大きな富士山はなかなか無いぞ。ペンキ絵の下に熱帯魚のモザイク タイル絵。男女の境にも風景画のモザイクタイル絵。

浴槽へ。最奥部に2槽、1槽は漢方薬湯っす。世田谷区の東京浴剤っつーメーカー、ごくたまに見ることがあるっす。案の定ぬるめで41度くらい、二人くらいのサイズっすね。タイルは石風呂風のもの。あとは主浴槽、43度強くらいの白湯っす。端から4穴、うち足裏が二つのジェットが2機、これは噴出も強くてなかなか気色良いっす。その隣にボディジェット、さらに端が泡風呂。

上がりは脱衣場の長いすでビン牛乳、その他ビールはないけど、なぜか缶チューハイが置いてあって、なんとこれが120円。男女の境のTVを見ると、あんまり景気良さそうなニュースはやってないっすねえ。景気良くなるんだろうか、竹中さん。っつー訳で東京教科書的銭湯、ペンキ絵は見事だぞ!


(千駄木の駅の近くにあった店「女横綱」だと…)

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(2002年11月)