お玉湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR神田駅 徒歩5分

久々に旧友たち(っつーても歳が20くらい違うんだがな〜、みんな白髪になっちゃって、ついでに偉くなっちゃって)と旧交を温め、神田のガード下の40年やってる超濃い店で呑み。さて、仕事に戻るか…その前に銭湯でさっぱりしよう。

っつーわけで神田のお玉湯へ。神田駅から5分強。名前からいって伝統型銭湯と思いきや、これが超ビル銭湯。完全改築タイプ。松竹錠の下足板。完全フロントタイプの番台で400円を払う。フロント前にはTV付きの広めのロビー、喫煙はここのみらしい。つまり、脱衣場内禁煙。

さて、脱衣場へ進入。本当に綺麗でシンプルなビル銭湯っす。まさに公衆浴場。ロッカーの鍵は松竹錠。なぜか旧タイプのハンドル式マッサージ機があるっす。自販機等はなし。

んでもって浴室へ。ビル銭湯の割には比較的天井は高い。なにしろ綺麗で明るい銭湯っす。カラン、シャワーともに申し分なし。桶はケロリン。島カラン1列、出入り口近くに冷温ハンドシャワーの立ちシャワーと、冷温ボディシャワーが各一機。

メイン浴槽は浅深の2槽式、浅い方はバイブラとステンレス枕付きジェット2機っつー黄金パターン。壁画は例の竹林の壁紙。デジタル温度計は41.4度…神田っつーことで伝統タイプを想像していたら、ことごとく外れる。ニュータイプのビル銭湯っす。体感では42度くらいありそう。

バイブラもジェットも勢いが強くて気色が良い。正面を見ると、出入り口の上のタイルに模様が入っているっす。後は特に銭湯風情はない。公衆浴場タイプの銭湯っす。まあしかし、清潔感と明るさはピカ一っす。

っつーわけで、完全実用型ビル銭湯。ううむ、神田でこういう銭湯か。外に出ると、12時近くの神田の町は完全にゴーストタウン化している。この街も、かつては人間で賑わっただろうに、オフィスばっかりで生活感が急速になくなったんだろうなあ。街の息吹を捨てて、完全に合理化・効率主義を突っ走る東京タウン。まあ、自由と市場主義にまかせると、結局こうなるのだな。仕方ない。かつてこの街に住んでいた住人たちも、巨額の現金とともにこの街を去ったのだろう。銭湯すたるのも自然な流れなんだろうなあ。

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(2000年7月)