銀座湯


(2004年1月撮影)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄銀座駅 徒歩5分 JR東京駅 徒歩10分

昨日ケータイをのぞみに忘れる、っつーヘボなことをやってしまったんだな。 っつーわけで東京駅忘れ物ステーションまで取りにいったっす。 転んでもタダではおきんぞ、っつーことで、歩いて銀座1丁目の銀座湯へ。

ここは銀座のはずれ、首都高速にへばりついたような場所にあるっす。 あんまり目立たない。 「銀座湯」の看板のレタリングが、なんかモダンっつーかイマ風っす。 番台があって、どうやら1Fが女湯、2Fが男湯っつー立体構造になっているらし い。 入り口で小シャンプー&リンス、小石鹸、ヒゲソリを買う。ヒゲソリが貝印の 安いのしか置いてない。これって切りやすいんすよねえ。 あと、小シャンプー&リンスが変な組合せである。

東京の銭湯での小シャンプー&リンスは、たいがいエッセンシャルのピンク& オレンジのやつか、あと平べったくてちゃちい、緑、ピンク、黄色のヤツの どっちかであるっす。 ここでは緑の「ハイトニックシャンプー」と、オレンジの「エッセンシャルリ ンス」の組み合わせ。それってヘン〜!

まあいいや、と2Fに上る。実にシンプルな作りであるっす。 かなり狭い敷地面積に、目いっぱいうまいこと銭湯を作りこんだっつー感じっ す。小ぶりな銭湯だが、なんとここは両側に窓があるっす。 とりあえず浴槽はジェットのみ。あとは洗い場(シャワーは両脇だけ)っつー かなりシンプルな実用銭湯っす。

結構混んでいる。銀座ではあるが、おしゃれにはほど遠そうなおやじばかりで あるっす。シャワー付きのカラン(10こくらい)は、ほとんど埋まっていた。 桶はケロリン桶よりも若干小ぶり。

この銭湯のウリは、なんといっても壁画であるっす。 銀座4丁目交差点、和光を望む夜の銀座の壁画っす。 これはなかなかオシャレである。

風呂から上がったが、この銭湯には扇風機がない。替わりに、ウチワが置いて あるっす。みんなウチワで体をあおいでいる。あっしも一緒になってウチワを 持ってパタパタ。たまにはこんなのもいいっすね、扇風機前の場所の取りあい にもならないし。自販機等は一切なし。

風呂を出てから、夜の銀座をとぼとぼと帰っていくのであった。

(1999年9月)



(銀座の交番の形もちょっと変わっている)

夜までかかる予定だった打ち合わせがあっさり終わったので、まだ日が落ちていない時間に都心の銀座湯へ。銀座通りからちょっと東へ、銀座一丁目の首都高速にへばりついたような場所に小さなビル銭湯。表の看板がなかなかポップな字で「銀座湯」と書いてあるが、これがなければまず銭湯と分かるまい。

下足板の鍵は松竹の板鍵。中に入ると番台なんだが、この銭湯、1Fは女湯、2Fは男湯と小さなスペースを何とか広くする造りになっているっす。男湯が上なのは、別に男尊女卑っつー意味じゃなくって、女の方が髪の毛その他流れるものが多いから、排水上の問題だろうなあ。で、この番台がなかなか狭くて中の親父が可愛そうっす。

さて、階段を上がると脱衣場、全くもってシンプルな銭湯っす。ビル銭湯なので脱衣場も浴室も天井は高くなく、フラット。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ、HOKUTOWのアナログ体重計があるが、なんかサイズが小さいな…アナログ体重計って何種類あるんだろ、限りなく手作りに近いのかな?丸椅子がいくつか、ロッカーの上に灰皿が一個。ま、基本的に小型の銭湯っすね。ロッカー鍵に「中央区 銀座湯」なんてついてたから、もしかして区営の銭湯かなあ。

浴室へ。ここの銭湯のポイントは…なんっつーても壁画だろうなあ。最奥部にモザイクタイルの大きめな壁画、銀座4丁目交差点から和光方面を見た銀座の夜景っす。やや変則で奥にいくにつれすぼまる形、島カランは1列でシャワーはないっす。桶は黄色の無地桶、緑椅子。カランは赤青のボール型カラン、湯の方だけでちょうど良い温度だな。シャワーともども、湯量もOKっす。東京の銭湯は小銭湯といえども湯の出はしっかりしてるっす。客層は多くが爺さんだが、ワカモノ、ジンガイなんかも。

さて浴槽だ。基本的に最奥部に深浅2槽の基本形、湯温は両方とも42〜43度くらいの平成時代的温度、あっしにとっては冬場だとややぬるく感じる温度っすねえ。シンプルな浴槽、浅風呂側に2穴のジェットが3機。噴出は好調っす。冬場だから何度も入りなおして、身体を真から暖める。

特に何もないんで、上がってそのまんま出てきたっすけど、銀座の銭湯、ま、「ちょっと30分ほどそこまで」っつー入り方が粋かもしれんっすねえ。暖かい身体で銀座通りを歩くと、なんか自分だけ得したキブンっす。


(夕暮れの銀座通り)

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(2004年1月)