イーストランド


(ネオンが凄い、自転車の数も凄い)

aqua.gif (191 バイト) 場所 都営地下鉄新宿線 篠崎駅 徒歩15分

ここは「取って」あったんだが…

しかし今週はタフな週だった。平日二日も三線ライブ、しかも30分の休憩を挟んで1時間を2ステージ。しかも…これで昼間もフツーに仕事してんだもんなー。終わった後は結局バカ呑みだし。オマケに本日は東京フォーラムでずっと立ちっぱなし。ま、立ち仕事はなんてことないのだが、悪い靴履いてきたんで、どうも足が変に疲れてしまった…こういう日はデンキ風呂で解消しかあるまい。

設備系でしかもデンキ風呂のあるとこ…う〜ん、今まで行かずに取っておいたんだが、仕方ない、今日は篠崎のイーストランドまで行くか、と限りなく千葉に近い東京へ。行きは小岩駅からバス、ついでにちょっとラジューム湯を見てみるが…建物はそのまんまだが、営業再開の雰囲気はないな。駅前超一等地だし、復活はないのかな。


(休業中のラジューム湯、復活は無いのか?)

さて、折角だからと江戸川のほとりで降りてみるっす。この川の向こうは千葉か。しかし東京のはずれだが、結構住宅はあるな…篠崎周辺は比較的縦横の区画がきっちりしているっす。っつーことは、田んぼだったのかな?住宅街の中に、ぽつぽつとミニ商店街があるっす。さらに途中、庄の湯をチェック。コミュニティ銭湯、ここは大丈夫そうだな。


(庄の湯、ここは大丈夫そう)

さて、さらに歩く。しかし江戸川区っつーのも駅から遠い場所が多いよなー。どう発達したんだろうか?やっぱりバス交通が中心かな。なんて歩いていると、遠くに巨大煙突発見。くっきりと「イーストランド」と書いてあるっす。


(隣にあった飲み屋)

まずは外観チェック…銭湯を中心に、回りにポツポツと呑み屋が結構あるっす。正面は…お、ハデだ!「EAST LAND」とあるネオン、正面に広い駐車場。自転車も随分止まっているっす。隣はコインランドリーだが、ここには「東湯」と書いてあるっす。もともと東湯だったのが、改装を期にイーストランドとしたのか。ま、東京の東の外れだし…しかしこれはビル銭湯のようだが…後方や脇は結構年季が入っているかもしれんっす。正面だけ改装でハデになっている。

さて、入口も二つあるが…正面側の入口正面には、大きな帆船のステンドグラス。券売機が2機、下足の鍵は松竹のアルミ板鍵。サウナはプラス300円の700円っす。完全フロント形式、フロントでサウナ券を出すと、下足鍵と引き換えにバスタオルとリストバンドの貸しだし。フロント前には結構広いロビーがあるっす。


(正面入り口のステンドガラス)

さて脱衣場へ。脱衣場天井は結構高く、ビル銭湯でもクラシックスタイル、でも明るく綺麗な脱衣場っす。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ、ASANOの低いアナログ体重計。新旧のマッサージ機が各1機。サントリーの自販機、あと一畳サイズの板の長いす、テーブルにチェアのセット。謎の100円寝マッサージ機があるっす。縁側、庭。この庭が…珍しい、を植えてるよ。でもいいかも。男女の境にはTV、TVでは、はなわが「えすえーじーえー、さがー」とかやっているっす。なぜか銭湯のTVで良くはなわを見るな。

浴室へ…ふ〜ん、天井はフラットに近いが、少しアーチのかかったビル銭湯的天井形状。基本的にモダンな「ニュー銭湯」っす。が、良く見ると…上部が豆タイル?なるほど、古いビル銭湯を、箱はそのままに改装したのか。柱が妙に太いっす。あと、天井もビル銭湯の割には高いっす。

それにしてもこの改装は…随分カネかかったろうなあ。もともとの浴室を、脱衣場側、釜場側、さらに庭側と三方に拡張した形跡があるっす。男女の境側に大きな浴槽、回りを囲むようにカラン。男女の境にはなぜか7人の小人の人形が。あっしもあの人形になりたい…

桶は…なんと木桶!椅子は普及型。カランは5角の茶色、そしてそこから出る湯水は…これはまがうことなき、軟水の感触。メンテもちゃんとしているようで、結構なヌルヌル感。うむ〜軟水、天然温泉に匹敵する気色良さだな。しかもこの水、能書きを見ると「磁気整水」処理しているらしいっす。結構コダわるね、この銭湯。冷温立ちシャワーブースが一つ。

そしてビジュアル、最奥部の上部の壁に、男女ブチ抜きの田園風景、センターが湖のモザイクタイル絵。うむ〜、悪くないっす。

さて、充実の浴槽群…どこから行くか?露天からかなあ。露天部分にもカランが3機。風呂は岩風呂でかなり広い露天風呂。薬湯になっており、ラベンダー入りのネットが浮いている…あ、そうか。今日はもしかして1010の日?忘れていたな…それにしても素晴らしい。湯温は43度くらいで、なんと内湯より高温設定っす。秋の露天はいいなあ。

そして内湯サイドへ。これまた広い浴槽面積っす。おまけに…軟水風呂!温度は42度少々。端に湯が滝のようにこぼれる部分があり、その脇がステンレス枕の寝湯が3機、両サイドが6穴のジェット、真ん中がバイブラ。今日は足に来ているので、足裏噴出が実に気色よろしいっす。その隣にミクロバイブラ、さらに本日期待のデンキ風呂。デンキの強さはまずまず。その隣に打たせ湯があるのだが、故障中の模様で残念。

続いてサウナ、何とこの銭湯、乾湿両方あるっす。両方有料だけど。まずはミストサウナ、結構広くて10人くらい入れるんでなかな?天井から湯がミストに噴出中。温度は42、3度の長めに入ることの出来る温度っす。乾式サウナはもっと広くて、15人くらい入れるんじゃないだろうか?2段になっており、12分計とTVがあるのは嬉しいっす。

サウナの次は水風呂、これまた良く冷却してあり、18度弱くらいっす。そしてこの水風呂も軟水。軟水の水風呂もいいものっすね。広さは3人くらいのサイズかな?大きめのライオン口から水が落ちているが、このライオン…なんか「馬面」のライオンだな。

っつーことで充実の銭湯群、なんとなく久ヶ原湯を連想するところもあるが…相当気にいって、一時間以上入ってしまっただよ。上がりはフロント前のロビーで一服、ビン牛乳その他、アイスも置いてあるっす。このロビーも結構広く、TVもついてて居心地が良いっす。大きな柱時計もあるし。さらにこの銭湯、2Fがあるようで、ホールになっているみたいでわずかにカラオケの音が聞こえるっす。

っつーことで大満足の銭湯、設備的にはかなりぐーだし、軟水も素晴らしいっす。こりゃ星二つだな。それにしても、本当に疲れが取れたぞ…これで今日も快調に呑みに行けるな。帰りは篠崎駅へ徒歩15分ほどっす。


(江戸川の光景、向こうは千葉県)

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(2003年10月)