場所 東武東上線 常盤台駅 徒歩7分
常盤台のアクアセゾンに行ってきたっす。最短コースは常盤台から北口を出て、上板方面に進み水久保公園のすぐ裏っす。常盤台といえば古巣で、この辺りの銭湯はかつては常湯にしていたところもあるっす。まずは南口を降りて飲み屋街を西に進む。かつて見慣れた街である。なんってったって、この辺りでも飲み屋でしばらく働いてたし。
ふと一軒のスナックの2Fに目が止まる。この2Fにかつてギャルが二人で住んでいたのだ。一回あっしが部屋の鍵を無くして常盤台の駅でどうしようかと困っていたところ、店に2回ほど来ただけのギャルだったのだが、なんと親切にも「でわ泊まっていきなさい」と言ってくれたのだ。それだけでなく、日々過酷な労働をしているのを知っていて、「ワタシマッサージ得意なのよ」などと上に乗ってマッサージしてくれたのだ（別に変なマッサージでわない）。この当時はなかなか荒んだ生活をしていたので、これだけで実に涙が出るほど嬉しい話であったっす。当時ハタチくらいだったはずだが、今何してんだろうか？細身の元気のいい美人だったが…そういや彼女も銭湯通いだったか。
さて踏切を越えてしばし上板方面に行くと、公園の裏にアクアセゾン発見。豪華設備の新鋭銭湯で、もちろんあっしが住んでいたころには無かったっす。ビル銭湯で、正面からロビーが見えるっす。
下足の鍵は新しい松竹錠。完全フロント形式で入り口で入浴券を買うのだが、サウナ券は350円だが、入浴+サウナだと700円。ちなみに手ぶらセットは単独だと250円だがサウナ+手ぶらだと800円。徹底した「セット割引」銭湯っす。とりあえず「入浴+サウナ」を買う。サウナ用のリストバンド鍵と大小タオルを貸し出してくれる。
さて、脱衣場へ。脱衣ロッカーの鍵はシリンダ錠の松竹錠。サウナは専用の縦長ロッカーで、ちゃんとハンガーもあるのは嬉しい。
浴室へ入るが…さすが豪華新鋭銭湯。設備充実っす。主浴槽はイロモノがいろいろと付いた大きな浴槽、水風呂も2つ、打たせ湯、サウナ、露天は2つ+ミニプール。こりゃ豪華っす。ビル銭湯だが、天井は伝統銭湯チックな天井中心高く天窓つきの設計になっており、窮屈な感じはない。壁画はなく、全体的に白タイル。これは新型銭湯の傾向っすね。
さてカラン。シャワーはステンレス、カランは5角のステンレス。良く見ると 「Waguri」と書いてある。温度、使いやすさ文句無し。さて、風呂が沢山あるから、どう回るか迷ってしまうぞ。
こういう時はまず露天から。外側に二つ。片方は岩風呂の漢方薬湯、もう一方は檜の白湯。なお、ここの湯は「炭酸泉」になっているらしい。どういうものかは良く分からないのだが…とりあえず薬湯へ。こっちはやや温度が高い。次に檜風呂。風呂のフチに腰掛けてゆっくり話をしている人もいる。全体的に温度は健康ランド的温度で42度を下回るくらいのぬる湯。
露天の奥の方はミニプールっつーか、歩行浴になっている。こっちは遠慮したが、子供が沢山遊んでいる。東京の銭湯で子供が多いところは珍しい。たしかにこういう風に子供オトナ分離させた方が、両方満足だろう。元々銭湯は子供の遊ぶところではないのだが、最近だと「子供に納得してもらわないと」親父もなかなか銭湯に行けないのではないか？っつー事情もありそうだ。
さて身体を温めたらサウナだ。「ロッキーサウナ」とあるが、いったい何の意味なのかは良くわからない。ログハウス風になっているので、このことかもしれない。サウナは明るく清潔、やや広めで7,8人くらい入れそう。TV付きっす。 このTVが面白くて、サウナに一部窓が空いているので主浴槽からもTVが見える。サウナ内はおなじみ12分計。90度強のやや低めの温度設定。
続いて水風呂へ。ここはなんと「水風呂」と「冷水風呂」の二種類がある。冷水風呂の横には休憩ベンチ付き。またその前には立ちシャワーブース。両方入っ てみるが、どうやら温度はそんなに変わらない？ただし、低めで17度くらいかもしれない。冷たい水風呂は気持ちがよろしい。浴槽もなかなか広めっす。
さて、最後には主浴槽へ。座ジェット、スーパージェット、ボディジェット、リラックス風呂（寝バイブラ）、通常バイブラと一通り揃う健康ランド系。温度はやはり低めで42度以下。これは仕方なかろうなあ。
っつーわけで新鋭の浴場設備をそろえた、豪華銭湯っす。風情はまあ欠けるのは仕方あるまい。が、さすがに混んでいる。フロント前には大きなロビーがあり、フロントでは生ビールサーバとかで各種ドリンクなんかも売っているっす。
さて、十分に風呂を楽しんだ後は常盤台の馴染みの店へ。店に入ったとたんに 「ありゃ〜、今ちょうどウワサしたところよ」と、店の大将と昔からの友達の常連客と短く近況報告。お互いデタラメな過去生活話で大笑い。って実はこの日、25:00から新宿ロフトでライブなのよ〜。こんなことしてていいのか？
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（2000年9月）
