ゆーらんど


(2003年12月撮影)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR板橋駅 東武東上線下板橋駅 都営地下鉄新板橋駅 いずれも徒歩5分

いや〜、夏の銭湯がこんなにいいとは思わなかったなあ(って毎年同じようなことを言っている気がする…)。さて、今日は板橋のゆーらんどへ。JR板橋駅を降り、旧中山道沿いの板橋前本通商店街をまっすぐ、新中山道にあたる手前にあるっす。JR板橋から、新板橋から、下板橋から、いずれも5分くらいかなあ。旧中山道沿いっつーことは、この商店街ってきっと江戸時代からあるんすね。この道を大名とかが通ったんだろうか。

ビル銭湯、正面にでっかく「ゆーらんど」と書いてある。名前から想像されるとおり、コミュニティ型近代銭湯っす。階段を上って2Fのフロントへ。ここはフロント前に畳の座敷になっているロビー(?)があるっす。さらに3Fは宴会場のようで、飲食が可能、なんとAM1:00までだって!なお、下足の鍵はSAKURA-Gっす。

フロントで銭湯料金400円+サウナ400円を払う。大小タオルと、サウナ用の引っ掛けキーを貸してくれる。脱衣場へ。

ビル銭湯なので天井は低いが、広めの脱衣場。なんかしらんがすげー混んでる。脱衣ロッカーは縦長タイプも12個ある。ロッカーの鍵はSAKURAV。月ぎめロッカーの鍵って、SAKURA-Kっつーのね。現役の洗濯機も2機ある。あとは自販機。

じゃあ浴室へ。手前の天井が低く、奥のほうが高い天井になっている。これはいかにもビル銭湯。浴槽配置はちょっと変則、基本的にセンターに並んでいる。カランは比較的少なく20個くらい。広さとしては中規模っすね。

カランは温度も湯量も問題なし。シャワーのハンドルがカラン横にある。慣れないとシャンプーしているとき、ついシャワーの根元を手探りしてしまうっすよね。さて、順繰りに浴槽めぐり。

まず、窓際奥に岩風呂薬湯槽がある。2人入れるサイズの泡風呂。ここは日替わり薬湯をやっている模様で今日はミルク湯。ミルク湯っつーよりカルピス湯っつー色かも。なんかぬめりがあって気色がよろしい。温度は43度くらいかなあ。

身体を少し温めたらサウナへ。サウナは出入り口のところにあり、向かいに立ちシャワー。サウナは8,9人は入れる大き目のサイズ。時計は60分計。単に短針の無いタイプ。この時計って、なんでこうなのか謎っすね。

さて、冷ための立ちシャワーを浴びて水風呂へ。水風呂も二人が余裕で入れるサイズ。下から冷水が泡とともに噴出。20度強くらいか?温度はそんなに冷たくないが、循環しているので体感は冷たい。

続いて一番奥のミストサウナへ。ここはいっけん露天風岩風呂だが、天井をふさいである。天井ふさいでる露天風の風呂って多いっすよね。何があったのだろうか。保健所関係の指導かなあ。お湯は42度くらい、フェトンチッドがたびたび噴出し、さわやかな空気となっている。これも悪くない。

最後にメイン槽を回る。メイン槽は湯の出口がやはり岩風呂風。その横に順番にスーパージェット(ポイントマッサージ)、座ジェット、寝泡(リラックスバス)が各1名スペースで回る。設備の効きはいいっすね。ただし温度がちょっ とぬるめで41度くらいかな。

っつーわけでバリエーション豊かな銭湯。毎日いくならこんな銭湯がいいのかな。東京下町では、伝統銭湯よりこうした施設型ビル銭湯の方が断然地元の人の支持が多いようっす。そうして番台はすたれていくのか。もちろんビル銭湯には精神修行色はなく、序列もみられず、温度もぬるい。「銭湯は地元の人のもの」っつー考えに立つと、今となってはこうした銭湯の方が銭湯らしいのかもしれないっす。「銭湯の旅人」の立場だと、レトロ系の方が味わい深いのだが…

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(2000年7月)