柴又浴場

2004/9/6に廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 京成金町線 柴又駅 徒歩7分

葛飾の柴又浴場にいったっす。柴又といえば寅さん。寅さん&銭湯なんて、いかにもいかにもの組み合わせではございませんか。交通が ちょっと不便。京成金町線柴又駅からは近いが、この線単線で20分に一本しか出てないんだよなあ。常磐線金町駅から小岩行きのバスがしょっちゅう出てるんで、金町からバスが便利、帝釈天前で下車。


(柴又駅前の寅さん像)

行きは柴又駅から、参道をとおって帝釈天へ。みやげもの屋多数。帝釈天でお参りをするが、しかしこの本堂、見れば見るほど銭湯に似た建築である。って逆か。ゆるく唐破風の小屋根。まあ実際、宮大工が銭湯作ったらしいからなあ。


(帝釈天前)

帝釈天の左方向へ。住宅街の中に銭湯煙突。こちらは破風造りではないが、レトロな庶民的銭湯っす。下足の鍵はさくら。もちろん番台形式。 女湯側の番台側壁が高くなっており、女湯側が見えないようになっている。

脱衣場天井は高い。この銭湯、ドリンクが一切なし。出て正面の自販機で買うほかない。しっかり縁側もあるっす。しかし、脱衣場の床も波打っており、はっきりいって「ボロ銭」である。

浴室へ。カランは温泉マークの入った古いもの。シャワーは…根っこからはげしく湯もれ…温度は熱くていいかも。しかし浴室タイルもこりゃ古いなあ。桶は東京では珍しい小さいサイズっす。

風呂に入る。場所柄爺さんが多いが…あ”ー、浴槽でタオル使うなよなあ。浴槽でタオル使うのはまず爺さんである。若い人間では絶対みたことない。若い人って、注意書きがあればけっこうそれ守るんだよなあ。

湯温は43.5度〜44度。2槽式の一般タイプだが、浴槽面積はかなり大きい気がする。片方がわずかに泡風呂になっているのみのシンプルな浴槽。で、背後はもちろんペンキ絵。山々の絵で、早川師の作のようだ。

上がりは脱衣場の長椅子で一服。客がいないせいか、3歳くらいの女の子が脱衣用で紙風船で遊んでいる。しかし良く考えてみたら、なんで男湯側なんだ?やっぱり野郎の方がガキに甘いのかな。

っつーわけで相当レトロ度高い銭湯。ところで「寅さん」で銭湯シーンは出てくるかなあ。間違いなく銭湯には入っているはずだが…

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(2000年11月)