飛鳥山温泉

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR線 王子駅 徒歩10分

yellow.gif (192 バイト) 飛鳥山温泉ホームページ

王子の飛鳥山温泉に行ったっす。王子の思い出…かつてあっしが高校生のころ、御茶ノ水の予備校の夏季講習に行っていたのだが、なぜか夏の熱い日あっしは王子のパチンコ屋にいたっす。電車賃に取っておいた百円玉…これを投入したら勝負だが…その10分後、あっしは御茶ノ水を目指して真夏の熱い王子の路上を歩いていたのだった。講習行けば同級生いるしなんとかなるだろ、っつーことで。

っつーわけで南北線で王子駅。飛鳥山公園の脇を走るチンチン電車を横目に見ながら明治通り、でR122へ。駅から10分ほど、馬場商店街の入口近くに飛鳥山温泉発見。完全ビル銭湯、っつーか上がマンションだからマン銭だな。隣はコインランドリー。

下足板の鍵は松竹。最近55番取られてるんだよなー。中に入ると相当広いロビーとフロント。フロントには各種風呂グッズも充実。フロントの兄貴はちょっといい男で明るく「いらっしゃいませ」、サウナ代込みの740円を払う。っつーことはサウナは340円っつーことだが、このハンパな値段は何?下足板と引き換えに大小タオルとロッカーキーを貸してくれる。

脱衣場はいかにも新しいビル銭湯という感じの小ギレイな脱衣場。新旧 マッサージ機、デジタル体重計。真中にテーブル型のゴザ椅子、上に灰皿。客層はいかにも「東京の下町オッサン」っつータイプが多いっす。

さて中へ。ニュー系銭湯なので壁画が無いのは寂しいが、全体的に真っ白で清潔感と明るさがあるっす。浴槽は男女の境サイドに配置、逆サイドに横並びでカラン。黄色の無地桶を持ってカランへ。カラン前の「置き場」スペースが広いのが印象的、余裕のあるカランスペースっす。カランは銀色の5角のWaguriのカラン。シャワーはステンレスのしっかりしたもの。湯量、湯温度申し分なしっす。なお出入り口近くに冷温立ちシャワー。

まずは外の露天へ。岩風呂になっており、手前に長いすが設置してあるっす。ヘルスケミカルの表示は「ゆず」になってるが、これはどうみても白湯だよなあ。温度は41度くらいか?ゆっくりと浸かれる温度。が、露天といっても回りが竹で囲ってあり、ほんの一部に天窓があり「外気風呂」っす。設計上はどう見ても完全露天で設計してたっぽいが…東京の銭湯ってこういうところ多いっすよね。でもノザワランドみたいに完全露天もある。なんでだろ?保健所の指導か?一度どういう指導をしてるのか保健所に聞いてみようかなあ。

続いてサウナへ。2段で7,8人入れそう。5分計の砂時計と12分計。残念ながらTVはなし、温度は90度くらい。誰もいないので上の段で寝そべることにする。お次は水風呂。広めの水風呂で3人くらい余裕で入れそう。温度は20度を切るくらいでよろしいっす。

さて主浴槽めぐり。センター部分が少しカーブして手前に出てる。まずデンキ風呂から。間隔が広いので、センターではデンキ弱いが電極板に近づくと十分デンキを感じることが出来るっす。続いてリラックス風呂。横からのジェット数本と、バイブラ、水枕。水枕も冷えててなかなかよろしいっす。あとはボディマッサージと座ジェット、スーパージェット。いずれもよろしい。

脱衣場で爺さん同士が話してる

「もう9時回ったか…帰って休んで寝るか」
「野球見るんじゃないの?」
「あんなの結果だけ見りゃ十分だよ。それより最近は衛星放送とかで 大リーグばっかりだ」
「まったくだなあ」
「しかし大リーグも最近はめっきりダメになったねえ」
「なんで?」
「だって、イチローは分かるけど、新庄があんなに活躍してるんだもん。 ピッチャーがダメなんだろねえ」

意外な見方にあっしも失笑。あっしは「へえ、新庄ってすげーなー」としか思ってなかったが、そういう見方もあるんだ。

「最近TV捻ってもタナカマキコばっかりでさ」
「外務省の官僚も、あんなに言われたことなかったんだろな」
「だから慌てちゃって、雑談とかをわざと漏らしたりしてさ」
「あんなのどこの国でも雑談でいろいろ言うの当たり前だよな」
「今までの大臣がバカだったんだろな、官僚に踊らされてさ」

下町の飲み屋界隈でも、同じような会話で外相は結構人気であるっす。誰も「有能」という見方はしてないようだが、庶民でも分かりやすいっつーあたりか。

で、フロント前には広い広いロビー。生ビールサーバやかき氷もサービス中の模様っす。ドリンクも充実、あっしはぶどうジュースで一服。TVも大きい。ここで別の爺さんに話しかけられる。

「ポケットのそれ、ケータイかい?」あっしのN503iを指してるようである。
「タバコより小さいんだな」ポケットに一緒にタバコが入ってるが、そうである。
「最近は子供とか持っちゃってさあ、親が払ってるんだろ、あれ」
「だよねー、何話してるかわかんないのにカネだけ払っちゃってさ」

そういや銭湯で話かけてくる爺さんは結構いるっす。もしかして、都会の爺さん っつーのは、寂しいのかなあ。

っつーわけで、設備は平均的に良いなかなかグッドな銭湯っす。

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

(2001年6月)