松の湯

（見事に銭湯にハマったショットだが、別にモデルを依頼した訳でない
「繁栄ビル」っつーのも凄い…）

場所 JR駒込駅 徒歩4分

さて、今日は巣鴨からかなり遠い、えびす湯へ…巣鴨駅から15分くらい、それにしても夜中東京の道を黙々と一人で歩く…銭湯マニアはみんな同じことをやっているんではないかと思うっすけど、なんかヘンな話だよねえ。結構歩いたら、やっと煙突が見えて来た…あれ？あれ？休みだよ。この銭湯、月曜定休だったはずだが…隣のコインランドリーは営業中。うむ〜、事前に東浴のHPもチェックしてきたんだがなあ、ちょっと要確認だなあ。

（残念ながら、えびす湯は定休日？）

っつーことで、あらかじめ設定してあったセカンド目的地の駒込の松の湯へ。結局巣鴨から大遠回りして駒込まで歩いてしまったなあ。線路を超えて、さらに進むと住所は田端へ。田端銀座っつー商店街の中に松の湯発見。駒込駅からだと4分くらいかな。

（田端銀座商店街）

まずは外観チェック、昭和的なビル銭湯だなあ。ビルから突き出た煙突が四角いっす。ビルの名前が「繁栄ビル」こりゃ凄いや。1Fが商店テナントで、階段上がった2Fが銭湯の模様。客が何人か階段を降りてくるが…あ、これは…この銭湯は、多分いい銭湯だろうなあ。出てくる客が、男も女もぼーっと惚けた顔をしているっす。

階段を上がって入口へ。入口手前に…これはツツジの鉢かなあ。綺麗な花がいくつも。下足板の鍵は松竹、完全フロント形式。フロント前にはロビー。

（ツツジでござるかねえ）

脱衣場へ。ビル銭なんでさほど高い天井ではないが、そこそこの高さ。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ、縦長のものもあるのでグッドす。新型マッサージ機、TANAKAのアナログ体重計、お、血圧計も置いてあるぞ。あと、注目なのが5台並んだ現役稼動の洗濯機。客が結構来ている証拠だな。長いす、灰皿。

浴室へ。うむ〜、一般的なビル銭湯だが、なんかいい感じの銭湯だなあ。ビル銭湯につき、天井はそれほど高くなくフラット。桶はケロリン黄色、椅子は普及タイプ。島カランは長いのと短いのの2列。カランは銀色の六角、シャワーともども湯量、湯温ばっちりっす。客はそこそこ入っている模様。出入り口近くに冷温のボディシャワーブース。

で、目に入るのはビジュアル系、タイルに書かれたタイル絵。最奥部の壁に中規模の大きさで一枚、ここは欧風の山に古城っつー絵っす。じゃっかん絵がマンガっぽいところもあるから、古いタイル絵師ではないよな。男女の境に2枚、片方は錦帯橋、もう片方は…関門橋？そんな訳はないよなあ、まあそんな格好のモダンな橋の絵。

さて風呂へ。基本的に3槽式。まずは薬湯から、今日はピンクのローヤルゼリー湯、湯温は42.5度っつーところっす。なかなか気色がよろしい。その隣に「適温風呂」とある主浴槽、こっちは…43度くらいあるな。一部バイブラになっていて、あと端に8点式の座ジェット、ステンレス枕付きが2機。こっちは噴出も好調でなかなか気色が良いっす。

これが適温なら高温湯は…隣は小さめの高温槽。ちょっと期待したが、それほどでもなくって、主浴槽より0.5度くらい高い程度、43.5度っつーあたりか。それにしても、この銭湯、何気ない銭湯だがなかなか居心地はよろしいっす。ボディジェットもみんな上がり湯で結構使われている模様。

上がりはフロント前のロビーでビン入りヨーグルトドリンク、その他ビン牛乳をはじめ、なんとなく「欲しいな」と思うようなソフトドリンク類が結構揃っているっす。新型マッサージ機もロビーに置いているっすね。っつー訳で、何気ない、街のビル銭湯だが、個人的にはなんか気にいったなあ。帰りはアゼリア通りを通って駒込へ。

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

（2003年5月）