なるミ湯


(ビル銭湯、なるミの「ミ」は…?)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR北赤羽駅 徒歩6分

北赤羽のなるみ湯へ。北赤羽っつーのも団地ゾーンっすねえ、今や多数の高層集合住宅が立ち並ぶっす。が、なんかこの街、生活感が無いのがなんかアレだけど…人口はすごい多いはずなんだけどなあ。北赤羽から6分ほど、 赤羽駅からだと徒歩15分くらいか。

さて、銭湯はどこだろう…ん?比較的新しいマンション、コンクリ打ちっぱなし の割とモダンな建物、1996年築らしいな…この脇にやっと銭湯看板発見。 確かに入口に「なるミ湯」と書いてあるっす。目立たないなあ、それにしても この屋号、人名系かな?なんで「ミ」だけカタカナになっているんだろか?

完全に銭湯らしからぬ入口、下足板の鍵は…K1?なんだこりゃ、初モノだなあ、ニュータイプか?中に入るとフロント形式、かなり広いロビー、スポーツ クラブの受付のようっす。400円払おうとすると、「あの…11時までなんですけど」だと。おいおい、あと40分もあるぞ、それだけ長湯客が多いのかな?

脱衣場へ。比較的新しい銭湯だけに、壁とか凄い綺麗っす。シンプル、床も汚れてない。脱衣ロッカーの鍵はブランド不明のシリンダ錠。IUCHI SCALEのアナログ体重計、これは古いから、多分新築前から使ってたものか。建物新しくても、古い体重計を使っているところを良く見かけるけど、体重計って結構高いのかな?あるいは愛着か?基本的に余分なものはないっす。なお、 脱衣場は禁煙、ロビーは喫煙可。「ミューウォーター」と「ラジウム泉」の能ガキが張ってある…おや、和栗工業だな、いろんなのやってるんだな。

そして浴室へ。ビル銭湯のために、天井は低いっす。湯気抜きも低くあるんで、冬場のせいか、かなり湯気もこもりがち。面積はそこそこあるな…島カランは2列、真ん中に柱が通っている。それにしても…1996年なら、まあまあ年月も経っているのに、新築したてのような綺麗さっす。ま、無機的っつー感じもせんこともないが…

桶はケロリン黄色、椅子は普及型。カランは銀色の5角、シャワーともども湯量、湯温ばっちりっす。ま、この銭湯なら全部機械制御だろうが…客は何人かいるんだけど、浴室が割と広いので少ない印象。それにしても…これだけ集合住宅があるんだから、このエリアの潜在的銭湯需要は相当なものだろうなあ。実際、赤羽駅近くにも入浴施設が出来てるし。ちょっとしたPRで銭湯もブレイクしそうだが。

実際、多くの一般人は「温泉」には宗教的といえるほどの憧れがある割には、銭湯っつーと「それなら内風呂で十分」っつー感覚だろう。しかしまあ、 草津のような名湯は別にして、その辺の「なんちゃって温泉」なら銭湯と大した変わりない、っつーことは、そのスジの人ならお分かりだろう。広い浴槽への温浴効果、これが大事っす。

さて風呂だ…まず露天から行ってみっか?そう、この銭湯、何と露天がある のだ。最奥部の脇にあるドアを開けると、こじんまりした露天コーナー、石っぽい素材の小ぶりな浴槽。ところが…残念ながら、周辺と天井がしっかり塞がれてるんだよなあ、当局のご指導か…。ま、外気は入ってきてるから、「外気風呂」っつー感じっすね。温度は43度くらい、このタイプの露天にしては高い方だな。

あとは主浴槽、最奥部に浅深2槽の基本形だが、深風呂は薬湯になっているっす。残念ながら壁画等は一切なし。結構広い浴槽、浅風呂には3穴の座ジェットが3機、こっちは好調に稼動中。薬湯は泡になっているが、「新漢方の湯」?あまり見ないな…ピンクと茶色の混じったような色、浴槽温度はいずれも43度くらい。ちょっとカルキが気になるかな…

ま、いずれにしても寒い日の銭湯、十分満足したっす。考えてみれば浴室内も暖かかったしなあ。上がりは脱衣場が禁煙なので、フロント前のロビーで一服、こっちに新型マッサージ機が置いてあるっす。びっくりするような設備は特にないんだけど、「銭湯好き」には満足のいく銭湯っす。それにしても、マンション族にも銭湯流行って欲しいもんだよ。月に一度は家族で銭湯、なんていいんではないかなあ…実に安上がりの、家族イベントだと思うが。

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(2004年2月)