常盤湯


(真ん中が入り口に見えてフェイント、左端が本当の入り口。左端町田師、背中向けてるのは2000湯のK氏)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄 清澄白河駅 徒歩3分 もしくは森下駅 徒歩5分

5月5日の菖蒲湯の日は銭湯MLの入浴会。目的地は墨田区の大正湯だったんだが…なんと!正面まで行くと「当分休業」の張り紙。これはおそらく、このまま再開しない可能性が高い…立派な面構えの銭湯なだけに、大変残念っす。ま、仕方ないので近くの江東区常盤の常盤湯に変更。森下からだと5分くらいだけど、清澄白河からも3分くらいか。

 
(大正湯、偉大な銭湯なんだが…)

(この唐破風だってねえ…)

常盤湯の前に立つと、隣湯の第二湊湯の煙突も見えるっす。むくり破風の小屋根。ここがなかなかフェイント銭湯だが、正面に立派な入口があるんだけど、こっちはなぜか閉鎖中、脇に本当の入口があるっす。花王の銭型暖簾、下足板の鍵は松竹。中に入ると番台裏に立派な章仙師の七福神のタイル絵


(章仙師による立派なタイル絵)

中に入ると番台形式、脇の目隠し板がなかなか風流な形。脱衣場天井は高く、格天井で端がカーブ処理されているっす。ロッカーの鍵は松竹やさくらの混成軍団。YAMATOのアナログ体重計。男女の境にはかなり貫禄のある柱時計。

そしてこの銭湯の一番のポイントは脇のっす。男湯だけみたいだけど。脱衣場、浴室両側から見える、脇いっぱいの庭。縁側は大きく張りだして、長いすがおいてあり、涼むにはちょうどよいっす。なんと縁側にロッカーまで置いてあるっす。庭には石灯篭が二つ、池には大きな鯉が何匹も悠々と泳いでおり、この時期ツツジまで咲いているっす。

さて浴室へ。天井の高い東京型2段天井。島カランは2列、窓側は庭が見えるようにガラス戸になっているのでもちろんカランは無し。桶はケロリンの黄色赤線入り、緑椅子にグレー椅子。出入り口近くに温のみの立ちシャワーブースが一つ。カランは6角の水色、シャワーともども湯量、湯温OK…っつーか、シャワーがちょっと熱めかも。

ビジュアルもなかなか、男女の境には幅広のタイルに書かれたタイル絵、川と橋の風景のものっす。さらに最奥部の壁は早川師による富士山のペンキ絵、山梨サイドからの光景っす。ペンキの塗りが厚いな…菖蒲湯の日のせいか?結構混んでいるっす。しかし客層はみんな地元系の爺さんが多いな…

浴槽は東京型の深浅2槽タイプ、浅風呂がバイブラになっているっす。なぜか浅い方が熱くて43〜44度くらい、深風呂は42度くらいっす。まあ、何もないけど広めの浴槽っすね。風呂に入ると外の庭が良く見えて、ビジュアル的には十分満足っす。

上がりは脱衣場でビン牛乳、その他ソフトドリンクも何種類か、アイスも置いてあるっす。この湯上がりに縁側で涼んで一服っつーのは、何ともいい感じっすねえ。しばらくすると奥からこの銭湯の大旦那が出てきて、町田師匠とご挨拶、そのまま番台へ交代で上がる。しかし奥から出てきた時は「おいおい、大丈夫 かよ」っつー感じだったけど、番台に上がるとなぜかシャキっとするっすねえ。っつーことで、設備的には月並みだけど、大きな庭と縁側でポイント高し、星付けておくっす。

終了後は清澄通りの居酒屋で10人ほどで銭湯宴会、町田師匠も交えてまたまた濃い話。さらに両国駅前で2次会、結局終電近くまで話は続いたとさ…

 
(表にベンチを出してかき氷、100円は安い!)

(森下駅近く
火消しが街の
シンボル?)

(森下のらくろード、のらくろ専門店?)

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(2003年5月)