宝来湯

2002年9月30日をもって廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 東急東横線 中目黒駅 徒歩7分

いや〜、寒い日だったすねえ。こういう日は銭湯銭湯、っつーわけで中目黒へ。最初は駅に近い万寿湯に行くつもりだったのだが、正面まで来てなあんかヤな感じ…白幕だ!覗きこむと、暴虐の限りをつくしたという光景にパワーショベルが鎮座している。そして残るのは高い高い煙突…


(万寿湯跡地)

まあ仕方ない、駅から3分くらいで山手通り沿いっつーロケーションだもんなあ、マンションにでもなれば人気があるだろう。っつーわけで気を取りなおして祐天寺がわの宝来湯に向かう。駅から線路沿いに商店街をとおり7分くらい。この辺りも濃いっつーか、小さい独特の呑み屋が多そうっすねえ。

さて、商店街を歩いていると、いきなり銭湯の匂い。「おおっ!どこだ!」と反応。ビルの換気扇から激しく湯気が出ている。っつーわけで宝来湯到着。古めのビル銭湯。下足の鍵はおしどり、傘の鍵は松竹錠。さて、中へ。

ビル銭であるが番台。番台はまだ若い主婦風のお姉さまが座っていて、ちょっとドギマギ。脱衣場の天井は、古いビル銭なので高いっす。これだよなあ。しかし大型の銭湯。ロッカーの鍵はおしどりの古いシリンダ錠。脱衣場内はテーブルにマンガと新聞が積まれている以外は特になし。

さて、浴室へ。ここの浴室と脱衣場の間が、全面的にガラスで明るいっす。黄色の無地の睦和の桶を持ってカランへ。この銭湯、島カランが2列とってあるのだが、それでもカラン間が余裕。大型銭湯っす。島カランにはシャワーがないので、窓際に陣取る。カランのレバーは丸い青赤の円形プラスチック、扇マークがついている。出入り口近くに冷温立ちシャワー2機。カラン、シャワーともども湯温、湯量ばっちり。カランは熱めかもしれないが、熱いのは冷たいのを兼ねるのだ。浴室天井はフラットだけどかなり高いっす。

そうして浴槽。2槽式の一般的なもの。壁画は白樺の壁紙。浅風呂の方から入るが…あれ?これ結構熱いぞ。44度くらいあるかも。見てると蛇口に埋め太郎が…埋める前は45度あったかも。備長炭も籠に入っている。ジェット3機、赤外線ライトが浴槽内。いや〜、熱い湯は気持ちいいなあ。湯出口は檻になっており、鉱石が入っているのだが…能書きがこすれて良く読めない。

次は深風呂側。こっちは結構強めの泡で、45度近くあるかもなー。誰も入っていないので、少し身体を伸ばして泡で身体を打たれることにする。今日は寒いので、少し念入りに何回も入る。これで外に出てもぽかぽか。

上がりは脱衣場でアクアブルガリア。男女の境のTVではニュースをやっているが、そういや霞ヶ関の役所の名前って変わったんだよなあ。なんかこうインパクトがないっすねえ。っつーわけで、ごくごく普通の大型東京銭湯っす。

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

(2001年1月)