和泉湯


(銭湯とは思えない、前衛的な玄関)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR目黒駅からバス 元競馬場停 徒歩3分

油面地蔵通りの和泉湯へ。目黒からバス…歩いても行けないことはないっす。20分くらいかな?ただ、登り坂があるからキツいんすよねえ…目黒通りのバスは本数も多いし。元競馬場下車、3分ほど。この辺りはやたらと家具屋が多いっすねえ。

さて和泉湯、この銭湯、外観は全然銭湯っぽくないっす。わずかに「ゆ」の看板の看板で銭湯と分かるくらい。無機質チックな、モダンな入口、もちろんビル銭湯。バーの入口みたいっすね。下足入も一般的な、鉄のシリンダ鍵のもの。下足入れの下に「和泉湯」と書かれた鬼瓦、新装前のものを記念に残しているんかな?

自動ドアから、これまた整然とテーブルの並ぶロビーを抜けてフロントへ。完全フロント形式、この無機的な店内に似つかわしくなく、お姉様が大声で「いらっしゃいませ」これは東京銭湯だな、一安心。サウナ料金はプラス500円、900円払うけど、ちょっと高めだな…多分「値下げ」っつーのはなかなか難しいのだろうけど、このデフレの時代、やっぱりサウナ込みで700円までが適正な感じがするんすけどね…サウナ代を払うと、下足鍵と引き換えにバスタオルと引っ掛けキーの貸し出し。

脱衣場もまた、無機的な感じ、ロッカーは木だけど、これも一般的なシリンダ鍵がついているっす。縦長ロッカーがあるのは嬉しいっす。脱衣場内禁煙、この銭湯、バブリーな造りで一見新しく見えるけど、結構年月が経っているはず。15年以上は経ってると思うが…その頃から脱衣場禁煙なら、なかなか斬新っすね。体重計は小さな下に置くタイプのもの。天井は、ビルにしてはまずまず高いか?っつーくらい。

浴室へ。これまたビル銭湯なんで天井はフラットだけど…うん〜、バブリー。昔の「カフェバー」みたいだな、カフェバー銭湯?全体的に間接照明が多く、やや暗め、湯気抜きがないから、この季節湯気が結構こもるっす。全体的にモダンなタイルが多く使われているっす。桶は無地の黄色桶、椅子は普及タイプ。島カランは1列。

カランは銀色の六角、扇マークがついているから和栗のか?ここは普通だな…カランの上に、出っ張った感じでタイルの「置き台」がついているっす。カランの湯量、湯温はOKなんだけど、シャワーが…温度が上がらないなあ。出入口に冷温、立ちシャワーブースが二つ、窓側のカランは仕切り付きのブースタイプなんだけど、この仕切りが半透明のアクリル板、よくブティックだの美容室などで良く見るタイプ。出入口近くにボタン式のボディシャワー。

ビジュアルは特になし、オシャレな無機的な空間ではあるけど…東京銭湯っぽくはないよな、年寄りは落ち着かんのではないだろうか?そういや、この商店街を先にいった銭湯も、こんな感じの無機的な銭湯だったような。銭湯っつーより、スポーツクラブの風呂みたいだな。

さて風呂だ。基本的には2槽と水風呂、浅風呂はミクロバイブラあり、噴出はかなりキョーレツっす。深風呂は7穴の座ジェット2、後はデンキ風呂…説明に「電気セラピーバス」と書いてあるっす。デンキ風呂も言いようだよなあ…デンキはさほど強くはないっす。温度は43度くらい、ここはラドン温泉の模様。ただ…なんか湯が硬いな、雰囲気のせいか?いや、なんか身体への泡の付着が多いような気もするが…

続いてサウナ、このサウナの壁を見る限り、結構年季の入った銭湯だっつーことが分かるっす。7,8人くらいのサイズ、2段で90度くらいのソフト温度、砂時計が2個。2段になってて、誰もいないので上段で横になる。残念ながらTVは無しだが、有線が流れている…ん?ヒップホップ?なにゆえに銭湯サウナ内でヒップホップ…ま、あっし的には演歌よりはいいわな。サウナを出たら水風呂、なんとか二人のサイズ、温度は20度くらい。泡が少々。

上がりはロビーで森永のアロエドリンク、ドリンクはビール3種の他、そこそこの品揃えっす。それにしても変わった感じの銭湯…だが、目黒も伝統銭湯がかなり少なくなってきたなあ。帰りは下り坂なんで目黒駅まで徒歩、昔は訳あって、っつーか単にライブハウスがあっただけだが、権之助坂あたりも良く来たもんだな…


(近くにあった肉まん屋、銭湯と並ぶ冬のオアシス?)

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(2003年12月)