宮前湯

2000年11月をもって廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 東急東横線 都立大学駅 徒歩10分

都立大学の宮前湯にいったっす。本当は奥地の「ふすま湯」まで足を伸ばそうと思ったが、さすがに寒くてかなわん。途中、駅近くの富貴湯も覗いてみる。あ”?なんと珍しい、ホルコンシャンプーの暖簾。とにかくこの辺りの銭湯は番台形式で銭湯マップでもコメントがなく、早くいかねば、と思っていた銭湯っす。

で、宮前湯。駅から徒歩10分ほど、自由通りのすぐ近くにあるっす。この辺りは戸建ての住宅街なんで、遠くからも煙突が確認できるっす。前まで行くと、これがまたレトロ〜な雰囲気を漂わせる銭湯…よし!突入だ!入り口がまたなんだかわからないけどボロいっす。玄関両脇のアーチ型の窓も、これまた古い雰囲気。


(アーチ型窓、波打つガラス素材も今や珍しい)

下足の鍵は松竹錠。玄関正面に富士山のタイル絵があるが、残念なことに半分隠れている。で、その前に水のみ場。使用されていない模様。


(タイル絵と水呑み場)

番台で、60円のヒゲソリと一緒に500円玉を出す。番台のお姐様は、どういう訳かお釣りを260円出す?え?そのまま受け取ろうとしたが、さすがに良心がとがめ「これ違うよ」。お姉様も、違っているのがわからん模様。「風呂代が380円でしょ、ヒゲソリが60円で…」で、「すみません」と200円を引っ込めるが、これでもまだ違うよなあ、入浴料400円だもんなあ。面倒なので、そのまま60円もらう。

さて、脱衣場。古い脱衣場で、当然天井も高いっす。ロッカーの鍵は松竹錠。縁側と庭があるが、池は石灯篭とかを残して埋められてしまった模様。しかしまあ、戸の鍵はぐりぐりとねじ込むタイプの鍵だし、男女の境のドアも下30センチくらい空いているし、まあ古い銭湯だこと。

浴室へ。桶は比較的新しいケロリン桶。島カランは1列、鏡もシャワーも無いタイプっす。カラン配置はセンターから5444。窓側とセンターのカランにはハンドシャワーが付いているのでこれを使うが、レバーのところからポタポタ湯が漏れる。温度はじゃっかんぬるいかも。浴室天井の形状がちょっと変わってて、2段は2段なのだが…う〜ん、説明が難しい。奥と手前の部分は高くないので、真中だけ2段になっている形。いずれにしても珍しい。

んで浴槽へ。これまた一般的な2槽式。特に何もついていない。まず浅風呂の方に入ろうとするが、これがなかなか熱いんだなあ。44度あるか? 結構目黒とか世田谷の銭湯って、意外に熱いんすよね。深風呂の方は45度あるかも。熱いけれどもしばらく入る。何度か入る。ここでじっくり暖めておけば帰りが楽っす。

壁画はなしで、水色に塗られている。もともとは壁画があったんだろうなあ。それにしても熱い湯は最近あまりないので貴重っす。

上がりは脱衣場で瓶入りラムネで一服。例の目黒の風見飲料商会のタワーラムネとかいうヤツっす。脱衣場の椅子もちょっと落ち着く感じ。他にビン牛乳とかも置いてあるっす。帰りは…番台のお姐さん、すっかり寝こんで ウトウト状態っす。いずれにしてもレトロ臭はたっぷりの銭湯。早めに行っておいた方がいいぞ!帰りも都立大学駅に向かうが、この辺りの東横線ガード下も濃そうな呑み屋が多いなあ。

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

(2001年1月)