大塚湯


(バブル期に出来たような、モダンなビル銭湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR目黒駅からバス 元競馬場下車 徒歩5分

目黒の大塚湯へ…っつーか目黒と言っても駅から遠いんだよなあ。行きは駅からバスで元競馬場下車、そこから徒歩で5分くらい。このくらいなら目黒駅から歩いた方がマシそうなんだけど、目黒からも歩いて25分くらい。目黒区っつーのは結構不便なエリアが多いっす。もっとも、三茶からバスに乗って自然園下で降りるっつーのもありっす。


(油面地蔵商店街)

(途中にあった、油面子育て地蔵?)

目黒通りから油面地蔵商店街をまっすぐ。しかし油面…「アブラメン」と読むっす。「油の顔」っつーのも凄そうだよなあ…この商店街の入り口に和泉湯があって、こっちとどっちにしようかなあ、とチェックしてたんだが、該当の場所に銭湯らしき建物がない…あれ?もしかして…これが銭湯?入り口全く銭湯に見えないっす。どう考えてもバブル期に作られたような、いかにも90年代風のビル。料理屋の入り口のようなところに…あ、下足入れかなあ?ようやく銭湯と確認。これは面白そうな銭湯だが…ま、無くなるっつーことは当面無さそうだな、と商店街を奥に進む。


(和泉湯、とても銭湯とは思えん入り口、奥に見えるのは下足入れ)

それにしても、この油面商店街もなんっつーか、商店っぽくない店が並ぶっす。ビルが多いのか?逆に木造建築は少ないっす。なんかヒッソリ地味めな90年代的な店構えが多いっす。この商店街が切れるあたり…この辺りに大塚湯があるはずなんだが…ありゃ!この銭湯も、これまたバブルっぽいモダンなビル。隣がこれまたモダンな飲み屋。なんか調子狂うなあ…目黒区っつーとバブルの影響が大きかったのかなあ。


(隣のテナントは日本酒ギャラリー飲み屋)

とは言え、入り口は松竹錠の下足板。中に入ると完全フロント方式、フロント前に小さなロビー。銭湯代400円にサウナ代200円を足すと、下足板と交換にバスタオルを貸しだしてくれるっす。銭湯グッズもそこそこ、100円の手ぶらセットも。

脱衣場へ。ビル銭らしく天井は低いっす。新型のマッサージ機、サウナがあるせいかな?冷水機が一つ置いてあるのは嬉しいっす。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ錠、このロッカーが珍しく青色っす。たま〜に青のロッカーも見かけるっすけどね。

で、浴室。これまた天井が低く、銭湯っつーより浴場っつー感じ。ちょっとヘンな形で、U字型っつーか馬蹄型になっている浴室。桶は屋号入り、桶の屋号は「大塚浴場」になっている、ブラザーの白色桶。島カランが1つなんだけど、なんか妙に「真ん中」がある島カラン。表現が難しいが…ハンドシャワーの冷温立ちシャワーブースが二つ。カラン、シャワーともども湯量、湯温はOK、真夏なんで、水がかなりぬるいなあ…いずれにしても、かなりコンパクトサイズの銭湯っす。新しめの銭湯だけど、客筋は地元の「オッサン」系ばっかり。木造銭湯が似あいそうなオヤジばかり、新築する前から客だったんだろうなあ。

浴室へ。一槽式の小さめの槽なんだけど、この浴槽がまた変わった形。U字型の壁に張りついた感じなんで、ムーミンっつーかジェリービーンズのような形状の浴槽。今日は薬湯になっており、抹茶風呂で緑色。温度は42度くらいかな。なお、この銭湯は日曜日は朝湯もやっている模様っす。浴槽背後に2穴のジェットが4機、間隔は狭いっす。それにしても、天井が低いミニ銭湯はどうも調子が狂うなあ。

続いてサウナへ。サウナはかなり狭く3人サイズ。105度くらいなんだけど、椅子が1段なんで、低い位置になって体感温度はもっと低いだろうなあ。TV等は無し、砂時計が一つ。サウナ出たところに立ちシャワーがあるんだけど、やっぱり水がぬるいか…

上がりはフロント前でビン牛乳110円。ドリンクの揃えはそこそこ揃っているっす。ロビーにはTV、雑誌等もほどほどに置いてあるっす。っつー訳で「浴場」っつー感じのミニ銭湯っす。この構造からして、新築してあんまり経ってないはずなんだけど、どうも寂しいっすねえ、この銭湯も。帰りもバスに乗ろうとしたら、何と五千円札しかない…運転手にあっさり乗車拒否されたっす(怒)。早く1万円対応の両替機付けろ!>バス会社


(この建物も凄いよなあ・・・油面地蔵商店街にて)

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(2002年8月)