鶴の湯


(2002年11月撮影)

aqua.gif (191 バイト) 場所 東急東横線 学芸大学駅 徒歩5分

さて、ひさしぶりの東京銭湯…どこいこうかな?やっぱり東京銭湯らしいところがいいだろう、っつーわけで、学芸大学の鶴の湯へ。いかにも私鉄沿線っつー感じの学大駅を降りて徒歩5分ほど。商店街が途切れたところにあるっす。いかにも東京銭湯っつー昔ながらのつくり。入り口脇にこんもりと木がしげる。暖簾はオリジナル。

下足の鍵は松竹、戸にゴムがついてて半自動になっているのはご愛嬌。多分真夏だから冷房を効かせてるためだろうなあ。フロントぽい番台つくり。番台のお姐様は礼儀ただしそうなキッチリしたお方。

脱衣場天井は高い…まさに懐かしい東京銭湯。大型の銭湯っす。両翼に脱衣場が延びる。ロッカーの鍵はとってつけたようなシリンダ錠、洗濯機が2台、大型乾燥機もある。体重計はTANAKAのアナログ、鶴の湯屋号いり。隅にあるベッドはなんだろう…?マッサージ機でもなさそうだしなあ。この他にマッサージ機が一つ。木のガラス戸に縁側。男女の境の柱時計。う〜ん、東京銭湯。

さて浴室へ。浴室内も広い。島カランは2列取れそうだが、一列なのでカラン間隔は広い。桶は白の無地桶、意外に混んでるかもねー、客は男湯だけで15人くらいいそう。カランは銀色の八角、シャワーもステンレスでしっかりしたもの。もちろん見かけ通り、湯温、湯量ばっちり。入口近くに冷温立ちシャワー。

男女の境は既製品らしい、湖に寺社が出っ張ったようなタイル絵。天井はむろん高いが、2段ではなくゆるくアーチになっているっす。さらに壁画は…懐かしいペンキ絵。関西にはペンキ絵はないんすよね〜。早川師のもののようで、平成11年、和歌山の渓谷らしい絵。広告がちらほら。

浴槽も東京式の奥についているもの。ただし3槽あって、一番端は木の浴槽。無理すれば二人入れるサイズだが…こりゃいいわ。檜とかではないようだが、なんの木だろうか?小金井のぬくい湯にあったような木。いずれにしても、木の質感と香りはいいっす。湯温度は少しぬるめになっており、42度を切るくらい。それはそれでOKっす。

残りの二槽は、普通に座ジェット2機とバイブラ。バイブラは部分によって目の大きさを変えてあるらしく、「じゅわー」っつーのと「ボコボコ」っつーのと両方。温度は42〜43度といったところっす。

上がりはNITTOのビン入りラムネ110円。東京のラムネメーカーっていくつあるんだろ?縁側を眺めるが、残念ながら今となっては庭はあまりないようだ。で、脱衣場で休んでいると、なんとなく、壁にくっついてる扇風機が回りだす。あ、番台のお姐さん、気を効かせて手元でスイッチ入れたんだ。こんな気遣いがうれしいものっす。いずれにしても、ひさびさの東京銭湯。だからってなんてことないんだが、東京銭湯。

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(2001年7月)