千代の湯

（千鳥破風）

場所 地下鉄 新中野駅 徒歩8分

中野区中央の千代の湯にいったっす。新中野駅から徒歩8分くらい。まったくこの辺りは道がわかりにくい。住宅街の中に巨大煙突発見。建物はなかなか貫禄ある千鳥破風っす。下足の鍵はカナリア、玄関に九谷焼きのタイル絵、 絵柄はもちろん富士山っす。

番台のお姉様は愛想も良く笑顔も素敵。脱衣場天井は格子ではないけど高いっす。脱衣ロッカーの鍵はTOKYOとあるもの、他に松竹錠のロッカーもあって、こっちは縦長タイプも付いているっす。あとは板の長いす。古い体重計、現役の洗濯機が一台。

さて浴室へ。島カランは2列なので大型の銭湯っす。天井高い東京型2段。手前にサウナがあるけど、これは簡易タイプで遠赤外線系の超低音サウナ。中野区はなぜかこのタイプが設置している伝統型銭湯が多いっす。このサウナ、無料なのはいいんだけど、全然効きが弱いんで、結局使わないっす。

カランは赤青のボール型温泉マークのついたレバー、ま、ちょっと古めか。出入り口近くに冷と温の立ちシャワーそれぞれ1機づつ。そして…なんと木桶。しかも適当に使いこなされた感じの木桶群。こりゃ手入れ大変だろうなあ。シャワーがちょっと細いが、まあ湯量、湯温ともにOKっす。

で、浴槽。東京型の奥2槽式。浅風呂の方は結構大きいなあ。片方が泡、もう一方に3穴式ジェット2機。温度は42度強といったところ。水の立ちシャワーがあるので、これで水を浴びて何回かご入浴。

でもって、この銭湯の変わったところは壁画。一見、普通のペンキ絵。男湯は富士山で西伊豆からのショット、女湯は…ん？先っぽが鋭角のこれまた大きな山。なんだこりゃ？男湯は明らかに富士山だが…両方とも巨大な山というのは珍しい。ツインピークス？でもって、画風が明らかに東京西部の一般的な画風と違い、色が濃い。平成6年の作のようだが、いったい誰の絵かな？

上がりは脱衣場でビン牛乳で一服。ごくごく一般的な中野区の銭湯っす。

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（2001年4月）