クラブ浴場


(高層ビルV.S.銭湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄丸の内線中野坂上駅 徒歩3分

中野坂上のクラブ浴場にいったっす。銭湯マップには「クラブ湯」と書いてある。変な名前〜。ふと野球部員9人とかサッカー部員11人とかが、 「今日は風呂や〜」と全員でドタドタ乗り込むことを想像する。あるいは倶楽部湯?中小企業の旦那とかが「いやあ、最近景気はどうでっか?」 と談話する銭湯。なんて何の役にも立たないことを考えながら中野坂上へ。

駅を出てビックリ。この駅久々だが、なんだこりゃ〜。すっかり高層ビル群に変貌している。地図を見ると駅のすぐそば。こんなところに銭湯あるのか?と歩いてみると、ビルのちょうど真裏あたりに煙突発見!

入り口は今ひとつサエない、フツーの銭湯。銭湯マップの「設備印」もあんまりない。が、中に入るとこりゃまたなかなか広い、天井も高い伝統型銭湯。番台で親父が威勢良く「いらっしゃいっ!」お、なかなか気持ちよろしい。お釣りを出しながら「今日は寒いねえ」と話し掛けてくる。こういう、番台の親父とのどうでも良い雑談は生活のなごみっす。話題なんぞ何でもいいのだ。

脱衣場もこざっぱりと綺麗である。さて中へ…おおっ!誰も入ってないぢゃ〜ん!やた〜!かなり大き目の銭湯で、たった一人である。王様ぢゃ王様。

カランの湯はぬるい…でも客がいないからだろうなあ、としばらく出していると熱くなってくる。かなり清潔な銭湯っす。立ちシャワーが一機、余分なものはない。しかしこの銭湯、悪くないっすよ、なんとなく。

壁画は松島みたいな、小島が並んだ海の光景のペンキ絵。平成10年の作のようである。銭湯の時計っつーのは、大体ズレているところが多いのだが、ここの時計はわりと正確なのもよろしいっす。

メイン浴槽は2槽式のつながっているもの。両方ともバイブラがついている。ジェットは無し。そのかわり、大きい方の浴槽の一角が囲われていて…太陽石?の原石ゾーンになっている。なになに、湯冷めしにくく美容に良く…ついつい能書きは読んでしまうものっす。

温度は45度強。今日のような寒い日は、かなり熱く感じるが、とりあえず一息。外に出てもぽかぽか感が維持されるように、何回も出たり入ったり繰り返す。

いや本当に銭湯は健康に良いと思うっすよ。なにしろ、ユニットバスなんかと 比べて湯が大量にあるから、お湯の温度の変化がない。最近はマイナスイオンとか良く言われてるけど、やっぱりこの「湯温一定効果」っつーのがデカいんでないかと思うっす。天ぷらだって大量の油で揚げた方が美味しいしねえ。 (なんのこっちゃ?)

45度のお湯に5回くらい出入りして、かなり温まって外へ出る。さすがに喉が乾いたと三ツ矢サイダーをゴクゴク。テーブルの上にお決まりのスポーツ新聞が置いてあるので、読みながら一服。最近話題はひたすらナカタと巨人の4番、あと松坂クンばっかりだなあ。

しかしこの銭湯、どこにも銭湯の名前が書いていない。外に出て名前をよおおく探してみると、入り口の上にかなりカスれた字で「クラブ浴場」とかろうじて読める。やっぱり変な名前だよなあ。

今度

でも特集してみようか?結構おもしろそうっすね。

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(2000年2月)