松本湯


(入り口にステンドガラス)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR東中野駅北口徒歩7分

yellow.gif (192 バイト) 松本湯のホームページ

今日は朝から酒が抜けない…おかしいなあ。 昨日は渋谷->地元シモキタと、4軒ハシゴしただけだったのだが。連日呑みで疲れが溜まってるのかなあ。そうだ!二日酔いには銭湯だ!しかもサウナ付きがいいぞ。東中野の松本湯に行って見よう。

しかし銭湯マップを持っていない。たしか早稲田通りの近くだったよな。っつーわけで紀伊国屋で地図を立ち読みして確認。「銭湯」っつーカテゴリは微妙で、地図会社によって載っているのと載っていないのがあるっす。デジタルものだとMapfanは載ってたかな。

っつーわけで、黄色い電車で東中野まで行き、北口で降りて、左にアクア 東中野を眺めながらてくてく早稲田通り方面へ。早稲田通りに面する直前に「湯〜てりあ・まつもと」の大きな看板が。(ちょっと待て、「湯〜てりあ」って何や?(-_-; )ちょっと奥に入る作りだが、目立つ入り口っす。

ここは都内では屈指の大型銭湯っす。入り口からして大きい。ロビーも天井高く大きい。とりあえず入り口の自販機でサウナセット930円を買う。 バスタオルは付いているが、小タオルは無いということで、これも50円で借りる。あとはフロントで小シャンプーリンスその他。ここは「アロエなんちゃ ら」っつー、黄色とピンクのヤツっす。

(番外編)あっしのような流れの風呂者は手ぶらで行くので、どうしても この小シャンプー&リンスが必要になるっす。都内の銭湯で良くあるのは・エッセンシャルのオレンジとピンクのヤツ ・メリットの緑色 ・このアロエなんちゃらっつー、白地に黄色もしくはピンクのヤツ。 ・平べったい容器の、原色のヤツ。(玉の肌?) このあたりが多いっす。いずれも各30円。

あと、石鹸はカネボウのが多いっすね。たまに剥き出しのもあるっす。どうせすぐ紙剥いちゃうから、これでいいんだけどね。これは20円。

さて、ここのフロントに行くと…お兄さんが妙に愛想がいい。まるでマクドナルドのようである。へー、珍しい。この銭湯はHP立ててるけど、もしかして彼がやってるのかな?

今までは銭湯は生活必需品だったから「黙ってても勝手に客が来る」 っつー感じだったけど、これからは内風呂の人間を銭湯に引っ張ってこないとなるまい。となると「ヤだったら行かない」になるから、銭湯サイドも必然的にサービス業っつーのを意識せざるを得まい。なるほど、そう考えるとここの店主、進んでるなあと思ったっす。

さて脱衣所に入る。これがまた相当に広い。いやホントに広い。でも 余計なものは置いていない。真中に、ゴザ式の大椅子が二つ、灰皿が 二つ。縦長ロッカーも置いてある。

いよいよ風呂に入る。まずはサウナ行って見ようか〜。入り口すぐ脇に サウナ。正面はシャワー3機。一機はボディジェットタイプである。サウナ室は相当に大きい。10人以上軽く入れそうだ。小さいと、客が出入りするたびに室内温度が大きく変わってしまうので、これは嬉しい。

しかし、なぜかサウナと脱衣場の間がガラス窓になっている。 うむ〜、これは見る方も見られる方もあまり嬉しくないに違いない。(-_-; 採光はいいんだけどね。

サウナの脇にはもちろん水風呂。二人で目1杯っつータイプ。 この水風呂が17度くらいで、東京にしてはなかなか冷たい。最初のうちは水風呂は冷たく、サウナは熱く感じるんだけど、繰り返していくうちに、なぜか両方ともだんだんあまり感じなくなっていくんすよね。なんでだろ。

さて、洗い場はかなり広い。カランも余裕がある。天井も高い。この銭湯の形状は少し変わっている。普通は男湯女湯の境目で天井が一番高くなってるんだけど、この銭湯は逆である。 真中が低く、両端の天窓にいくにしたがって高くなっている。

メイン風呂は入り口近く。脇からお湯が噴出して、もう一方の脇へ 落ちる形になっている。もう一つの風呂コーナーは、ローリングバス、ドリームバス、 リラックスバスと銘打ってあるが、要するにジェットの噴出口の位置が違うっつーヤツっす。 しかし、なんかこのジェットの感じがとても良く効く感じがする。圧力が強いのかなあ。お湯は東京の銭湯としてはかなり温め。40度くらいかなあ。寝湯形式になっているので、思わず寝てしまいそうになる。

そして壁画だが、これは夕焼け光景に鷹なんだけど、ちょっと抽象画が入ってそうなモザイク画っす。 こっちから見る分には女湯は鳩らしきものになっている。

二日酔い解消のために、サウナ->水風呂を5回くらい繰り返す。最後の方はほとんど感覚がなくなってきて、爽快感しかない。

風呂をあがって、広々としたロビーでちょっと落ち着く。TVではなぜかゴダイゴをやっている。ありゃ〜、このタケカワユキヒデって高校の先輩なんだよなあ。太っちゃってネクタイ締めて、最初は「サラリーマンカラオケ大会中継」 かと思ったぜ。(-_-;

で、この風呂のポイント!ハリ&マッサージルームがあるっす。って脇の座敷だけど。マッサージ師のおやじがヒマそうにTVを見ている… でも、40分2800円くらいだったから、これって安いんでない?

風呂を出ると、隣にはいかにも銭湯系の呑み屋。 表には「ヤキトリ」「ホッピー」の看板が…ちょっとスキマから覗くと、カウンターにずらっとええ感じで客が呑んでいる。みんな笑っている。 相当に、相当に引力を感じるが、なにしろ「抜け人」の身。次に行ってやる〜と誓って新宿へ戻る。 途中南の方を見上げると、わが街・新宿の高層ビル街が結構間近に見える。


(隣のヤキトリ屋)

(1999年10月)


東中野の松本湯に再び行ったっす。この周辺もなかなか激戦区。さて、入り口正面はでっかい「ゆ」のマーク。大型ビル銭湯っす。下足の鍵はおしどり、玄関正面に丸いステンドガラスがあるのはなかなかっす。自販機で入浴券、サウナ 500円はこの時代ちょっと高いかな?貸しバスタオル100円、小さい方が50円っつーのは嬉しいっす。今日は閉店まで1時間もないのでサウナはなし。なお、サウナはリストバンド着用の模様っす。

さて、中にはいると大型のロビー、完全フロント形式っす。サクサクと中へ。この脱衣場がまた広めで、大きなテーブル型の椅子が2つ、灰皿。天井に巨大な扇風機が回っているっす。HOKUTOWの体重計。ロッカーの鍵はおしどり、縦長タイプのロッカーもあるのは、これから寒い時期に向けてうれしいっす。

浴室へ。広めの浴室。ビル銭湯なので、天井は基本フラットだが、センターに向けてやや逆型「へ」の字になっているっす。で、目立つのが奥の壁画。基本的に風景だが、ちょっと抽象が入っていて、鳥の形に空模様が抜けてるっす。

さて、桶を持って…おや?これは珍しい、ハドソンのモモテツ桶、基本は睦和の黄色桶っす。島カランは1列だが、奥へ細長くとってあるっす。カランは「宝」のマーク入りの赤青プラスチック丸型。シャワーは手前に回すレバー型だけど、これって関西で良く見るヤツだよなあ。おしどりの鍵といい、なんか少しこの銭湯関西入ってる?湯量、湯温度はばっちり。

さて浴槽へ。基本的に湯浴槽は2槽、イロモノ槽と丸風呂っす。まず主浴槽の丸風呂へ。半分が深くなっていて、片側から湯が流れ込む構造。で、この風呂が備長炭風呂。備長炭っつーても、入れ方がハンパではない、50キロと書いてあるっす。たしかにゴロンと大きなネトが沈んでいるっす。湯温度は42度くらい、炭臭くていい感じっす。壁の能ガキを見てると、効能も高まるぞ。この間この銭湯に来たときは備長炭はなかったなあ。

続いてイロモノ槽、寝横ジェットのローリングバス、寝バイブラのリラックスバス、座ジェットのドリームバス。各2機づつ、タイルがいい具合にへこんでいるがこれまた関西風だなあ。好調に動作中、片側から滝状に湯が流れ込み、もう一方から流れるのもなんっつーか関西風。湯温が…これがなんと40度切るぬる湯。う〜ん、スーパー銭湯。

この他2人キチキチで入れるサイズの水風呂、立ちシャワーが2機、ジュビロバス、要するにボディシャワーね、これが一機っす。それにしてもこの銭湯、ずいぶんと賑わっているなあ。

上がりは広い広いロビーでデカビタで一服。自販機にはビン牛乳やビールも置いてあるっす。あと、脇の座敷ではマッサージも。っつーわけで近代型の広くて明るい銭湯っす。


(東中野本通り共栄会)

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(2001年10月)