第三福の湯

2004年頃廃業しました。


(入り口が隠れてる)

aqua.gif (191 バイト) 場所 東武東上線 東武練馬駅 徒歩5分

用事で東武練馬まで行ったついでに、北町の第三福の湯へ。それにしても今日はみぞれの降る超寒い日。思わず一人で「なんとかしてくれ〜」と叫びたくなるっす。東武練馬から徒歩5分ほど、北一商店街からちょっと入ったところにあるっす。屋号入りの巨大煙突がそびえる。


(北一商店街)

入り口はかなり細い路地を入ったところ、隣にコインランドリー。この玄関はなんつーか、昭和中期の雰囲気バリバリだなあ。玄関入ったところに宝船のタイル絵。下足板の鍵は松竹。正面に「当店はマキで湧かした湯なので、暖かさが持続します」というようなことが書いてあるっす。さて、傘入れは…あれ?普通あるはずの傘入れがない。どこを探してもない。うむ〜珍しいな…と思いながら玄関の表に立てかけておくことにするっす。


(いわゆる一つのタイル絵)

戸を開けて脱衣場へ。当然のように番台形式。脱衣場天井は格子になっているけど、端はカーブ状に薄板?大きさとしては中規模の銭湯だなあ。KEIHOKUの相当古そうなアナログ体重計。長いす、灰皿、傍らにテーブルゲーム機。番台の上に大きなTVが載ってるんだけど…これが側が木で、ロータリーチャンネルのもの。30年以上前のものかもなー。外には池、浮き草で緑色に覆われているっす。あと、壁に石鹸箱棚…これがなかなかカラフルな様子。

ロッカーの鍵は松竹の鉄板タイプ。男女の境に広告がいくつか、敬心社が代理店になっているっす。池袋スカイ劇場の広告…当時3000円か。

さて浴室へ。おや、基本は東京型の2段だけど、ちょっと形状が違うな…最奥部が浴槽なんだけど、ここの上が低くて段になっているっす。あと、天井はやや低め。桶はケロリン赤線入り黄色、緑椅子。島カランは1列でシャワーはないっす。っつーことで窓側のシャワーのあるカランへ。出入り口近くに温のみのハンドシャワーが1つ。

カランは赤青の温泉マーク、シャワーは湯量、湯温OKなんだけど、カランの湯がちょっちぬるいなあ。客がこれまた少ない…あっしの他には後から入ってきた一人のみ。結構ヤバいよなあ。

ビジュアル系は比較的充実、まず男女の境には欧風の湖畔のモザイクタイル絵。最奥部の壁、この上部に段があるので、基本的に上下が短いのだが、その狭いスペースに早川師の富士山のペンキ絵。西伊豆からのショットで、早川師らしく波が砕け散る様子。なんと、広告スペースも一緒に使って描いてあるっす。さらにその下に熱帯魚のモザイクタイル絵

浴槽へ。基本的に深浅の2槽式。薬湯になっているようで、バスクリン色。温度は43度くらいなんだが、すっかり身体が冷えきってたんで、入る瞬間は激熱の感覚。ゆっくりと入って身体を慣らす。慣れてくると実に気色いいんだよね、寒い日の銭湯は。浅風呂サイドは湯内赤ランプが一つに2穴の座ジェットが二つ。深風呂は泡になってて、温度は…え?深風呂の方がぬるいかも?それにしても客が少ない…

上がりは時間もないのでそのまま出てきたけど、ドリンクはビン牛乳その他数種類。っつー訳でいわゆる一つの昔ながらの銭湯だが…こりゃ早めに行っておいた方がいいぞ!それにしても東武練馬も地味な駅ではあるが、昔この駅の近くの居酒屋で働いてたことをトートツに思いだした…

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

(2003年2月)