くまの湯


(駐車場付き)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄大江戸線 練馬春日町駅 徒歩8分

練馬春日町のくまの湯へ。光ヶ丘からとどっちが近いんだろうなあ。行きは練馬春日町下車、8分くらいっす。この辺りになると23区内と言えども畑がちらほら。さほど高くない建物が多いので、割と容易に煙突発見。煙突には「露天風呂くまの湯」と書いてあるっす。完全ビル銭湯、ただしマンションとか付いてはいないっす。隣はコインランドリー。で、かなり広めの駐車場がついている…10台以上止められるよなあ。と、見ているうちにまた別の車が駐車して銭湯へ。銭湯に寄りそうように、周辺に数軒店が並ぶ。周辺の店は結構古いつくりっす。かつては畑の真ん中に古い銭湯があったのかなあ。

牛乳石鹸暖簾をくぐり、中へ。下足板の鍵は松竹錠。自動ドアから中に入る。完全フロント形式、入り口に入浴券の自販機。あれ?サウナだ。銭湯マップ2000にはサウナマークが付いてなかったが…まあいいや、サウナはプラス200円の600円。さらにこれにバスタオルが付くと700円っす。サウナ券を出す と、下足鍵と引き換えに引っ掛けキーを貸してくれるっす。

フロント前はかなり広めのロビーとTVだが…おや?ロビーの真ん中に…ネギ?「100円」と書いてある。どうやらネギを販売している模様。さすが練馬の銭湯!ポカリスエットの暖簾をくぐり、脱衣場へ。

ビル銭湯ながら脱衣場の天井は高いっす。伝統銭湯に引けを取らない高さ。ロッカーの鍵は松竹、このロッカーは真ん中に「置き棚」がある、使いやすいタイプっす。熊の木彫り…亀の甲羅…真ん中には1畳の長いすと灰皿。隅に水槽があり、大きな魚が泳いでいるっす。ガラス戸の外は、かなり狭いスペースながら坪庭になっているっす。KEIHOKUのアナログ体重計。

浴槽へ。これまたビル銭湯ながら高い天井、天井はほぼフラット。ビル銭湯なんで、建物自体は殺風景だが…一番背後に、タイルに書かれたタイル絵。 これでこの銭湯の感じが一味変わってくるっす。紅葉に渓流、向こうからこっちに川が流れてくるタイプっす。この画風は結構見るなあ。浮間舟渡の「ゆの華」で見たようなタイル絵。割と最近の絵のようだが、どこが書いているんだろ。いずれにしろ、色合いが鮮やかでよろしいっす。

良く見ると、結構広い銭湯っす。浴室手前に立ちシャワーブースが3機、サウナ室入り口脇に長いす、休憩可能になっているっす。さらに冷水風呂。桶はケロリン。島カランは2列で1列は片側のみだけど、カラン間隔はゆったりと取ってあるっす。カランは茶色の6角、シャワーともども湯量、湯温ばっちりっす。

さて、まずはウリの露天に行ってみるか。脇から露天に出るようになっているっす。戸を開けると…おおっ!これはなかなか素晴らしい。完全オープンタイプの広めの岩風呂。脇に風情ある小庭があり、湯が滝になって落ちてきている。湯温は42度っつーところかなあ。で、この浴槽の底が、浅い部分から深い部分へゆるやかに傾斜しているっす。浅い方に入って、身体を横たえると、ああ極楽極楽。たまらん。

続いてサウナへ。なお、この銭湯は営業は23時までだけどサウナは22時30分までっす。結構広めの明るいサウナ、7,8人入れるか?サンエンジニアリングの「コンフォートサウナ」で、湿度を加えて温度を下げている、とあるけど90度はある模様。12分計。TVがないので、秒針の進むのをじっと眺める。

サウナを出たら冷水風呂。この水風呂が結構広いっす。一応、岩風呂風になっており、泡が少し出ているっす。温度は20度っつーところかなあ。

続いて主浴槽。基本的に浅深の2槽式なんだが、この主浴槽、かなり広いよ。浅風呂はバイブラになってて、深風呂がジェット2機。さらに嬉しいことに、今日はオレンジ色の漢方薬湯。が、温度が結構ぬるいなあ。42度弱っつーあたりか?

露天が素晴らしいので、何回か露天へ。あっしが肩まで入って放心してると、親父が入ってきて、

「いや〜、あっちの風呂、ぬるくてねえ、こっちの方がまだ熱いよ」
「これでもぬるいくらいだよねえ」
「まったくだ、いつもはもうちょっと熱いんだが…客が少ない日は埋めるヤツがいるんだよなあ」
「客が少ないと埋めやすいだろうなあ」
「今日はちょっと寒いから、熱い湯にさっと入りたいんだがなあ」

と、お互い「熱湯派」を確かめあってひとしきり会話。この感じは、農民系のオッサンかなあ。

それでも水風呂もあるので、たっぷりと風呂に入って大満足。上がりはロビーでビンのブルガリア。その他牛乳やコーヒー、結構種類は多いっす。自販機も二つあって、片方にはビールも入れてあるっす。あとは旧型のマッサージ機。

帰りは光ヶ丘へ行ってみる…こっちだと徒歩10分かなあ。それにしても光ヶ丘、巨大高層マンションが立ち並ぶ人口都市。みんなポリ風呂ばっかり入ってないで、たまには銭湯行けよーって、この辺りだとスー銭の「おふろの王様」の方にいっちゃうんだろうなあ。


(光が丘、巨大マンション群)

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(2002年4月)