かもめ湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 京浜急行 穴守稲荷駅 徒歩6分

羽田からの帰りは…やっぱり一湯。穴守稲荷のかもめ湯へ。ここは不定休になっているっす。銭湯は行きにくい場所や、こうした不定休のところから先に行くのが鉄則…かりに開いてなくても、近くの開いてるところに代わりにいけるもんね。

さて、穴守稲荷から南へ6分ほど。途中、栄湯の近くに、前に一回いったことのある「あさりラーメン」の店があったことを思いだしたっす。やってるかな…あったあった。早速あさりラーメン700円を賞味、これまた旨い。羽田であさりラーメン、っつーあたりがいいっすよね。


(あさりラーメンの「慶」)

で、羽田の細く分かりにくい道を歩いていくと、煙突発見。これまた細い路地のなかにかもめ湯。入り口の見かけは結構地味な銭湯っす。下足板の鍵は松竹、自動ドアを入ると完全フロント形式。フロント前にロビー、これは元々番台だった銭湯を改装した感じっすね。フロントの親父の声が、これまたハキハキとしたいかにも東京風。うむ〜、東京に帰ってきた実感。

最近流行っている、ポカリスエットの暖簾をくぐって脱衣場へ。天井は格子ではないけど高いっす。外に洗濯機が2台、まだ現役っぽいっす。ロッカーの鍵はTOKYOとある古いのと、取りつけたシリンダ錠のが混じるっす。YAMATOのアナログ体重計。あと…おや、珍しい、SANYOブランドの旧式マッサージ機。脱衣場から見てみると、改装で浴室をぐっと脱衣場方面に拡張したのが分かるっす。男女の境には大きな「大入り」の額。

浴室へ。古い銭湯かと思ったら、意外となかなかの銭湯。桶はケロリン黄色。島カランは1列っす。カランは銀色の5角のWaguriのものっす。湯量、湯温OK。天井高い東京銭湯形状なんだけど、ちょっと変わってて、内側に完全に張られてて、木が全然見えないっす。あと湯気抜き部分の窓が広いっす。

あとは目に入るのはタイル絵っすね。浴槽背後は欧風の山と街のタイル絵。で、男女の境が…これまた珍しい。ライオンにトラ、ワニに象に…ピューマ? なんと、猛獣のモザイクタイル絵。こりゃ珍しいなあ、子供向けっちゃ子供向けだけど写実的な絵。ところでモザイクタイル絵って、考えてみたらコンピュータのグラフィックスと原理は同じっすねえ…

さて、どこから入ろうかな…まずは薬湯だ!二人くらい入れそうな薬湯槽が一つ、この薬湯が素晴らしい。那須温泉の湯っつーことだが、本当に効能がありそうな真っ白な湯、泡も濁っていて、そこらの白濁入浴剤とはちょっと違う感じ。メンテが大変だろうなあ。温度は43度くらいっす。まあ、温度計は46度以上を指しているが…気にいって長めに入るっす。

続いてサウナへ。ここな何と、スチームサウナが無料!5人くらい入れるスチームだが、温度は50度強…っつーことは、スチームとしてはちょっと熱めなんすよね。5分計の砂時計が一つ設置。熱さがなかなかたまらんっす。それにしても、羽田はみんなスチーム無料っすねえ。すばらしい。スチームの後は水風呂。一人サイズの小さな槽だけど、あるだけ嬉しいっす。水は流しっぱなしになってるので、この季節だとかなり冷たいっす。あと、立ちシャワーブースはなんと3つもついているっす。

後は主浴槽。2槽あって、深い方が泡。温度は43〜44度くらいっす。さらに浅風呂の方は手前にぐっと出てて、ショルダーマッサージ1機、これがなんとショルダーの他に背中ジェットもついてるっす。あと、7点式の座ジェットが一機、水枕付きっす。その他、横の壁から3穴の座ジェットも噴出中。

っつーわけで、かなりバリエーションのある風呂だったので、ついつい1時間以上入ってしまったなあ…上がりはフロント前のロビーでパックのヨーグルトドリンク、ソフトドリンクの揃えもなかなかっす。あと、ここのソファはなかなかふっくらして絶品。ロビーの壁の壁画を見てると… 浅瀬から向こうに海の広がる風景画。これはもしかして、羽田の風景かな。フロントは親父から女将さんに変わっているが…「ありがとうございました」これがなんっつーか、笑顔美人。うむ〜、なんか心打つものがあるっす。っつーわけで、由布院、別府と回った直後だったが、それに引けを取らない、いい銭湯だったっす。

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(2002年2月)