森の湯

（綺麗な入り口、でも上部は破風）

場所 JR蒲田駅 徒歩3分

武蔵新田の森の湯に行ったっす。これって「むさしにった」って読むんすね。蒲田から、今や多摩川線、かつての目蒲線に乗り武蔵新田へ。しかしこの銭湯も東京で最も駅から近い銭湯の一つっす。なんと駅から7軒目。駅1分と書いてあるが、20秒っつーところだろう。周辺商店街は小さいがそこそこ貫禄があるっす。

（この蒲焼割烹っつーのは…左のそば屋もシブい）

で、この銭湯、構えがなかなか格好いい。入り口は改装してあるが、破風造。シンプルな入り口。下足の鍵は松竹錠。完全フロント形式、フロント前にはTV付きロビーとドリンク各種が販売。が、シンプルであるっす。

脱衣場へ。脱衣場も昔風の貫禄ある天井。格子。ずらりと並んだロッカー群、余計なものはないっす。で、浴室へ。

この銭湯、かなり清潔な銭湯っす。タイルとかの間もあまり黒ずんでいない。で、目に入るのは湯船背後いっぱいのナイアガラの滝のタイル絵。九谷焼。見事っす。女湯は欧風風景の模様っす。照明なんかも凝っている。タイルは綺麗。

が、シンプル。必要なもの以外はあくまでもシンプル。カラン配置が変わっていて、センターは普通なんだが、その他は横に並んでいる。近代タイプっす。桶はケロリン。カラン、シャワーともに湯の出はよろしい。が、カランの湯がじゃっかんぬるいかな？カランは8角のステンレスカラン。

さて風呂だ。なかなか立派な風呂。L字になっている2槽式、片方は…黒湯温泉！これだぜ、これ。蒲田系と比べると、じゃっかん色が薄い気がするが、それでも温泉。泡も出てるしー。しばしゆっくり入る。湯温は42度くらい。

次は白湯槽。これまたちょっと変わっている。湯船のフチは全部木で出来ている。センターに泡。隅に一つだけ、しかしながらキョーレツ噴射のジェットが一機ついている。これがなかなか強い。こっちの温度も42度くらい。しかしここの壁画っていいよなあ。ナイアガラかー、珍しい。

身体を暖めたらサウナ。ここはちゃんとした乾式サウナだが、なんと無料！凄いぞ大田区。しかもTVまでついている。広さは6人くらいのサイズ。清潔っす。水風呂は無いので立ちシャワーブースで冷水を浴びるが、これがなかなか水量が強くて気色がよいっす。しかも、別にSAN-EIの4役シャワーマシンもついている。

いやしかし、この銭湯行ってみれば分かるけど、ホントにシンプルなのよ。でも、無料のサウナと温泉！おまけに大タイル絵。必要なものは全て揃っている。 いいぞ、この銭湯。駅から近いし。なんか知らんが、妙に感銘したっす。お勧め。

（駅前。立喰そば「町人」とは笑わせてくれる…）

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（2000年11月）